トルコ旅行情報まとめ
東洋と西洋が出会う、底なしのトルコ沼へようこそ。
“Ya ben İstanbul’u alırım ya İstanbul beni!”
― Fatih Sultan Mehmet
「私がイスタンブールを制するか、イスタンブールが私を制するか。そのいずれかだ!」
メフメト2世(1451年にイスタンブールを陥落させたオスマン帝国皇帝)の言葉
太古の昔から、東洋と西洋の文明が混じりあってきたアナトリア半島。
様々な民族がこの地に残した痕跡はどれも色濃いままに健在。
「アジアでもヨーロッパでも中東でもない」
そんな特別な称号を、トルコという国に与えています。
広大な大地に生える奇岩群
ターコイズブルーの海岸線
モスクから流れるアザーン
低い机で砂糖たっぷりのチャイを嗜む人々
アジアとヨーロッパの境目に沈む夕日
トルコを訪れた旅行者は、この国が持つ底なし沼のような魅力の虜となってしまうはず。
定番の見どころの圧倒的なスケールも、誰も知らないようなローカルな町で触れる人の優しさも…
自分だけの「トルコ」を味わう旅、してみませんか。
このページは、当ブログ内に100以上あるトルコに関する記事の「もくじ」のようなものです。
気になるスポットや情報は、「詳細記事へ」のリンクからチェックしてください。
充実したトルコ旅行計画の参考になりますように!
トルコの観光エリアマップ
旅行計画前にチェック!トルコ基本情報
2022年3月3日から、トルコ国内で義務化されていた各種制限(マスクの着用、HESコードの確認及び陰性証明書の提出に関する規定)が終了となりました。
これにより、陸路/海路でのトルコ入国の場合は、ワクチン証明書/PCR検査陰性証明書等いかなる書類の提示も求められないこととなり、大幅な規制緩和となりました。
いっぽうで、空路でのトルコ入国の場合は、ワクチン接種証明もしくは入国前72時間以内のPCR検査陰性証明書の提示が引き続き必要とされています。
まだまだ状況は流動的なので、トルコ渡航前には最新の入国条件等を公的機関のサイトにて必ず確認しましょう。
トルコのビザ・滞在登録
ビザ・滞在登録
必要なし
滞在可能日数
90日間
観光目的での入国にはビザは必要なく、最大90日間の滞在が可能。
滞在登録など現地での手続きも必要ありません。
まるまる90日滞在した後は、半年(180日)の期間を空けないとトルコへの再入国はできない点にだけご注意を。
トルコ旅行に必要な日数
イスタンブールのみ
最低2日間~
定番4都市周遊
最低7日間~
イスタンブール単体での観光でも最低2日、できれば3日はほしいところ。
「トルコ四大スポット」と呼ばれる見どころを周遊するなら、7日間あればギリギリ可能。10日間あれば比較的ゆっくりできます。
広大な国土のトルコの国土では、移動をいかに効率的に済ませるかがポイントです。
トルコの物価・旅行の予算
バックパッカー旅スタイル
371TL=¥3000/日
快適旅スタイル
681TL=¥5500/日
西欧・中欧地域に比べると、トルコの物価はかなり安い方。
移動/外食/観光などめいっぱい楽しんだ日でも、3000円ほどで済んでしまいます。
いっぽうで、バルカン半島やコーカサスなど隣り合った地域から移動してきた旅行者にとっては、少々高めに感じるかもしれません。
トルコの国内移動手段
トルコは世界有数のバス大国。国内のほとんどの都市へは大型バスが運行されており、距離の割に移動費も割安。
夜行バスを利用すれば、宿泊費も浮かせることができます。
切符の買い方やスケジュールの調べ方、移動当日の流れなどは詳細記事をチェック!
トルコの治安
「トルコ」と聞くと、なんとなく治安が悪そうなイメージを持つ日本人も多いのが現状。
実際のところは、注意すべきことはあるものの問題なく旅行できる国です。
都市別の治安情報&旅行時の注意点は詳細記事をチェック!
トルコのネット規制
トルコ入国前に絶対に知っておきたいのが、ネット規制がある点。
WikipediaやBooking.com等、トルコ国内からのアクセスが遮断されているサイトもあります。
ネット規制を回避するためのTipsをまとめました。
10のタイプ別!トルコの見どころ
活気ある大都市や、アナトリア半島の大自然、オスマン帝国の伝統香る町まで…
バラエティーに富んだトルコの魅力があふれる見どころを、10のタイプ別に分けてみました。
①トルコの大都市
イスタンブール
「東洋と西洋が混じりあう町」イスタンブール。喧騒と活気に満ちたトルコ最大の都市です。
歴史が詰まった見どころの数々も、エキゾチックなバザールも、アジアとヨーロッパを隔てるボスポラス海峡の船旅も…
トルコの魅力がギュッと詰まった古都は、旅行者に郷愁と感動を常に与えてくれます。
アンカラ おすすめ!
トルコの首都・アンカラは「通過の町」なんて不名誉な呼ばれ方をされることも…
実はアンカラには魅力がいっぱい。アタテュルク廟とアナトリア文明博物館の二大スポットをはじめ、素朴な旧市街に名物グルメに…と、底無し。
通過なんてもったいない!ゆっくり滞在するのがおすすめ。
イズミル
トルコ第三の都市・イズミルは、エーゲ海を望む風光明媚な大都市。
ごちゃっとした市場や気さくな人々、名物グルメの数々など…そこはかとないコテコテ感が漂う「トルコの大阪」のような町です。
②トルコの絶景・奇景
カッパドキア 世界遺産
広大な大地に奇岩が連なるカッパドキアは、トルコ旅行のハイライト。
洞窟住居や地下都市、ハイキングや名物グルメまで、その魅力は底なし。
名物の気球がふわりと空に上っていく早朝も、大地が赤く染まる夕方も、感動の瞬間が旅行者を待っています。
パムッカレ 世界遺産
真っ白な石灰棚に溜まったブルーの温泉水…神秘的な光景が世界的に有名な、トルコを代表する観光地がパムッカレ。
見るだけでなく、実際に石灰棚を登って温泉水に入ることも可能。
五感で楽しめる世界遺産はトルコ旅行のハイライトの一つです。
カヤキョイ
およそ百年前に住民が全員いなくなったカヤキョイは、丘陵地帯にかつての民家が所狭しと並ぶ、現実離れした光景が広がるゴースト・ビレッジ。
朽ちた建物と緑の山々のコントラストは、どこか異世界のようで不気味な雰囲気。
地中海沿岸エリアを旅するなら、ぜひ訪れたい場所です。
③オスマン帝国時代の町並み
シリンジェ
セルチュク近郊の丘陵地帯にある、オスマン帝国時代の雰囲気をそのままに残すシリンジェ村。
伝統的な家々が連なる路地を歩くとタイムスリップしたかのような気分に。古くからワインの産地としても有名で、トルコでは珍しく試飲も可能です。
サフランボル 世界遺産
オスマン帝国時代の町並みがそのまま残る世界遺産の町は、可愛らしい雰囲気が旅行者に大人気。
石畳の町を当てもなく散策していると、モスクから響くアザーン…伝統家屋を改装した宿での宿泊も楽しみです!
トカット おすすめ!
古き良きオスマン帝国時代の町並みがそのまま残るトカットは、町全体にレトロな風景が残っています。
観光客向けに整備されていない素朴な雰囲気の町は居心地抜群。人の温かさも印象的です。
④トルコの城塞
アンカラ城 おすすめ!
アンカラの町を見渡すアンカラ城塞は、一国の首都のど真ん中にあるとは信じられないほどにローカルな雰囲気が残るエリア。
オスマン帝国時代の民家が連なる城塞敷地内は、アンカラ観光の隠れたハイライトです。
ルメリ・ヒサル
1451年にオスマン帝国領となったイスタンブール。その郊外に佇む巨大な城塞は、当時の大帝国の強大な力が感じられる場所。
ボスポラス海峡を一望する石造りの城塞は、激動の歴史を今に伝える存在です。
アマスラ城塞 おすすめ!
「黒海の宝石」そのままの美しい風景が見られるアマスラは、トルコ国内でも穴場中の穴場。
木造家屋が連なる半島状の町は全部どこでも絶景スポット。観光というよりも、潮風を感じながらのんびりと滞在したい素敵な町です。
⑤トルコのモスク・宗教建築
アヤ・ソフィア聖堂 世界遺産
(イスタンブール)
もともとはキリスト教の聖堂として建造されたアヤ・ソフィアは、近年モスクとして利用されることが決定されました。
内部はキリスト教美術とイスラム教美術が見事に融合した空間。昔も今もイスタンブールを象徴する存在です。
ルミの霊廟
(コンヤ)
イスラム教の神秘主義が息づくコンヤは、「祈りの町」らしい凛とした空気に町全体が覆われているよう。
神秘主義の生みの親が眠る聖地は、日本では「回転の舞」として有名なセマー儀式の博物館としての一面も。
コンヤ限定の名物グルメをはしごするのも楽しみです!
ムラトの聖地 おすすめ!
(ブルサ)
「オスマン帝国始まりの地」である古都・ブルサ。大帝国の礎を築いたスルタンたちが眠るムラトの聖地は必見です。
オスマン帝国初期の建築様式や美術が多く見られ、他の地域とは異なったトルコの新たな一面が感じられるはず。
⑥トルコのビーチリゾート
アンタルヤ おすすめ!
地中海沿いきっての大都市・アンタルヤは、このエリアの観光・滞在の拠点。
真っ青な地中海を背景にしたオスマン帝国調の旧市街はとても美しく、ビーチがすぐそばにあるのも◎ のんびり滞在したくなる不思議な魅力があります。
ボドルム おすすめ!
真っ白な町並みとカラフルなドアや窓枠、キラキラと輝くエーゲ海…もはやギリシャの町にしか見えないボドルムですが、正真正銘トルコです。
気取らないリゾート地といった雰囲気が素敵で、素朴な風景が残っているのも◎
格安ホステルもあるので、一人旅でも問題なくエーゲ海リゾートを満喫できます。
オルデニス
地中海沿いの小さなビーチタウンは、夏場はトルコでも有数のパーティーリゾートとなる町。
オフシーズンは静まり返っていて、大自然が作り出した絶景と地中海ビーチを心ゆくまで楽しめます。パラグライディングの聖地としても有名なので、勇気がある人は挑戦してみては?
⑦トルコの古代遺跡
ヒエラポリス 世界遺産
パムッカレとともに世界遺産を構成する古代遺跡ヒエラポリスは、見ごたえ・保存状態ともにトルコでも指折り。
圧巻の円形劇場や古代の商店街の跡など遺跡自体の素晴らしさはもちろんのこと。古代遺跡の跡に溜まった温泉で入浴と、ここだけの体験も!
エフェソス 世界遺産
二千年前の古代ギリシャ時代の町がそのまま残されたエフェソス遺跡は、エーゲ海沿岸エリアで文句なしの観光ハイライト。
数々の伝説的なエピソードが伝えられる遺跡は圧巻の見ごたえ。歴史や敷地内の建造物に関する知識を持ったうえで訪問するのがベストです!
トロイ 世界遺産
神話だとされていた「トロイの木馬」が実際に使用されたのが、ここトロイでした。
気の遠くなるほどに大昔の人々の生活の跡がそのままに残された遺跡。
古代史好きや遺跡好きな旅行者なら絶対に訪れたいスポットです。
⑧セルジューク朝時代の建造物
カイセリ おすすめ!
コンヤと並び「トルコで最も信仰心が深い町」と言われるカイセリは、セルジューク朝時代の建造物が残る重厚な町並み。
カッパドキアからすぐそばでここまで雰囲気が変わることに、トルコの奥深さを感じます。
アマスヤ おすすめ!
二千年前の岩窟墳墓に抱かれるようにオスマン帝国調の民家が連なるアマスヤは、トルコ有数の美しい町。
セルジューク朝時代の医学に焦点を当てたディープな博物館も必見です。
シヴァス
セルジューク朝時代には学問の中心地として栄えたシヴァスは、広大なアナトリア半島東部への玄関口となる町。
見事な装飾が施されたモスクやマドラサが点在する中心街は、トルコの他の町とは大きく異なる雰囲気です。
⑨トルコのハイキングコース
ローズバレー おすすめ!
カッパドキアの大地をハイキングするなら、最もおすすめしたいのがローズバレー。
ピンク色の奇岩が連なる風景の中を歩いていると、世界に自分一人になってしまったような感覚になるかも。
難易度は低めなので、初心者でも気軽に挑戦できます。
リュキアの道 おすすめ!
アンタルヤ~フェティエの海岸沿い500kmにもわたるトレッキングコースは、かつてこの地域を支配したリュキア人にちなんだ名前がつけられました。
極上の自然風景に文化の痕跡がいくつも残る「世界一美しい道」。トルコ観光の真のハイライトとなる見どころがいっぱいの超穴場です!
ラブバレー
カッパドキアの中でも比較的最近まで知られていなかった穴場がラブバレー。キノコ型の巨大な奇岩がいくつも並ぶダイナミックな風景をハイキング…すごくおすすめです!
「ラブバレー」の名前の由来が知りたい人は、ぜひ詳細記事へ!
⑩トルコののんびり滞在向きな町
エスキシェヒル
「トルコで最も自由な町」と称されるエスキシェヒル。週末になるとナイトライフを楽しむためにやって来るイスタンブールっ子もいるのだとか。
伝統的な町並みも、運河沿いの中心街も素敵。トルコでも髄一の開放的な雰囲気です。
カラハユット
パムッカレエリアの滞在先におすすめの小さな村は、なんと村全体に温泉が引かれている日本人歓喜の場所。
硫黄の香りも温度も湯ざわりも文句なしの名湯。観光地化が進んでいないため、ローカルな雰囲気が残っているのも魅力的です。
エイルディル
「トルコの湖水地方」と称されるエリアのエイルディルは、半島状の不思議な地形にひらけた絶景が望める田舎町。
湖畔の素朴な雰囲気の中で暮らす人々の優しさも印象的。「何もしないことを楽しむ」ためにはベストな滞在先です!
トルコの食文化
トルコ旅行の楽しみの一つと言えば、世界三大料理としても知られるトルコ料理。
手軽に食べられるファストフードから、絶品のグリル料理や手がかかった煮込み料理、伝統のスイーツまで…
あっさりとした味付けは、日本人の味覚にも抜群に合います。
定番トルコ料理
キョフテ
トルコのミートボールといえば、キョフテ。
炭火でグリルされて提供されるのが基本ですが、地域によって味付けや調理法が異なるのも面白い料理です。
口の中にじゅわりと広がる肉汁とスパイスの風味は、一度食べたら病みつきに。
ギョズレメ
トルコ全土で愛されるギョズレメは、薄い生地に具を挟んだパンケーキ。
肉や野菜など具の種類は豊富。甘い具は入らないのが基本です。
女性たちが見事な手つきで生地を伸ばす光景もトルコの風物詩の一つ。
マントゥ
トルコの水餃子といえば、マントゥ。
一般的な餃子に比べるととても小さいのが特徴で、牛ひき肉がたっぷりと詰まっています。
ヨーグルトやスパイスをかけていただくのがトルコ流。一見不思議な組み合わせですが、食べてみるとその相性にびっくり!
ご当地グルメ・郷土料理
サバサンド
(イスタンブール)
イスタンブール名物として世界的な知名度を誇るサバサンド。
香ばしいサバの香りは、日本が懐かしくなる味です。
お店によって大きくクオリティーが異なるので、美味しいサバサンドの店は絶対に知っておくべき!
壺ケバブ
(カッパドキア)
カッパドキアの名物グルメと言えば、冬季の器で肉や野菜を蒸し焼きにした壺ケバブ。
陶器の産地として名高い地域ならではの調理法です。
店によっては火がついた状態のままで提供してくれる所もあり、視覚でも味覚でも楽しめる一品です。
ピヤズ
(アンタルヤ)
地中海沿岸のアンタルヤの名物と言えば、ゴマのペーストと豆の冷製スープ料理・ピヤズ。
暑い地域だけあって、サラリと食べられるあっさりした風味が特徴的。名産のオリーブオイルもたっぷりと使われています。
太陽の恵みを味覚で感じられる絶品料理。アンタルヤ滞在中にはぜひ!
スイーツ・飲み物
バクラヴァ
オスマン帝国時代からの伝統スイーツの代表格が、ヴァクラヴァ。
パイ生地にナッツを挟んだものを数層重ね、糖蜜をたっぷりと染み込ませたものです。
一口かじると、サクッ&じゅわぁの渋滞。チャイのお供にぴったりです!
キュネフェ
トルコ南部の名物・キュネフェは、チーズがたっぷりと入った甘いパイのようなお菓子。
キュネフェの専門店も多くあり、出来たてアツアツは昇天級の絶品です。
甘さも控えめなので、万人受けするスイーツだと思います。
チャイ
トルコの人々のライフスタイルと切っても切れないのがチャイ。
濃い目に煮出した紅茶を専用のチャイグラスに注ぎ、砂糖をたっぷりと入れてクイっと飲むのがトルコ流。
チャイハネと呼ばれる専門店がどこの町にもあるので、いつでも気軽に飲めるのも◎
トルコのレストランの種類
中級レストラン
ある程度の都市や観光地であれば、小奇麗なレストランも簡単に見つかります。
価格帯はピンキリですが、「ちょっとお洒落して行く場所」といった感じ。
中級以上のレストランではアルコールを提供するお店がある点も◎
ロカンタ(食堂)
トルコの大衆食堂は「ロカンタ」と呼ばれ、ランチからディナーまで地元の人々で賑わっています。
並んだ料理から指差し注文ができるので旅行者でも簡単に利用可能。
家庭的な煮込み料理などが味わえます!
屋台
ストリートフード天国であるトルコでは、手軽に&格安で食事ができる屋台文化も発達しています。
屋台だからと言ってあなどることなかれ。トルコの屋台は総じてレベルが高く、競争が激しいため、美味しくて安いお店だけが生き残れるのです。
トルコをもっと理解する
トルコを旅するなら、ただ有名スポットの写真を撮るだけで満足するのはナンセンス。
古くから東洋と西洋の文化が混じり合った結晶であるトルコの伝統文化にも触れてみたいものです。
また、あいさつレベルのトルコ語やトルコの歴史を少しでも知っておくことで、この奥深い国に対する理解がより深まるはず。
地元の人とのちょっとしたコミュニケーションのきっかけになるかもしれません!
トルコの伝統文化
セマー儀式
イスラム教神秘主義の伝統的な儀式が「回転の舞」としても知られるセマー儀式。
音楽に合わせて目を閉じ、神との一体化を目指して一心不乱にくるくると旋回する、白装束の男性たち。幻想的な雰囲気に圧倒されます。
ハマム
オスマン帝国時代からの伝統的なトルコ風呂が、ハマム。
観光客向けのおしゃれスパのようなハマムも良いですが、せっかくならローカルに愛されるハマムに挑戦するのもおすすめ。ディープな体験となるはずです!
カルチャーショック
アジアでもヨーロッパでもない…そんな独特の文化が息づくのがトルコと言う国。
日本からやって来ると、「なんで?」と驚くような習慣や場面に遭遇するはず。良い面も悪い面も含めて、異文化を味わうのが良いでしょう。
旅のトルコ語
こんにちは
Merhaba
メルハバ
一日中いつでも使える便利なあいさつが「メルハバ」。
こちらからあいさつをすると、にっこりと「メルハバ」と返してくれる人も多いです。
ありがとう
Teşekkür ederim
テシェッキュレデリム
トルコ語の「ありがとう」は、長くて覚えにくいのが難点。
短くてややカジュアルな”teşekkürler”(テシェッキュレール)もよく使われます。
~をください
Lütfen
ルトゥフェン
商店やレストランで何かを指差し注文するときに便利な表現。
“bunu”(ブヌ=これ)をつければ「ブヌ ルトゥフェン(これください)」と立派な会話にも!
トルコの歴史
古代
現在のトルコの国土の大部分を占めるアナトリア半島は、太古の昔から人類が文明を発展させてきた地。
楔形文字が使われたウラルトゥ帝国や、世界で初めて鉄器を製造したヒッタイトなど…数千年前の人類の足跡が現在にも息づいているのです。
キリスト教圏~オスマン帝国
トルコ=オスマン帝国というイメージが先行してしまいますが、それはこの国の長い歴史の一部分にすぎません。
もともとはキリスト教圏であったトルコ。中世のイスラム教への移り変わりの流れを知れば、旅をより深く楽しめるはずです。
近代・現代
オスマン帝国崩壊から現在まで続くトルコ共和国。その始まりは一筋縄ではいかないものでした。
トルコ建国の父が眠るアンカラのアタテュルク廟には激動の近代史を今に伝えるミュージアムが併設されており必見です。
トルコ旅行のプランニングのコツ&周遊モデルルート
トルコ周遊旅行の必要日数
初めてのトルコ周遊旅行なら、四大スポットは必ず訪れたいもの。
しかしながらトルコは面積が大きい国なので、各都市間の移動にはどうしても時間がかかります。
・3日間以下:イスタンブール1都市滞在
・4日間~6日間:イスタンブール + 他1~2都市
・7日間:イスタンブール + 他2~3都市(=四大スポット制覇!)
つまり、四大スポット制覇のために必要な最低日数はズバリ7日間(現地滞在6日間)。
これはかなりギュウギュウに詰め込んだ日程&夜行バスを駆使して移動した場合なので、正直かなりしんどいかと…
7日間での四大スポット制覇は、個人だと確実に「修行」となるので、ツアー等に参加した方が良いと思います。
トルコ四大スポットを、個人である程度のんびりと周遊したい場合は、最低でも10日間ほど欲しいところです。
・6日間以下の日数:個人での四大スポット制覇は無理→どこかを削る or ツアーに参加
・7日間~10日間の日数:個人でも四大スポット制覇が可能
・10日間以上の日数:四大スポット + 他都市や穴場スポットなどへ立ち寄るプランも可能
こんな感じで、四大スポット観光を軸に日数によって肉づけをしていくのがトルコ周遊旅行のプランニングの基本。
おおまかな日程を組んでから、各都市間の移動手段や宿泊先の検討に進むのが鉄則です!
四大スポット制覇!トルコ周遊旅行のモデルプラン
「どうしても1週間しか日程がとれないけど、トルコの四大スポットを周遊したい!」という人向けの、トルコ周遊旅行7泊8日(現地滞在6日間)のモデルプランがこちらです。
・イスタンブール:3日間
・カッパドキア:2日間
・パムッカレ:半日
・エフェソス:半日
各都市間の移動に夜行バスを利用することで、効率的に移動することができますが、正直相当しんどいと思います。
こちらはあくまでも限りなく詰め込みまくったモデルプランと考えておいて、実際は10日間ほどの日程でゆっくりと周遊するのがおすすめ。
10日間以上の日程がとれる場合は、四大スポット以外の見どころを組み込むことも可能。
このモデルプランをベースに肉付けして、自分だけのオリジナル旅行プランを立てましょう!
トルコ周遊旅行の7日間モデルプランは、詳細記事でチェックしてください。 ▼
トルコ旅をもっと便利に!
トルコのホテルは、宿泊予約サイトで予約していくのが便利!
トルコ行きの格安航空券ならエクスペディアが便利!