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ジョージアのリモートワークビザ導入で、移住ブームが終了しそうな件。

らいふすたいる × 西アジア

こんにちは!ジョージア滞在ももう8ヶ月、世界半周中ののぶよ(@taisuke5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

海外旅行が好きな人や、海外留学や長期滞在を計画していた人にとっては、何一つ良いことがない2020年。

コロナウイルスの影響で多くの国が国境を閉ざした状態であったり、入国制限を設けていたりと、「世界最強」と称される日本のパスポート一つで簡単に旅できていた時代が遠い昔のように感じてしまいます。

そんな海外大好き勢にとっては手詰まり感しかないこの状況の中で、ある明るいニュースが駆け巡りました。

それは、コーカサスの国・ジョージアが、世界95ヶ国を対象にリモートワーク・ビザという制度を新設するというもの。

95ヶ国の中には日本も含まれており、このビザを取得すればこれまでのようにジョージアへ渡航&長期滞在が可能になる!ということで、ジョージア旅行や移住を夢見ていた人たちの間では喜びの声が多く聞かれているようです。

しかしながら、のぶよ的にはこのリモートワーク・ビザ導入は、近年ブームが過熱しつつあったジョージア移住において結構な転換点となるのではないか?と感じます。

結論から言ってしまうと、これまでのように「誰でも・気軽に・限られた予算で」というジョージア移住はおそらくもう不可能になってしまうため。

今回の記事は、ジョージアのリモートワーク・ビザ導入によって大きく変わる可能性が高い「SNS時代初の海外移住ブームであるジョージア移住のこれから」について考えていくもの。

移住を夢見ている人や移住者を呼び込もうと躍起になっている界隈の方々にとっては決して読んで楽しいものではありませんが、海外移住するということはそもそも多くの不条理を受け入れなければならないもの。

過熱気味だったジョージア移住ブームにも、変化の時が迫ってきているのかもしれません。

これまでのジョージア移住ブームって、どんな感じだったの?

ひとことで言うと、キラキラしたイメージだった「ジョージア移住」

一部の界隈を除けば、「ジョージア?何それ?缶コーヒー?」という認識かもしれないので、まずはここ数年の「ジョージア移住」に対する盛り上がりがどんなものだったのか簡単にご紹介しましょう。

そもそも、どうして日本からの直行便もなく、ヨーロッパでも英語圏でもなく、気候も年中温暖で過ごしやすいとは言えないこの国に注目が集まったのかというと、

・格安の物価
・寛大なビザ制度

の2点が大きな理由でした。

物価に関しては、東南アジア並みかそれ以下と言われており、とにかく格安です。

月3万円〜5万円の出費で生活(衣食住すべて含めて)できてしまうので、「コスパが良すぎる!」という話が広まっていきました。

ジョージアの物価がどれくらい安いのか、こちらの記事で解説しています。

しかしながら、ジョージア並みの物価の国など世界にはまだまだたくさんあるもの。
のぶよが訪れたヨーロッパの国だけで見ても、アルバニアやモルドバの方が物価は安いですし、アジアやアフリカ、南米にさらに安い国はあるでしょう。

そこで移住ブームをもうひと押しする要因となったのが、世界で最も寛大なビザ制度でした。

・事前のビザ申請など一切必要なく、パスポートのみで入国後最大365日間の滞在が可能
・海外旅行保険の加入が必要(実際は適当)
・365日の最大期間後は、近隣諸国に出国後再入国すれば再び365日の滞在が可能
現地就業可能

と、飛行機のチケットさえ取ってしまえば、365日のジョージア長期滞在が約束されたようなもの。

他の国で1年間滞在しようと思ったら、学生ビザや就業ビザを申請しなければならない場合がほとんどなのに対し、ジョージアではあくまでも「観光目的のビザなし渡航」で1年間の滞在が可能だったのです。

こうして、「月5万円リモートワークなどで稼げれば、ビザの心配なく1年間生活できる国」というロジックが生まれ、そのフレーズに惹かれた人たちが多くやってくるようになりました。

ジョージアの寛大なビザ制度は、なにも日本人に限ったものではありません。
EU諸国やアメリカ、オーストラリア、韓国など、主要な国の多くの国民が365日間ノービザで滞在できるため、「ノマドワーカーの天国」として様々な国から注目を集めつつありました。

ジョージアの寛大なビザ制度を利用して長期滞在や移住目的に渡航する日本人に関して特別だと感じるのは、

・はじめての海外がジョージア
・英語ゼロ

なんて人もざらにいるという点。

初めての海外でどこに行こうと個人の勝手ですが、5年前には誰一人名前すら知らなかったこの小国が選ばれるという点に、近年ジョージアという国がどれだけブームに沸いていたか想像できるのではないでしょうか。

また、「英語ゼロで海外移住なんて、本当に可能なの?」と思う人もいるのではないでしょうか。
普通に考えると、不可能に決まってます。

しかしながら、日本人の移住者コミュニティーの中に居れば、日常生活は全て日本語で済みますし、現地での生活のノウハウも日本語で情報が得られます。

かつて世界各国に移住した中国人が、現地語がゼロでも中華街の中国人ネットワークを使ってたくましく生活していたように、ここジョージアでも「リトル・ジャパン(まじでリトルですが)」のネットワークを利用して「英語ゼロでも海外移住」を実行に移した人も少なからずいたのではないでしょうか。

総じて言えることは、ジョージア移住のハードルはもの凄く低かったということ。
限られた資金しかない人や自分で海外生活をどうにかする力がない人であっても、簡単に海外移住に踏み切れる環境となってきていました。

ノリにノっていたジョージア移住ブームに物申した記事はこちら。

リモートワーク・ビザ導入で大きく変わる「ジョージア移住」

ジョージア移住ができるのは、お金があるノマド限定に…?

ここまでは2020年9月現在の「ビザなしで1年間滞在可能だったジョージア」のお話。
(正確には2020年3月以降、コロナウイルスによる国境閉鎖によって日本人のジョージアへの観光目的での入国はできないため、それ以前の話となります。)

この「1年間観光目的でビザなし滞在OK」の制度がコロナ収束後に復活するかどうかは次の項でお話するとして、ここではジョージア政府が導入予定の新しいビザ制度である「デジタル・ノマドビザ(リモートワーク・ビザ)」がどのようなものか見ていきましょう。

・180日以上365日以下の滞在が可能(満了後延長可能)
・観光で入国可能な5ヶ国以外の世界90ヶ国以上の国民が対象(日本含む)
・専用のオンラインフォームに必要事項を記入して事前申請が必要
・ジョージア国内で無制限にリモートワークで収入を得られる
PCR検査の陰性証明が必要
・ジョージア入国後、政府指定ホテルで12日間の自費隔離が必要
・滞在期間をカバーする保険の加入が必要
月$2000以上の収入があることの証明が必要(過去数ヶ月間の銀行口座や雇用証明書など)

すでに紹介した「観光目的の1年間ビザなし滞在」と比べてみると、強制PCR検査や指定ホテルでの隔離、事前にネットで申請、所得証明など多くの条件が加わるにもかかわらず、

・最大365日滞在可能
・ビザの延長可能
・就労可能

など、私たち渡航者側が得られる内容は特に変わらないことに気がつくでしょうか。

いわば、これまでは事前のビザ申請が必要なく、収入の証明やPCR検査なども全く必要がなかったため、月に5万円ほどの滞在費さえどうにかできれば誰でも自由に入国後1年間滞在できた(しかも再入国して再び1年間滞在できる)フリーダムな状況でした。

しかしリモートワーク・ビザ導入によって、「月に20万以上稼ぐ能力があって事前にビザ申請をした人だけ1年間の滞在が可能」と、入国・滞在の条件が厳しくなるわけです。

これらの条件を難なくクリアできる人にとっては、ビザ申請の手間が増えるものの問題とはならないでしょうが、そうでない人にとっては、ジョージア移住のハードルが大きく上がることとなります。

ジョージアのノービザ1年滞在はなくなる?わざわざこの時期にリモートワークビザを導入する理由

長期旅行者にとって天国のような国だったのは、過去のこととなってしまうかも。

それでは、どうしてこの時期に、これまでの「ノービザ1年間滞在可能」を厳しくしたようなビザが導入されるのでしょうか。

表向きには、「コロナウイルスを上手く抑えられている国で、安心して仕事&生活できるように」ともはやジョージア政府主導のキラキラアピールがされていますが、裏を返せば、ほとんどの国の国民はビザを申請しない限りジョージアに入国できないということになります。

これか暫定的な制度なら良いものの、果たして観光ビザ(=ビザなし)と同じような内容のビザを設けて申請条件を厳しくした後で、再び以前のような緩い制度に戻されることがあるでしょうか?

のぶよの個人的な考えでは、これまでの1年間ビザなしで滞在可能という制度は戻らず、

・観光目的のビザなし滞在は3ヶ月〜6ヶ月
・それ以上長期滞在したいなら手続きしてリモートワークビザとれ

のようになるのではないかと思います。

なぜなら、より条件が増やされたビザ制度を新設するのに、それと同じような内容で条件が緩い(というか、ほぼない)ビザなし1年間滞在制度を併用する意味がないので。

ジョージアのリモートワークビザ導入の情報が出てからは、結構好意的に捉えられていたような印象を持ちます。

「これでジョージアに行ける!」
「世界が国境を閉じている中で、これは英断!」

なんて声も聞こえてきます。

もちろん入国&滞在できる可能性があるのは素晴らしいことですが、その恩恵を受けられる人はこれまでに比べて激減することに関しては、なぜか議論が進んでいません。

ジョージア側からすれば、「他所からやってきてコロナウイルスを撒き散らかされるのはたまったものじゃないけど、外国マネーは絶対に必要…。そうだ!この機会に金払いが良くてコロナ陰性の人だけ来られるようにすればいいんだ!」
ということでしょう。

それが英断なのかどうかはわかりませんが、なかなか賢いアイディアだとは思います。

ジョージアのリモートワークビザ導入で、大きく変わること

トビリシのノマドワーカーの聖地の一つ・ファブリカ

リモートワークビザの導入によって、条件さえクリアできれば日本人であっても長期滞在が可能になりそうということで、月20万円以上のリモート収入が定期的にあるノマドの鏡のような人たちには朗報だと思います。

しかしながら、これまでの緩かったビザなし1年間滞在制度がなくなり、申請条件が厳しくなることで、これまで沸きに沸いていたジョージア移住ブームの屋台骨が歪んできます。

というのも、ジョージア移住したい人の誰もが、月20万円以上のリモート収入を定期的に得られるわけでは到底ないため。

ここからは、リモートワークビザ導入によって大きく変わる(かもしれない)ジョージア移住のアレコレを考えていきましょう。

観光ビザで働きながら長期滞在ができなくなる?

そもそも、世界中の多くの国では、収入を得ることが許されていない観光ビザ(ビザなし滞在)で、リモートワークで自国の収入を得るというのは結構グレーゾーンでもあります。
(かといって不法就労でもなく、現時点では「目を瞑ってもらっている」という感じでしょう)

だからこそ、多くの国では最大滞在可能期間が90日間とされており、少しぐらいグレーなところで外国人が利益を得たところで、その甘い蜜が吸える期間に限りがあるようにしているのです。

ノマドワーカー側も、不法滞在してまでその国に居続けて小金を得る意義はないので、滞在期間が迫る→別の国に移動して滞在と「ノマド」の本質が繰り広げられていました。

そんな世界の常識を破って、「ノービザで1年間滞在可能&就労も可能」という大胆な制度を開始したのがジョージアでした。

しかしながら、今回のリモートワークビザ導入は、いわばその常識破りな制度に幕を下ろしかねないもの。

コロナ収束後には観光目的でのジョージア入国は可能になるでしょうが、これまで通り1年間無条件&堂々と就業可能という制度が戻ってくる可能性は小さいと思います。

ジョージア移住ブームの根底を支えていたのが「寛大なビザ制度」だったので、これがリモートワークビザのように多くの条件付きの申請必須になったり、観光目的の滞在可能期間が3ヶ月までとなってしまうと、「別にジョージアという国自体に興味があるわけではないけど、安いし1年間居られるからとりあえず航空券買って行ってみよう!」というロジックは成り立たなくなり、わざわざ移住先にジョージアを選ぶメリットは大きく薄れてきます。

「とにかく一度来てみなよ!」的な軽い気持ちの移住はハードルが上がる

「ノービザでの滞在可能期間が短くなる(かもしれない)&ビザ申請には定期的な収入が必要」
となると、必然的にジョージア移住のハードルは上がります。

そうなると、すでに移住している人は「日本の生活に疲れたなら、航空券買ってジョージア来ちゃいなよ!」なんてセリフは口が裂けても言えなくなるでしょうし、移住者側も「コスパ抜群でビザの心配いらずのジョージア移住!」とは簡単に思えなくなることでしょう。

リモートワークで月20万円以上を稼ぎ続けるのは結構大変なことだと思いますし、新型コロナによって社会の仕組みが大きく変わりつつあるように、今ある定期的な収入が突然途絶えてしまう可能性だってあります。

「ビザの申請しないとジョージアに1年間居られないんだ。なーんだ、じゃあいいや、別のとこ探そ。」となるライト層だって一定数いるはず。

のぶよ的には「ジョージア移住がアツイ理由:親日国!格安でヨーロッパに住める!」とかの謎すぎるキャンペーンが無くなってくれれば、それに越したことはないのですが。

日本人が少なくなる→日本語だけで海外移住ができなくなる

月20万円以上稼ぐという条件を満たしたノマドワーカーで、わざわざビザを取ってジョージアに滞在しようという人ももちろんいるでしょう。

しかしながら、これまでのように「とにかく月5万円あればOK!みんなウェルカム」という玉石混淆状態ではなくなり、移住者の数は激減するであろうことはすでに述べた通り。

移住者の数が減るということは、これまでに形成されつつあった日本人コミュニティーが希薄になるということ。

これまでは日本人の紹介で家を借りられたり、コネでビジネスをしたり、滞在に必要な情報を得られたりしていたものが、そうではなくなるのです。

現地語や英語がゼロという状態ではもはや生きていけるわけもないので、ジョージア移住の条件は、

・月20万円以上のリモート収入
・ビザの申請をするモチベーション
日常会話レベルの外国語

と、さらに厳しくなります。

こうなると、日本人コミュニティーにどっぷり浸かって、日本と同程度の生活水準を実現したいと考える人たちにとっては、魅力が半減してしまうというもの。

反対に、月20万円以上を継続して稼げるレベルの高いノマド的な人だけが集まることにより、より洗練されたノマド大国へと変貌をとげる可能性だってあります。

むしろジョージア政府が目指すのはこちらだと思うのですが、そう上手くいくかな?というのが本音。

物価や気候面、生活水準だけを考えるなら、ジョージアよりも移住向きな国はたくさんありますし、同じような条件のリモートワーク・ビザを導入している「移住者ウェルカム政策」におけるライバル的存在の国もあります。

その一つであるエストニアはEUの一員で、リモートワーク・ビザをきっかけに長期で在住すればEUの在住権が得られる可能性もあるということで、ジョージアよりも注目される可能性が大きいと思います。

これまでのジョージア移住ブームを支えてきた「ノービザで1年間滞在&就労可能」という世界で唯一の制度がなくなってしまえば、他にも魅力的な移住制度を掲げる国の注目度が相対的に増します。

「同じようにビザ申請の手続きをしなければいけないなら、別にジョージアでなくても良いや。」という層の人が他の国に流れてしまう可能性は大きいと思います。

日本人向けビジネスが難しくなる?

現地在住の日本人が少なくなるということは、日本人向けに特化したビジネスが成り立たなくなるということ。

日本人向けの不動産や現地の人には手が届かない価格の和食レストラン、日本人向け〇〇サービスなど、現地在住の日本人以外は利用しないようなサービスやビジネスは行き詰まってしまうでしょう。

ジョージアという国はかなり保守的なお国柄で、外国の食文化や異文化体験などが現地の人に簡単に受け入れられる土地ではありません。

そもそも平均月収が3万円ほどのこの国で、わざわざ割高な外国人経営の店やサービスを利用しようとする人は限られることも理由の一つです。

在住日本人が減るということは、今日本人向けに行っているビジネスを現地人向けに切り替えなければ成り立たなくなります。
しかしながら、ビジネスの方向転換はそう簡単にはいかないもの。

これまで訪日観光客向けのインバウンドに特化した店がコロナによる観光客激減の影響を直に受けて、日本人向けに切り替えたのも後の祭り。
という話に通ずるものがあると思います。

これまで、増え続ける日本人移住者向けのサービスや、移住者を呼び込むことで利益を得ていた人たちも、その方針を転換しなければならない時が迫ってきているような気がしてなりません。

SNSが作り出した移住ブーム:そもそも海外移住とはハードルが高いもの

日本人の間で移住ブームが起こったのは、何もジョージアが初めてではありません。

歴史を遡れば満州やブラジル、近年ではタイやマレーシアなど、その時代によって「日本人移住者が多く集まる国」というのがありました。

満州やブラジルに関しては国の政策でしたが、タイやマレーシアはインターネット黎明期の2000年代にブームとなったもの。
当時はバックパッカーの放浪旅が一大トレンドだったこともあり、長期滞在の延長線上に「移住」という選択肢が自然発生的に生まれたのかもしれません。

その後しばらくは大きな海外移住ブームは落ち着いたものの、2019年から急に見られるようになったのがジョージア移住ブーム。
いわば「SNS時代の移住ブームの先駆け」といったところでしょうか。

書籍やブログなどの文字媒体とは異なり、写真メインで短文が主流のSNSでは、どうしても表面的な部分ばかりが印象に残ってしまいます。

のぶよ的には、何かに興味をもつきっかけや日々の鑑賞にはSNSは素晴らしいツールですが、そこだけの切り取られた情報を鵜呑みにするのは危険だと思います。
それを自分で咀嚼するなりさらに調べるなりできれば良いのですが、全ての人がそうではないのも現状。

ジョージアの場合は特に、物価が安いこととビザ制度が緩やかな点、ほんの一部のおしゃれな風景を切り取って「格安でヨーロッパ移住!」なんてポジティブ面だけを切り取ったような移住情報が氾濫してしまっていました。

そもそも、海外に移住するということはハードルが高くて然るべきもの
全てがポジティブで、誰もが満足できる桃源郷のような国など、この世界に一つとして存在しませんから。

言葉は通じず、文化は異なり、頼れる人はおらず、味噌汁は飲めず…
日本に居たら気がつかない差別や偏見に遭うこともあるでしょうし、全く異なる社会の中で生活の糧をどうにかして稼いでいかなければなりません。

ある国に移住するということは、学生ビザや就労ビザを申請して、数年かけてようやく居住権がもらえたりと、とにかく時間もお金も労力もかかるもの。
誰でも簡単にできるものではありません。

それを「迷ったらとりあえず移住してみよう!」「楽しくてストレスフリーなリモート生活!」「英語できなくても海外移住!」なんて言葉が踊っていた近年のジョージア移住ブームが異常だったのかもしれません。

結局、移住を決めるのは自分自身の選択です。
どんなに他人の影響を受けて決断したところで、何かあった時に誰も責任はとってくれません。
(今回のコロナが良い例ですよね)

そもそも、何の保障もなくいつ変更されるかもわからない「観光客(ビザフリー)」という状態で「移住」するというのが、結構なリスクなのかもしれません。

おわりに:これからのジョージア移住ブームの行く先

ジョージアに新たに導入されたリモートワーク・ビザによって、大きく変わると予想される移住ブームについてアレコレ考えてきました。

滞在条件が厳しくなることで、ジョージア移住の人気が下がることは仕方のないことかもしれません。

のぶよ的には、ここ数年の「ジョージアがアツイ!」という言葉が一人歩きしていた移住ブームは幕を下ろすと思います。
というのも、「ある国に長期滞在に必須なビザ要件はとても流動的である」という超基本的なのに誰も触れたがらない点を、今年のコロナウイルスの流行が明らかにしてしまったため。

せっかく移住したのに、観光客と同様のビザなしという滞在資格の場合は、何かあった時には誰も・何も保障してくれないわけです。
こんな不安定なこと、ありませんよね。

反対に、これからは本当にジョージアに興味があったり、現地に寄り添ったビジネスを始める人の割合が増えるのではないかと個人的には思います。

いずれにしても、コロナウイルスの世界的流行という状況の中で、迅速かつ厳しい対策をとることで感染者数を抑えることに成功してきたジョージア。

今回のリモートワーク・ビザ制度が成功するのか失敗に終わってしまうのかは、まだ誰にもわかりません。

しかしながら、これまでのフリーダムな滞在制度から舵を切ろうとしているのは紛れも無い事実。
この小国がどこに向かうのか、そこに集まる人々がもたらす変化も含め、これからも目が離せません。

コメント

  1. エルメス より:

    限られたお金しか持たない人はそもそも海外移住は無理ですね。日本もあまり豊でない外人を受けいれだして色々な事件が起こり始めました、コンビニに押し入り  福岡の一家4人殺人 煽り運転で暴力など勿論日本人も事件をおこしますが 自国民にはしないようなことを移民はするような気がします。メロンが安いパンが安いスイカが安い等見ていて恥ずかしいです。日本の恥を海外でさらさないで下さい。発展途上国の人たちが日本は安い国とか広めだしたら嫌ではないですか?まあ要するにお金の余裕のないひとは 無理して見栄をはってまで移住はしない事ですね、身の丈にあった生活をして下さい。