こんにちは!モンテネグロ滞在を満喫中、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
旅行者を時折悩ませるのが、国によって異なるバスや鉄道のシステム。
オンラインでチケット購入ができて運行スケジュールもかなり正確な国もあれば、時刻表なんてあってないようなもの、という国まで様々です。
今回の記事では、モンテネグロの国内移動の際に誰もが利用するであろうバスと鉄道の利用方法を解説します。
オンラインで時刻表をチェックすることもできますし、特別難しいこともないので、一度利用してしまえばすぐに勝手がわかるはずです。
モンテネグロのバス利用方法
1.オンラインで時刻表をチェック
まずは、オンラインで目的地へのバススケジュールをチェックします。
モンテネグロで最も信頼できるバス予約サイトはBus Ticket 4 Meというサイト。
地方のローカルバス路線に関しては網羅されていないものの、大きな町を結ぶ路線のバスに関してはかなり正確なスケジュールが掲載されています。
英語対応もしていて、わかりやすいのもポイント高し。
2.バスステーションでチケットを購入
上記のサイトでオンライン予約もできるのですが、基本的に避けた方が無難です。
なぜなら、当日バスステーションにて「バスステーション使用料」「荷物代」なるものを別途で払う必要があるため。
バルカン諸国共通のシステムなのですが、バス利用時はオンラインに記載された料金の他に、バスステーション使用料や荷物代がかかってきます。
国によって金額は異なりますが、モンテネグロの場合はいずれも€1(=¥122)ほど。
つまり、大きな荷物を持ってバス移動するなら、オンライン上に記載された料金+€2がかかると考えておきましょう。
というわけで、バスステーションのチケットオフィスで、行き先と時間を告げてチケットを購入します。
この時支払う金額は、チケット代にバスステーション使用料が含まれたものです。
残念ながらクレジットカード払いには対応していないことがほとんどなのでご注意を。
3.プラットホームにアクセス
購入したチケットにプラットホーム番号が記載されている場合もありますが、そうでないことがほとんど。
モンテネグロでは、バスの出発時刻やプラットホーム番号を表示する電光掲示板は存在しません。
なので、プラットホームに入場し、自分が乗るバスを探す必要があります。
とは言っても、どこのバスステーションもかなり小規模で、数台のバスが停車しているだけなことがほとんどなので簡単にバスを見つけられます。
また、乗り場には暇そうな係員が常に待機しているので、彼らに尋ねてみるのもいいでしょう。
バスの行き先の見方はとても簡単。
運転席の横に発着地が記載されたボードがあるので、それをチェックするだけです。
一番上が始発の町、一番下が終着の町で、間に表記された町は経由地です。
4.乗車
目的のバスを見つけたら、乗車します。
大きな荷物がある場合は、荷物代€1を運転手に直接支払います。
運転手はお釣りを用意していないことが多いので、できれば小銭を用意しておきましょう。
バスの座席は自由席。
エアコンも完備されているので、なかなか快適に移動できます。
モンテネグロの鉄道利用方法
モンテネグロの鉄道は、モンテネグロ国鉄によって運営されています。
乗車方法はとても簡単。
他のバルカン諸国の鉄道利用方法と同じです。
1.オンラインでタイムテーブルをチェック
まずはモンテネグロ国鉄のサイトにアクセスし、タイムテーブルをチェックしましょう。
英語にも対応しているのでわかりやすいです。
オンライン予約には対応していませんが、当日満席で乗れないということはないのでご安心を。
2.鉄道駅でチケット購入
鉄道のチケット購入は、当日で十分。
事前に買っておく必要はありません。
鉄道駅のチケットオフィスで、目的地と事前にチェックしておいた列車の時間を告げるだけです。
モンテネグロの田舎に行くと、チケット売り場がない駅がほとんど。
その場合は、直接鉄道に乗車してしまって大丈夫です。
乗務員が検札に回ってきたときに、目的地を告げて直接チケットを購入します。
料金もチケットオフィスで購入するのと変わらないので、チケットオフィスが混み合っていたり時間がない際には有効な乗車方法です。
ちなみに、モンテネグロの鉄道の料金はバスの半額以下。
バスに比べて遅いと言われる鉄道ですが、そもそも国土が小さく移動距離がそんなに長くないモンテネグロでは、気にすらほどの差ではありません。
(ただし、結構な頻度で遅れます。)
荷物代やターミナル使用料も一切かからないので、安く移動するならおすすめですよ。
3.プラットホームで列車を待つ
モンテネグロ国鉄にはプラットホーム番号という概念がなく、電光掲示板の類も一切ありません。
最大の鉄道駅であるポドゴリツァでも、どこに列車が到着するのかギリギリまでわからないほど。
とりあえず他の人々が待っている場所で待機します。
列車到着直前になるとアナウンスが入り、それに合わせて人々が我先にプラットホームと向かうので便乗しましょう。
行き先があっているか不安な人は、近くの人に尋ねてもいいでしょう。
モンテネグロの鉄道路線は西・南・北方向への三路線のみ。
その全てが乗り入れるポドゴリツァ鉄道駅でさえ、分刻みで列車が到着するわけではありません。
自分が乗る列車の時間にやってきた列車はまず正しいと考えてしまって問題ありません。
4.乗車
モンテネグロ鉄道の列車は指定席ではないため、早い者勝ちです。
コンパートメントタイプの車両は、東欧の国を彷彿とさせる雰囲気。
しばらく乗っていると、車掌さんが検札にやってくるので、チケットは失くさずに持っておきましょう。
車内にはエアコンはなく、夏場はかなり暑くなります。
また、かなりの頻度で遅れたり謎に停車したりすることも多いのがモンテネグロの鉄道。
それもこれも、格安の運賃で移動させてくれるので良しとしましょう。
おわりに
モンテネグロのバスと鉄道の利用方法を解説しました。
のぶよ的には、鉄道路線がある地域なら断然鉄道がおすすめです。
なんといっても格安な料金が魅力的ですし、バス利用時にかかるような荷物代やバスステーション使用料などのこまごました出費が抑えられるためです。
移動費をできるだけ安く抑えることは、上手に旅をする際に欠かせません。
同じ区間を移動する際にも、バスと鉄道両方の移動手段を考えてみるのが鉄則です。
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