こんにちは!世界半周中で現在はルーマニア旅行中ののぶよです。(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
「世界一美しい〇〇」という言葉に心惹かれ、こぞって訪れるのは私たち日本人だけではありません。
世界中の人がそんな情報を探して実際に訪れるのだから、良いキャッチコピーだと思います。
そんな名だたる世界一シリーズのひとつ、「世界一美しい書店」といえばどこを思い浮かべるでしょうか。
のぶよが住んでいたポルトガルのポルトにも、「世界一美しい書店」が存在します。
他にも、世界にはたくさんの「世界一美しい書店」が存在すると思うのですが、ここルーマニアの首都ブカレストにもそんな書店がひとつ。
その名も“Cărturești Carusel“。
もはや読めません(笑)
ブカレストで少しずつ有名になりつつある「世界一美しい書店」へ実際に行ってきたので、その魅力を紹介します。
Cărturești Caruselをひとことで!
・ブカレスト旧市街の中心部にあるおしゃれなブティックのような書店。
・ルーマニアらしいかわいい雑貨もたくさんあるので、お土産探しにも!
・世界一美しいかどうかは疑問。
「世界一美しい書店」に入店。まずはその美しい内装を十分に楽しむ。
旧市街のメインストリートであるリプスカニ通り (Strada Lipscani)沿いに建つ、Cărturești Carusel。
外観はちょっとしたブティックのようで、とても書店には見えません。
一歩中に入ると、白を基調とした内装を暖かな光が照らす、落ち着いた空間が広がります。
ここが書店だとはにわかには信じがたい雰囲気。
店内は地上4階、地下1階建て。
・地下部分:DVDやレコードなど、
・1階部分:雑貨
・2階/3階:書籍
・4階:カフェレストラン
となっています。おしゃれ。
緻密に計算されて設計されたであろうことが、素人目にもすぐにわかります。
階段や通路の曲線美と、白一色で統一されたモダンな内装は確かに美しいのひとこと。
店内の照明も暖色系で、落ち着いた気持ちにさせてくれます。
ルーマニア、やるじゃん!
店の外側に向かっては大きな窓、天井には透明な窓があって、自然光をめいっぱい取り入れられるようになっています。
こんな空間で本を選べるなんて…幸せ。 (実は文学部出身ののぶよ)
かわいい雑貨がいっぱいの1階
先述の通り、書店1階部分は主に雑貨コーナーになっています。
日本でもそうですが、最近のおしゃれな書店は、もはや「書店」の域を超えておしゃれな雑貨を置いていたりカフェを併設していたりしますよね。
地元の昔ながらの書店の、あの息の詰まるような空気感と静けさと本屋独特の匂いは、最近ではなかなか感じられなくなってきています。
それはいいとして。
Cărturești Caruselでは都会的で洗練されたデザインの雑貨はもちろん、ルーマニアらしい伝統的な柄がかわいい雑貨も多数置かれています。
いかがでしょうか。
女性なら心ひかれること間違いなしのかわいらしいデザイン。
あいにくのぶよは男ですし、しがないバックパッカーでしかないので素通りです。
値段も比較的抑えられているので、ちょっとしたお土産探しにはいいと思います。
一通り雑貨を見終えたら、白い螺旋階段をのぼって上の階へと行ってみましょう。
書店が書店たるゆえん。2階~3階の書籍コーナー
すでにお忘れの方もいるかもしれないので一応確認しておくと、ここは書店です。(笑)
なのでもちろんのこと、書籍を取り扱っています。
しかしながら、おしゃれさに重点が置かれているであろうこの書店では、書籍の数や種類は概して少な目です。
出来る限り本を敷き詰めて並べるよりも、一冊一冊の展示の仕方や余白となる空間を大切にしている印象。
まあどのみちルーマニア語がわからないので、本の種類が少ないことに関してはどうでもいいのが本音ではあります(笑)
少しではあるものの、英語で書かれた本も置かれていました。
バックパッカーの強い味方であるガイドブック、Lonley Planet (地球の歩き方の海外バージョンのようなもの。ものすごい情報量を誇る。)の英語版なんかもあります。
バックパッカーの鏡であるのぶよは、荷物になる上に高価なガイドブックを持ち歩くことはしません。
その国の書店で立ち読みして、これでもかと脳内にインプットする。
もちろん無料で。
それが正しいバックパッカーの姿ではないでしょうか。
4階にはおしゃれなカフェ (かなり高い)
Cărturești Caruselの最上階である4階部分は、全体がカフェになっています。
優しい照明と自然光に照らされた明るい空間で少し休憩していくのもいいでしょう。
ただし、このカフェ部分だけ物価がおかしいことになっているのでご注意を。
ルーマニア平均の3~4倍の値段でコーヒーやアルコール、サンドイッチなどの軽食が売られています。
それでも多くの人で賑わっているのがすごいところ。きっとここでお茶するのがブカレストの人たちのステータスなのではないかと密かに想像していました。
おわりに
「世界一美しい書店」の一つであるCărturești Carusel。
(誰か日本語読みを教えてください!)
のぶよ的には、「確かに美しいけど、世界一か?」といったところ。
ポルトガルのレロ書店のほうが、その栄冠に相応しいのではないかと思います。
とはいえ、およそルーマニアらしくないほどに洗練され、落ち着いた空間を見学するだけでも、足をのばしてみる価値があります。
というか、ブカレスト旧市街のど真ん中にあるので、旅行者なら誰もが一度は店先を通るはずです。
ブカレスト滞在の際は、ぜひ自分の目で、本当に世界一美しい書店なのかどうか判断してください!
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