こんにちは!ポルトガルから日本を目指す世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
旅に出てからもうすぐ2年。
ヨーロッパはほぼ全ての国を訪れ、トルコを経由して現在はコーカサスの小国・ジョージアに滞在しています。
ヨーロッパほぼ全国(リヒテンシュタインごめん)に行ったのでバックパッカースタイル旅一日の予算を色分けしてみた。
— 小山のぶよ🇵🇹世界半周中の旅する翻訳家 (@nobuyo5696) October 6, 2019
・昼はレストラン
・夜は自炊
・ホステル泊
・移動100km
・観光地1ヶ所入場
の場合。
ヨーロッパ旅へ行く方の参考となりますよう。
ポルトガルおすすめ!#世界半周 #ヨーロッパ pic.twitter.com/w0ASEIP67i
世界遺産になっているような定番スポットから「誰がこんな所に行くんだろう?」と思わせるような穴場スポットまで、とにかく色々な場所をウロウロしては記事にしてきました。
そんなのぶよが旅行・観光以外にもう一つ、情熱を注ぐものがあります。
それは、その国でしか食べられない名物グルメ。
定番とされるものから、同じ国でも限られた地域でしか食べられていないご当地グルメ的なものまで、とにかく気になったものは全て食べてきました。
そのほとんどは、異なる食文化を舌で感じられる素晴らしいものですが、もちろん失敗もあります。
今回の記事では、のぶよ的に思わず「うわっ、マズっ…」と感じてしまった各国の「激マズグルメ」にスポットライトを当てるもの。
インスタ映えするお洒落な食べ物などありません(笑)
もちろん味の好みや味覚は人それぞれ。
あくまでものぶよ的に無理だった各国のグルメ10種を紹介するものとなっています。
飯マズ王国として有名なイギリスや北欧諸国に関しては、物価が高すぎたため外食していません(笑)
「まだまだ!こんなマズいものがこの国にはある!」という方、どうぞコメントください!
臭い・生焼け・骨だらけの三重苦:サバサンド / トルコ
トルコのイスタンブールの名物として日本人の間で大人気なのが、サバサンド。
イスタンブール市内の金角湾では昔からサバがよく獲れたことから、エキメッキというトルコ風のパンにサバを挟んだサンドイッチが、手軽なファストフード感覚のグルメとしてポピュラーになりました。
金角湾沿いにはサバサンドを提供するお店がいくつもあるのですが、観光客に大人気の有名店で食べたサバサンドは、「どうしたらこんなに不味いものが作れるの?」と衝撃を受けるほどの不味さでした。
大勢の観光客に対応するために、大量のサバをあらかじめ焼いておくのが有名店。
鉄板の隅っこで数十分も保温された生温か~いサバがぬる~りとパンの間に挟まっている状態なのです。
焼き加減も生焼けでサバ独特の生臭さが漂うサンドイッチが美味しいわけもないのですが、最悪だったのが、骨が取り除かれていなかったこと。
サンドイッチなので普通にかぶりついて食べると、生臭い味と共に骨だらけの身が口の中で大暴れ。
もはや何かの罰ゲームのようです(笑)
というわけで有名店のサバサンドは激マズなのですが、ここで食べただけで「サバサンド=不味い」と判断してしまうのはもったいないです。
有名店ではない個人の屋台などでは、炭火でしっかり焼いてくれる場所もあり、細かい骨まで丁寧に取り除いてくれるプロの技が見られることも。
醤油を使って味つけしてくれるところもあり、日本人歓喜の絶品サバサンドにありつけることだってあります。
「イスタンブールでサバサンドを味わいたい!」と考えている人は、どうか知名度に騙されないで!
本当に美味しいのは、みすぼらしい佇まいの屋台でおじさんたちが丁寧に焼いてくれるサバサンドです。
無味無臭のでんぷん質:ママリガ / ルーマニア
ルーマニアで食事をすると、メインディッシュの横にちゃっかりと添えられた薄い黄色の物体に出会うことになるでしょう。
これがルーマニアの国民食であるママリガ(Mamaliga)。
日本でいうところの白米のような存在です。
どんな料理にも添えられるママリガは、トウモロコシ粉を蒸して作ったお粥のようなもの。
メインディッシュのソースをつけて食べることが前提とされているため、これ自体には味は付いていません。
のぶよ的に無理だったのが、ブルツ(Bulz)と呼ばれるルーマニア風グラタン。
ポテトやマカロニの代わりに大量のママリガを用いて、チーズやソーセージなどを乗せたもので、グラタンソースなどは使われないため、とにかく無味です。
白米だけを大量に食べるのが難しいように、ママリガも単体で食べるとなると途中で必ず嫌気がさしてしまいます。
味は普通だけどやっぱり見た目が…:カエルのフリット / フランス
とにかく何でも食べるフランス。
ウサギやカタツムリと並んで有名なのが、カエルの肉ではないでしょうか。
フランスではカエルの足の部分を揚げた「カエルのフリット」が定番の調理方法となっており、味は意外にも淡泊な鶏肉を思わせるもの。
臭みなどはなく、比較的食べやすいと思います。
しかしながら、フリットの部分から突き出した細い物体はカエルの足の骨。
見た目がやっぱり気持ち悪すぎるので、のぶよはもう二度と挑戦したくありません。
果てしない重さ:ポペツィ / モンテネグロ
バルカン半島で一番のずんぐりむっくり率を誇るモンテネグロ。
この地域の国々の料理は、とにかく肉を多用したガッツリ系なものが多いのですが、モンテネグロ料理は群を抜いてのガッツリ感&油っこさを誇ります。
そんな食文化を代表するような料理が、ポペツィ(Popeci)。
棒状にした鶏肉をハムとチーズで巻いて揚げた「肉巻き肉フライ」と言ったところで、もう重たい要素しかありません(笑)
味は想像通りのもので、果てしない油っこさと胃への負担に完全にノックアウトされました。
ただのニンニクテロ:シュクメルリ / ジョージア
最近日本でも話題になっているジョージア料理。
中でも、牛丼チェーン店で提供されたり、レトルトのソースが発売されたりと、最もスポットライトが当たっている感があるのがシュクメルリ(Chkmeruli/ ჩქმერული)ではないでしょうか。
グリルした鶏肉を、大量のニンニクと油の中に入れたトンデモな料理で、日本ではヨーグルトを用いて重たさを中和したバージョンが有名かもしれません。
ジョージアでは、このヨーグルトを入れるバージョンと入れないバージョンの2種類のシュクメルリがあり、実はオリジナルはヨーグルトなしのもの。
このオリジナル・シュクメルリ、半端ないです。
ニンニクをひと房(一片ではありません)まるまるみじん切りにして、大量の油の中に投入し、そこにグリルした鶏肉を入れて出来上がり。
とにかくギットギト。ニンニクの臭さしかありません(笑)
ニンニクと油の摂取しすぎで食後は気分が悪くなるのはもちろん、翌日になっても胃もたれ&毛穴一つ一つから放出されるニンニクの匂いに悩まされることでしょう。
なんでこんな料理が日本で人気になるのか、のぶよには全く理解ができません(笑)
もっともっと美味しいものがジョージアにはたくさんありますよ!
ぐちゃぐちゃ、べちょべちょ:ミシュ・マシュ / ブルガリア
「ブルガリア風スクランブルエッグ」のミシュ・マシュ(Mish Mash / Миш-маш)もなかなかの強敵でした。
ブルガリア語で「ごちゃ混ぜ/ぐちゃぐちゃ」という意味の名が示す通り、パプリカや玉ねぎなどの野菜と卵を混ぜたブルガリアの家庭料理です。
スクランブルエッグなのにふんわりした卵の食感は感じられず、野菜から出る水分が多すぎてべちゃっとしている見た目もさることながら、味もかなり微妙。
何となく水っぽい感じが舌に残り、野菜の旨味などもほとんど感じられません。
材料自体はシンプルなので、自分で卵焼きを作った方が美味しくできるような気がします(笑)
世界一パスタをマズく作る国:パスタ全般 / クロアチア
「ヨーロッパのパスタ」というと、野菜や魚介・肉などがふんだんに使われた、お洒落&美味しい一皿であるイメージがありますよね。
そのイメージは、クロアチアのレストランに行くと180°変わるはず。
パスタの本場・イタリアと海を隔てた場所にあるクロアチアでは、「どうしたらこんなにパスタを不味く茹でられるの?」と不思議に感じてしまうほど、クッテクテになるまで茹でられて柔らかい小麦の塊と化したパスタが提供されるのです。
また、パスタの湯切りが甘いせいなのか、茹でたお湯がソースに染み出して味がかなり薄まってしまうのも残念なポイント。
クロアチアに旅行に行くなら、とにかくパスタ類だけは避けましょう。
肉料理やパイなどは普通に美味しいです。
つかみどころのない食感:クネードリキ / チェコ
「味がしっかりついている」「食感がぬるっとしていない」ものが好みであるのぶよ。
そんなのぶよの好みと正反対を突き進む料理が、チェコのクネードリキ(Knedlíky)。
ジャガイモや小麦粉を混ぜて蒸した「蒸しパン」のようなもので、味は一切ついていないので、他の料理の付け合わせとして食べられます。
・味がついていない
・蒸されているため独特のムニっとした食感がある
ということで、のぶよの料理に対する無理ポイントを制覇してくれました(笑)
レストランの英語メニューではなぜか”Dumpling”(=餃子)と書かれていることが多く、「え、チェコ風餃子?食べたい!」と思って注文すると、期待を見事に裏切ってくれる料理です。
名前からして…:ゴミ / ジョージア
ジョージア料理からもう一つ、のぶよのNG料理を。
ゴミ(Ghomi / ღომი)と呼ばれるこの謎の物体、ジョージア西部で食されるトウモロコシ粉をふかしてドロドロさせたものに、チーズを入れたものです、
「ゴミ」という名前からしてちょっとアレなのですが(笑)
風邪をひいたときに食べるお粥の出来損ないのような食感と、トウモロコシ粉の独特の香りが混ざりあって、お世辞にも美味しいと言えるものではありませんでした。
グロさ大爆発の島グルメ:豚の血のソーセージ / ポルトガル
「日本人の口に合う!」と言われるポルトガル料理ですが、「これはちょっと…」というものもあります。
特に、ポルトガル本土から1500kmほど離れた大西洋上のアゾレス諸島には、本土とは異なる食文化が根付いていることもあり、好き嫌いがはっきり分かれそうなものも多くあります。
その一つがモルセラ(Morcela)と呼ばれる、豚の血を詰めた黒ソーセージ。
内臓系が基本的にダメなのぶよにとっては、拷問のような一品でしかありません。
炭火でグリルされることで中の血は乾燥し、カサカサとした独自の食感と鉄っぽい味わいが口いっぱいに広がる、もはやホラーの世界の一品でした(笑)
おわりに
のぶよ的に「これはちょっと…無理だ…」と感じたヨーロッパ~西アジア諸国の激マズグルメを10個紹介しました。
アジアやアフリカなど、さらにエクストリームなグルメの数々(虫とか)が存在する地域を旅する人からすると、大したことないかもしれませんね。
ヨーロッパから旅を始めたこともあり、まだまだのぶよは激マズグルメ初心者。
「世界にはこんな料理があるんだぜ…!」と自慢の一品がある方、ぜひコメントお待ちしています(笑)
コメント
クロアチアに半年間住んでましたが、Slavonski Špagete なんかは普通に美味しかったですね。一体どんな店で食べたんでしょうか笑