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海外7年目、3カ国在住の私が見た!ワーホリで失敗する人の10の特徴。

こんにちは!いつのまにか海外在住7年目、2020年は世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

1年間という期間、海外で仕事も勉強も旅行もできる魔法の制度、ワーキングホリデー(通称ワーホリ)

ネットを徘徊していると、羨ましくなるような海外生活のバラ色の体験談で溢れており、「私もワーホリで海外生活をしてみたい!」なんて感じますよね。

のぶよ個人的には、ワーキングホリデーは素晴らしい制度だと思います。
日本とは全く異なる文化、社会で生活するという経験はなかなかできることではありませんし、色々なものを吸収しやすい20代のうちに是非挑戦してみるべきだと思います。

しかしながら、すべての人が「ああ…ワーホリに来て本当に良かった!」と思っているわけではないのが事実。
中には「どうしてここで生活しているんだろう。」「日本に帰りたい…」「来なければ良かった」なんて思ってしまう人も一定数存在します。
(そしてそれが結構多い)

現在進行形で「帰りたい…」と思っている人に是非読んでほしい記事がこちら。

のぶよはフランス、カナダ、ポルトガルと3ヵ国で合計7年間生活してきたのですが、「ワーキングホリデーで失敗する(もしくは、失敗するだろうなと感じさせる)日本人」をわんさか見てきました。

今回の記事では、のぶよの実体験をもとに、ワーキングホリデーで失敗してしまう人の10の特徴を解説していきます。

これからワーキングホリデーに行こうと考えている人はそうならないように注意してほしいですし、すでに渡航済みでモヤモヤしている人も、現状を見つめなおす良い機会になるかもしれません。

ワーホリにおける三つの「失敗」

世の中には、「成功談」に焦点を当てた書籍やブログがあふれかえっています。
ワーホリに限定しても、なんだかキラキラした毎日を送っているかのように見えるSNSアカウントをよく見ますよね。

そこだけ切り取ってみると、「なんだか自分にもできそう!」と感じられますし、そうやって社会はまわっているのでしょう。

しかしながら、成功に至るまでの道のりは一本道ではありません。
その人の実力やそれまでに積み重ねてきた努力はもちろん、人との出会いやタイミングなど運が占める割合も意外と多いことも。

しかしながら、失敗に至る道のりはある程度決まっており、それはワーキングホリデーでの海外生活においても同様のことが言えます。

そもそも「ワーキングホリデーの失敗」とは何を指すのでしょうか。
人によって様々だとは思いますが、代表的な「ワーホリ失敗談」は以下の三点でしょう。

・語学力がのびない
・仕事が見つからない
・海外生活を楽しめない

ここからは、この三つのワーホリ失敗タイプ別に、のぶよが目撃した「失敗してしまった人たち」の特徴を紹介していきます。

ワーホリ失敗談:「語学力が伸びない」

ワーキングホリデーで海外で生活する際に、多くの人が目標とするのが外国語の習得でしょう。

日本に居てはなかなか外国語を使用する機会はないもの。

その言葉が話されている国で勉強したり、日常会話が現地語になることで、「1年たてばぺらぺらに話せるようになる!」と思っている人は少なくありません。

結論から言うと、たった1年間で外国語がぺらぺらになることは絶対にありません

もちろん、渡航前にある程度勉強していくなり、もともと言語能力が高かったりと個人差はあると思いますが、今全然話せない人が1年間海外で生活しただけで、外国語がぺらぺらになるというのはただの幻想です。

しかしながら、自分の努力や意識次第では、ぺらぺらとはいかないまでも、コミュニケーションに困らないくらいの現地語能力を身に着けることは1年でも可能です。

ここで紹介するのは、1年間海外で生活をしたにも関わらず日常生活レベルでのコミュニケーションができないという残念過ぎる人に共通する特徴です。

1.語学学校を日本から長期間申し込んで行く

「海外生活=語学学校に3か月通うもの」という方程式は、いったいいつから当たり前になったのでしょうか。

ワーホリや留学などを斡旋するエージェントは、「3か月くらいは語学学校に行かないとどうにもならない」といった話をしてきますが、そんなのまやかしです(笑)

実は、のぶよはある語学学校で教壇に立っていたのですが、ちらほらやってくる日本人の留学生やワーホリの中で語学力が伸びない人に限って、やたら長期間通っている傾向がありました。

個人的な推測ですが、長期間ずっと語学に対するモチベーションを保つことはとても大変で、ほとんどの人が途中でどこか気が抜けることがあると思います。

高いお金を払って意識低めに語学学校にダラダラ通うよりも、短期間(1か月とか)でできる限りのことを学ぶほうが、モチベーションを維持することができると思います。

正直な話、何の基礎もない人が現地の語学学校で一から(ABCや挨拶など)語学を勉強し始めるのは、時間とお金の無駄でしかありません。

自分で学べることは極力渡航前に身に着けて、渡航後の語学学校は少し上のクラスからスタートするのが理想的です。

また、ワーキングホリデー制度の1年間(国による)という滞在期間は、長いように見えてあっという間です。
3か月以上も語学学校に費やしてしまうと、残りはたったの9か月。

「語学学校を卒業して、語学力アップ。それから次は仕事探し…!」
なんて想像している人には、少し考えていただきたいです。

あなたが経営者だったとして、「9か月たったら居なくなる、言葉もあまり通じない外国人」をあなたは雇いたいと思うでしょうか。

実際に、海外での仕事探しはビザの残り期間が長ければ長いほど有利です。
たった1年間だけのワーキングホリデーの期間のうちの3か月を、語学学校に費やしてしまうのはすごくもったいないと感じます。

のぶよは語学学校に通うことに対して反対しているわけではありません。
誰も知らない土地で、同じ境遇の友人をつくるには最適な場所だと思います。

語学学校は「言葉を学びながら友達を作る場所」と割り切って、できるだけ短い期間で卒業するのがベストです。

2.わからない単語をすぐ調べようとする

こちらは日本人だけでなく、外国人にも言えることなのですが、わからない単語をいちいち辞書で調べる人は、まず伸びません

調べた単語をどこかにメモしておいて、次回使えるようになっている等ならわかりますが、会話をストップしてまで単語を調べたりしたところで、どうせ定着せずにまた忘れるのがオチ。

逆に言うと、ある単語がわからなくても別の知っている単語に置き換えられたり、別の表現で説明できる人は必ず伸びます

プロの翻訳家を目指しているのでなければ、会話で使う単語なんて限られています。

むしろ大切なのは、自分が言いたいことを伝えられること。
それに次いで、相手が言っていることが理解できることです。

3.日本好きに囲まれた井の中の蛙

語学学校によっては、カルチャーエクスチェンジなどのイベントを開催しているところもあり、語学学校の生徒同士はもちろん、日本語を学んでいる現地の人と出会う機会もあります。

そこで出会った人たちとは楽しそうに現地語で会話ができているにもかかわらず、他の場面では「?」状態になっている人を見かけることも多くありました。

彼らの失敗の原因は、「井の中の蛙」だったこと。

日本語を学んでいる現地人や、日本に興味がある現地人と現地語で話すときは、相手はこちらの言語能力の低さを理解したうえで会話してくれることがほとんど。
日本人特有の発音でも理解してくれたり、こちらが分かりやすいようにゆっくりと言葉を選んで話してくれることも多いです。

また、日本に何らかの形で興味がある外国人との会話の内容の多くが「日本に関して」であることもポイント。
日本に関する話題なら、日本人なら得意であって当然でしょうし、こちらが主導権を握りやすいこともあり、さも「あ、俺結構話せてる!」と感じられます。

その自信が打ち砕かれるのが、井の中の蛙が大海へ出た時。
ネイティブはこちらが分かっていようと分かっていまいと、彼らにとっての通常営業のスピードで話してきますし、誰も日本に関する話題なんて興味がありません。

そこで自信を打ち砕かれたときにどうするのかがポイント。
日本好きに囲まれた「井」の中に戻って、大海を見ぬふりをして快適に過ごすのか、再び大海へと出るために努力するのか。

ここが、「成功」と「失敗」の分かれ道なのかもしれません。

ワーホリ失敗談:「仕事が見つからない」

ワーホリのよくある失敗談の二つ目は、なかなか仕事が見つからないということ。

せっかく現地で就労可能なワーホリビザがあるのだから、仕事をしてみたいと考える人は多いでしょう。

仕事の見つけやすさは国や都市、職種によって大きく変わるものの、なかなか仕事が見つからないという人にはやはり共通点が見られます。

4.理想が高すぎる

本当に多いのが、なんの根拠もないのに「ワーホリに行けばローカル(現地人経営の店)で働ける」という自信を持っている人たち。

もちろん、せっかく海外で生活するのだから、できる限り現地語を使いながら現地の人々に囲まれて仕事をしたいと考えるのは当然のことです。

しかしながら、「日本人経営の店(ジャパレス)なんて…」と馬鹿にしている人がかなり多いのも事実。

ワーホリの日本人に人気の町(シドニーやバンクーバーなど)では、「ローカルジョブ=えらい、ジャパレス=誰でもできる」という優劣がついているそうなのですが、のぶよ的にはどっこいどっこいです(笑)

仕事に優劣なんてありませんし、別にジャパレスでもちゃんと自分で自分のお金を稼いでるんだからいいじゃないですか。
親の援助でのほほんと語学留学している人よりも尊敬できます。

個人的には、あまりローカルジョブを理想としすぎない方がいいと思います。
こだわって探しても、期間が過ぎたら帰ってしまう外国人を雇ってくれるようなお人好しなお店は限られていますから。

仕事=現地で生活するためのお金を稼ぐ手段」と割り切って、他の部分で海外生活を満喫すればいいんじゃない?と思います。

5.そもそものリサーチ不足

今でこそ20か国近くの国に滞在できるようになったワーキングホリデー。

オーストラリアやカナダなどの定番の国では、ワーホリに行った人の経験談もたくさん見ることができますし、なにより現地での受け入れ態勢が整っています。

それはつまり、選ばなければ仕事が見つけやすいという点。

反対に、ワーキングホリデー制度が導入されてまだ日が浅い国に関しては、日本人のワーホリ経験者の体験談を聞くことはかなり難しいですし、現地での日本人ネットワークもない(→日本人経営のお店もない)ことが多いです。

例えば、近年ワーキングホリデー制度が導入されたスペインやポルトガルが良い例。
ちょっと調べればわかります。これらの国に仕事なんてないということが。

現地の若者の失業率が20%以上の国に言葉もわからない外国人がひょいと行って、一体どうやって仕事が見つかると思うのか教えてほしいくらいです。

仕事をするだけがワーキングホリデーではありませんが、最低限、渡航先に関してのリサーチは綿密に行うべきでしょう。
仕事が見つけにくい国に行くなら、自分でできる仕事を持つ、それなりに貯金していく等の工夫&準備は不可欠です。

6.そもそもの経験・スキル不足

海外での仕事探しに必要なのは、語学力、行動力、ビザの残り期間の三つです。

しかしながら、これは自分が経験がある分野の仕事探しやスキルがある場合のこと。

そうでない場合、海外でゼロから全く新しい職種に挑戦するということは並大抵のことではありません。

なぜか、「海外に行けば、何か新しい仕事ができる」と考えているお花畑な人も多いのですが、海外だろうと日本だろうと、場所が違うだけでやることは同じです。

生まれ育った日本でできないことを、どうして海外で一から始められるのでしょうか。

もちろん、ファームジョブ(農場での仕事)やレストランでのサービスなど、スキルや経験が関係ない職種もあるので、未経験であっても問題なく海外生活を送ることは可能です。

ただ、経験もスキルもないのに、「この仕事がしてみたい!」という夢物語を海外に対して抱くのは、失敗の大きな原因となります。

ワーホリ失敗談:「海外生活を満喫できない」

ワーホリ失敗談あるある、最後の一つは、「せっかく海外に居るのに、日々を満喫できない」という悩み。

語学や仕事に関する悩みに関しては、やり方を変えるなり、割り切るなりすれば何とかなることも多いのですが、この失敗談の原因はなかなか根深いのが現状です。

そもそもの考え方や習慣によるものも多いので、とにかく切り替えていくしかありません。

7.日本に帰ってからのことを考えすぎる

日本人のワーホリの人がよく抱える悩みが、「日本に帰ってからどうしよう…」というもの。

1年という海外生活を終えて、その経験を活かしてスキルアップしたいと考える人が多いのかもしれません。

結論から言うと、海外にワーホリに1年間行ったところで、なんのスキルアップにもならないと思います。

先述の通り、1年間で習得できる語学力なんてたかが知れてますし、その辺のレストランで働いたことが日本でのキャリアにとってプラスになるのかは疑問です。

ワーホリ後に語学力を活かそうと思ってもうまくいかず、ワーホリが失敗だったと感じてしまう人は意外と多いと思います。

のぶよ的には、もはや日本に帰った後のことなんて考えるだけ無駄だと思います。
(そういうわけで7年間も海外に居るので。)

ましてや、たった1年のワーホリ経験を仕事に活かそうなんて夢のまた夢。
海外生活を通して何か特別なスキルを身に着けた等なら話は別ですが、基本的には「1年間どこかぷらぷらしてた人」と思われてしまうことでしょう。

日本帰国後のことをワーホリ期間中に考えたところで、いったいどうなるというのでしょうか。
そんな時間があるなら、現地の雑誌でも読んで語学力アップに励む方が効率的だと思います。

のぶよ的には、もはや開き直ってしまうのも一つの考え方だと思います。
「1年間のんびりしていましたが、何か…?」くらいな感じで。

日本でずっと仕事をし続けた人が、1年間ワーホリでキャリアを中断した人よりも偉いなんて、馬鹿馬鹿しい考え方だと思います。

8.他人に頼りすぎる

のぶよ的に、最も失敗しやすいと感じるのが、他人に頼りすぎる人

渡航前から現地滞在中においても、自分一人では何もできない人をかなりの数見てきました。

のぶよがカナダに滞在している際、仕事についてやビザに関する相談をかなり多くの人から受けました。

のぶよは専門家でも何でもないので、正直「それくらい自分でやれよ」という感じ。
そもそもこちらがアドバイスしたところで、それがその人にとっても100%正しい方法だとは限りませんし、責任も持てません。

また、日本人が多い国や地域では、確固たる日本人コミュニティーが存在しており、日本語だけで生活が一通りできるという話も耳にします。
(特にバンクーバー)

せっかく海外にいるのに、自分の力で何もすることなくぬるま湯につかっているのって、どうなんでしょうか。
のぶよは、「日本とは勝手が違ってうまくいかないことも含めて経験」だと考えているので、日本に居ながらできることをわざわざ海外でする意味がわかりません。

また、ワーホリのビザ申請や語学学校申し込みの手続きでエージェントを通す人も、かなりの確率で失敗するように思います。

ビザの手続きなどは煩雑ですし時間もかかるものの、ネット上では山のように情報が見つけられます。
それくらい自分でやろうと思えない人に、海外生活で自分の道を切り開いていけるはずがないと思います。

9.いつも日本と繋がっている

誰もがスマートフォンを持ち、24時間どこででも繋がっていられる現代。
たとえ地球の裏側に居ようとも、日本の家族や友人と瞬時にコンタクトをとることが可能です。

しかし、せっかく海外で生活しているのに、やっていることは日本に居る時と同じだなんてもったいないです。

ワーホリでの海外生活をより実りあるものとするなら、日本とのつながりを最低限にする勇気も大切。

メッセージのやりとりを抑えたり、SNSから少し距離を置いたりといろいろな方法がありますが、一番効果的なのは、日本語を使ってネット検索しないこと。

とても簡単なことなのですが、得られる情報は格段に現地風となります。

Youtube等で動画を見る際も、日本の動画ではなく現地の動画を見るなど、とことんその国の言語、文化に浸ってみるのがおすすめです。

日本との関わりを完全に封印しろと言っているのではありません。
ちょっと疲れた時は友達に連絡したり、日本語の動画を見たりと息抜きをするのも大切です。

10.ワーホリに行くことが目標となっている

最後にして最も失敗しやすいのが、「ワーホリで海外に行くこと」で目標が終わってしまっている人

ただ海外に行って生活することだけを夢見て、具体的に現地で何がしたいのか考えていない人のことです。

ワーホリの1年間という期間は、長く見えてあっという間に過ぎてしまうもの。
「ただその国で生活したい!」だけなら、長期間の旅行と何ら変わりません。

何の目標もなしにただ1年間過ごしたところで、「語学力微妙、適当にバイト&旅行して間もなく帰国」という失敗ワーホリの出来上がりです。

私たちが考える以上に、目標を持つことは大切。
目標を持つことで、そこに至るまでにどんな努力が必要か自然と見えてきますし、それを叶えるための行動がしやすいと思います。

おわりに:「一年間楽しかった!」が正解

ワーキングホリデーで失敗する人の10の特徴を解説してきました。

最後に言うのも何ですが、成功や失敗の形は人それぞれ。
何か目に見える形の成功がなくとも、「海外生活をして満足できた」なら、それは失敗ではありません

しかしながら、ワーホリ生活をできるだけ充実したものとするために、できることがあるのは事実。
限られた時間を無駄にしないためにも、「失敗した人」にならないように心がけましょう。

のぶよ的には、あまり色々考えすぎずに、とにかく楽しむことを目的にワーホリに行くのもアリ
帰国する際に「この1年、楽しかったなあ~」と思えたなら、それは成功です。

とは言っても、事前のリサーチや準備が海外生活の満足度を左右するのは事実なので、そこはぬかりなく!

海外生活で誰もが一度は感じる「帰りたい…」。その原因と対処法を紹介しています。

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