こんにちは!ジョージア滞在5か月目ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
最近何かと話題になっているジョージア。
格安の物価もあいまって、旅行にも長期滞在にもぴったりな国として大きな注目を集めています。
ジョージアに来た人の多くが滞在拠点とするのが、東部に位置する首都のトビリシ。
コンパクトな首都で地下鉄や路線バスなどの公共交通手段が充実しており、とても滞在しやすい町です。
初めてトビリシを訪れる人は、土地勘がなくて当たり前。
「トビリシのどのエリアに宿泊すればいいの?」
「長期滞在用にアパートを探したいんだけど、どのエリアがおすすめ?」
と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、トビリシ市内で宿泊/滞在におすすめの5つのエリアをピックアップしてみました。
・各エリアの特徴&宿泊費の相場
・メリット/デメリット
・旅行向き?/長期滞在向き?
など解説していくので、旅行者でも長期滞在者でも参考となるはずです!
トビリシ市内の宿泊/滞在5エリア
首都とはいえ、かなりこぢんまりとしたトビリシ。
市内の地下鉄は2路線のみで、それ以外のエリアへは路線バスを利用して移動することとなります。
ここでは、トビリシ市内で宿泊/滞在におすすめな5エリアを紹介していきます。
どこのエリアにどんなスタイルで滞在するかは、その人の好みや予算によって大きく変わるもの。
各エリアの良い面だけでなくネガティブ面に関しても解説しているので、自分にピッタリなエリアを考えてみてくださいね。
1.観光重視なら!:旧市街周辺
このエリアの特徴
・交通の便利さ:★★☆☆☆
・治安の良さ:★★★☆☆
・物価の安さ:★☆☆☆☆
・周辺施設の充実度:★★☆☆☆
・町並みの綺麗さ:★★★★★
旅行者向き:★★★★★
長期滞在向き:★☆☆☆☆
このエリア滞在の予算
・ホステル:12GEL(=¥420)~/日
・アパート/ホテル:30GEL(=¥1050)~/日
トビリシ観光の中心となるトビリシ旧市街エリアは、地下鉄1号線(レッドライン)リバティー・スクエア駅(Liberty square)の南側に広がります。
トビリシ旧市街エリア宿泊/滞在のメリット
トビリシを代表する風景が見られるのはもちろん、レトロ可愛い町並みも魅力的なトビリシ旧市街。
宿を出てすぐに観光スポットがあるのが最大のメリットで、トビリシの歴史的な風景の中で滞在したい旅行者にはおすすめなエリアです。
また、観光客が多く訪れるエリアということもあって、英語の通用度がかなり高いのもポイント。
言葉の問題なく、快適な滞在をしたい人には良いと思います。
トビリシ旧市街エリア宿泊/滞在のデメリット
伝統的な家を改装したゲストハウスやホステルなどがあって、一見滞在に便利そうに見える旧市街エリアですが、実はそうでもありません。
最寄りの地下鉄駅であるリバティー・スクエア駅から旧市街の中心部までは500mほど離れており、毎回往復するのはなかなか大変なもの。
また、旧市街の西側はかなりの急坂となっており、歩いて登る以外に方法がありません。
坂の上に位置する宿やアパートを予約してしまうと、食事や観光のたびに階段を上り下りしなければなりません。
観光の中心地とだけあってレストランや商店の物価はかなり高め(ジョージア的に)な観光客プライスで、生活に必要なスーパーなども少ないのもデメリットの一つ。
観光目的でない長期滞在には確実に向かないエリアです。
2.交通の利便性重視なら!:中心街エリア
このエリアの特徴
・交通の便利さ:★★★★★
・治安の良さ:★★★☆☆
・物価の安さ:★☆☆☆☆
・周辺施設の充実度:★★★☆☆
・町並みの綺麗さ:★★★☆☆
旅行者向き:★★★★★
長期滞在向き:★★★☆☆
このエリア滞在の予算
・ホステル:8GEL(=¥280)~/日
・アパート/ホテル:28GEL(=¥980)~/日
地下鉄1号線(レッドライン)のルスタヴェリ駅(Rustaveli)~リバティー・スクエア駅(Liberty square)の間のエリアは、トビリシで最も華やかなエリア。
ロシア支配時代に築かれた重厚な建物が連なるメインストリートと、裏路地に建ち並ぶおしゃれなアパートが特徴的なトビリシの中心街地区です。
トビリシ中心街エリア宿泊/滞在のメリット
地下鉄駅から近く、各方面への路線バスも多く運行されているので、トビリシ市内のどこへ行くのにも便利というアクセスの良さがトビリシ中心街エリアの最大の魅力です。
観光客も多く宿泊するエリアなので、治安面でも問題なく滞在することができるでしょう。
リバティー・スクエア駅には近代的なショッピングセンターが併設されており、地下には大型スーパーマーケットもあるのでとても便利。
短期の旅行者にも長期滞在にも最も無難なエリアかもしれません。
トビリシ中心街エリア宿泊/滞在のデメリット
旧市街エリア同様に、観光客向けのレストランやカフェが多く、相場はかなり高いのがデメリット。
しかしそれ以上に、交通の利便性やスーパー等日常生活に必要な施設の充実が際立っている印象です。
また中心街西側の住宅地エリアはかなり坂道が続く地形となっており、バスや地下鉄等も走っていないため、意外に不便。
地図だけを見て宿泊先を決めてしまうと、現地で大変な思いをしてしまうかもしれませんよ。
住むとなると家賃は少々高めになる中心街エリアですが短期滞在用のホステル等ならかなり安いところがゴロゴロ見つかります。(1泊200円とか普通にあります)
限られた日程の旅行者にも、少し家賃を多めに払ってでも中心街で快適な生活を送りたい長期滞在者にもおすすめできるエリアです。
3.生活環境重視なら!:ヴァケ地区
このエリアの特徴
・交通の便利さ:★☆☆☆☆
・治安の良さ:★★★★☆
・物価の安さ:★★☆☆☆
・周辺施設の充実度:★★★★☆
・町並みの綺麗さ:★★★☆☆
旅行者向き:★★☆☆☆
長期滞在向き:★★★★☆
このエリア滞在の予算
・ホステル:10GEL(=¥350)~/日
・アパート/ホテル:25GEL(=¥875)~/日
続いては、中心街北西部に位置するヴァケ地区(Vake)。
トビリシの中でも中間層以上が住むエリアと言われており、旧ソ連的な建物の合間をぬうようににおしゃれなカフェやレストランなどが点在している不思議な雰囲気の町並みです。
ヴァケ地区宿泊/滞在のメリット
治安がとても良く、生活に必要なスーパーマーケットやカフェ、飲食店などがかなり充実しているのがヴァケ地区のメリット。
近くには広大なヴァケ公園もあり、都会と自然が調和したライフスタイルが送れそうです。
家賃相場も旧市街や中心街に比べて安く、地元の人が貸し出している物件が多くあるため、部屋探しがスムーズにいく場合が多いのもポイントです。
ヴァケ地区宿泊/滞在のデメリット
ヴァケ地区のデメリットは、アクセスの不便さ。
地下鉄は走っておらず、路線バスしか利用できないため、結構不便を感じてしまいます。
旧市街へのアクセスには必ず乗り換えがともなってくるので、観光の拠点には向いていないエリアです。
短期の旅行者にはおすすめできませんが、良い環境でおしゃれな暮らしをしたい長期滞在者には、選択肢の一つとして考えてみるのも良いかもしれません。
4.ローカル感を味わいたいなら!:中央駅周辺
このエリアの特徴
・交通の便利さ:★★★★★
・治安の良さ:★★☆☆☆
・物価の安さ:★★★★★
・周辺施設の充実度:★★☆☆☆
・町並みの綺麗さ:★☆☆☆☆
旅行者向き:★★★☆☆
長期滞在向き:★★★★☆
このエリア滞在の予算
・ホステル:8GEL(=¥280)~/日
・アパート/ホテル:17GEL(=¥595)~/日
中心街や旧市街からクタ川を挟んだ東岸に位置するのが、ジョージア国内各地への鉄道が発着するトビリシ中央駅周辺エリア。
国内各地への移動の際にも便利ですし、中心街へは地下鉄で1本と簡単にアクセス可能です。
中央駅エリア宿泊/滞在のメリット
中心街と比べると驚くほどに雰囲気がローカルになるのが特徴的で、旧ソ連感強めな町並みはお世辞にも美しいとは言えないかもしれません。
住人もほとんどが地元のジョージア人なので、英語の通用度は格段に落ちます。
しかしながら、「観光客にお見せする用」ではない本物のトビリシの雰囲気が感じられるのがこのエリアの最大の魅力。
道端で野菜を売る露店や地元の人が通うパン屋など、中心街ではなかなか見られないローカルな暮らしにどっぷりと浸ることができます。
中央市場があるので、日々の買い物にも便利。
野菜から日用品、電化製品までなんでも格安で揃うのも嬉しい点です。
何よりも嬉しいのが、中心街エリアに比べて物価が安い点。
どのお店も観光客向けではないので、地元の人プライスで日々の食事や買い物を済ませることができます。
中央駅エリア宿泊/滞在のデメリット
このエリア最大のデメリットは、治安的に微妙な場所がある点。
中央市場のさらに北にあるスタジアム周辺がそれにあたるのですが、日が落ちると売春をする人や薬物を取引しているらしき人が集まってきて、異様な雰囲気になります。
中央駅付近に宿泊/滞在する場合はまず足を踏み入れることがないエリアですが、一応頭の片隅にでも置いておいたほうが良い情報だと思います。
また、地元の人が多く住むエリアなので、カフェや外国料理のレストランなど、ジョージア本来の文化でないようなお店や施設はかなり限られます。
カフェ通いを日課にしたい人や、おしゃれなトビリシを味わいたい人には向いていないエリアかもしれませんね。
5.生活と観光のバランス重視なら!:ニュー・トビリシ
このエリアの特徴
・交通の便利さ:★★★★☆
・治安の良さ:★★★★☆
・物価の安さ:★★☆☆☆
・周辺施設の充実度:★★★☆☆
・町並みの綺麗さ:★★★★☆
旅行者向き:★★★★☆
長期滞在向き:★★★☆☆
このエリア滞在の予算
・ホステル:11GEL(=¥385)~/日
・アパート/ホテル:25GEL(=¥875)~/日
トビリシ中央駅エリアの南側、地下鉄1号線(レッドライン)のマルジャニシュヴィリ駅(Marjanishvili)周辺は、ローカルエリアにも観光エリアにも近い立地の場所。
「ニュー・トビリシ」と呼ばれる再開発が行われた町並みが広がっていて、欧米系の長期滞在者に大人気のエリアとなっています。
ニュー・トビリシ地区宿泊/滞在のメリット
このエリア滞在の最大のメリットが、旧市街ほど観光地化されておらず、中央駅周辺ほどディープではない、程良いローカル感が味わえる点。
各国からの移住者に人気と言うこともあって、英語が通用することが多いのもポイントです。
地下鉄駅にも近いので、トビリシ市内どこへ行くにも便利なのも嬉しいですね。
生活に必要なスーパーや商店も数多く、おしゃれなカフェやレストランも目白押し。
家賃も比較的安く、格安ホステルも中心街に負けないほどにあるので、短期の旅行者にも長期滞在者にもおすすめできるバランスのとれたエリアだと言えます。
ニュー・トビリシ地区宿泊/滞在のデメリット
このエリアのデメリットを挙げるなら、ローカルエリアに比べると外国人向けの少々高めな物価である点でしょうか。
ニュー・トビリシと呼ばれるおしゃれストリートのカフェやレストランは、一般的なお店に比べるとかなり高めな値段設定だと思います。
また、もともとはローカルエリアだった場所が再開発されて外国人が多く集まるようになったという特性上、他エリアに比べて「ローカル/移住者」という棲み分けが曖昧な感じを受けます。
騒音や文化の違いなどによって、地元の人が迷惑に感じてしまい外国人をよく思わない人も一定数いるという話も耳にします。
ニュー・トビリシの宿/アパートを見る!(Booking.com)
おわりに
トビリシでの宿泊/長期滞在を考える際に大切な、市内の5エリアについて紹介してきました。
・観光目的の短期滞在
・おしゃれな町並みでの快適な長期滞在
・地元の人に交じってのローカルな長期滞在
など、それぞれのトビリシ滞在スタイルに合ったエリアが見つかったのではないでしょうか。
ジョージア長期滞在/移住者向けに、現地でのアパートや物件を見つけるコツや注意点を解説した記事も書いているので、こちらも合わせてお読みください!
トビリシの宿泊におすすめのエリアは、リバティー・スクエア周辺の中心街。
観光の中心となる旧市街やナリカラ要塞などは徒歩圏内で、ショッピングや食事にも抜群のロケーションです。
地下鉄赤線が通っているので、移動や近郊へ足をのばす場合もとても便利です。
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