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ジョージア西部の郷土料理「チルブリ」のレシピ・作り方【のぶよキッチン#7】

こんにちは!ジョージア滞在も2年半、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

これまで訪れた国や地域で食した料理を再現&レシピをシェアする新企画が「のぶよキッチン」。

今回は、ジョージア西部地域の郷土料理のチルブリ(Chirbuli / ჩირბული)を特集します。

見た目にも美しい。

チルブリとは、ジョージア西部のアジャラ地方で食される朝食の定番料理のこと。
ジョージアでは珍しく卵をメインに使った料理で、スパイスやハーブのエスニックな風味がクセになります。

トビリシなどジョージア東部ではまず見かけることがないチルブリですが、アジャラ地方最大の町・バトゥミでは定番の一品。
自作するのも簡単&調理時間も短めなので、再現するのも簡単です。

今回の記事は、チルブリのレシピを紹介するもの。
バトゥミのレストランで食したものを、そのままに再現しています!

「のぶよキッチン」とは?

これまでの旅の中で食した絶品料理の数々を、地元の人に教えてもらったレシピで再現する企画が「のぶよキッチン」。

本場の味をそのままに」をコンセプトに、できる限り現地のレシピそのままにお伝えしていますが、日本でも再現しやすいアレンジTipsもふんだんに盛り込んでいます!

アジャラ地方の郷土料理をぜんぶ見せしています!

ジョージア料理の「チルブリ」とは?基本情報&材料

基本情報

・調理時間:20分
・材料費:約300円(2人分)
・お手軽度:★★★★★
・日本での再現しやすさ:★★★★☆

チルブリの作り方はとても簡単。
玉ねぎ→トマト→スパイス類の順に炒めて、最後に卵を割り落とすだけです。

チルブリ最大の特徴が、細かく砕いたクルミが入ること。
独特のコリコリした食感が楽しいアクセントとなるので、クルミが手に入りにくい場合でもナッツ類は必ず入れることをおすすめします。

2人分の材料

【基本の食材】

・トマト:中サイズ3個
・玉ねぎ:中サイズ1個
・トマトペースト:大さじ1 ※注①
・くるみ:5個 ※注②
・ニンニク:2片
・卵:2個

【スパイス・調味料・ハーブ】

・塩:適量
・胡椒:適量
・乾燥バジル:小さじ1
・コリアンダーシードパウダー:小さじ1
・バター:適量
・パクチーの葉:ひとつかみ ※注③

※注①:トマトペーストが無い場合は、トマトの数を1個多くしましょう。

※注②:くるみが手に入らない場合は、無塩ピーナッツ等のナッツ類でもOK。

※注③:パクチーが苦手な場合は、イタリアンパセリでもOK。

ジョージア料理の基本!スパイス・ハーブ・ソース類についてまとめています。

チルブリのレシピ・作り方

①玉ねぎをバターで炒める

まずは、深めのフライパン(※スキレットがおすすめ!)にバターを溶かし、みじん切りにした玉ねぎ(中1個)を投入します。

中火~強火で、きつね色になるまで3~4分ほど炒めましょう。

②トマトを投入して炒める

玉ねぎに火が通ったら中火~やや弱火にし、適当な大きさに切ったトマト(中3個)を入れます。

トマトがどろどろに溶けて液体状になるまで、コトコトと煮込むように7分ほど調理します。

③調味料・ニンニク・くるみを入れてひと煮立ち

トマトが液体状になったら、卵とパクチーの葉以外の全ての材料を同時に入れます

このステップで入れるもの

・塩:適量
・胡椒:適量
・粉末バジル:小さじ1
・コリアンダーシードパウダー:小さじ1
・トマトペースト:大さじ1
・ニンニク:2片分みじん切り
・クルミ:5個分を砕いたもの

よく混ぜ合わせて、そのまま弱火で3分ほど煮込みましょう。

ニンニクは絶対に最後に入れる!

ニンニクを入れるタイミングは、絶対にこの最終ステップで。
最初に油で炒めてしまうと、ニンニクの風味が強すぎて他の野菜の風味が消えてしまうためです。

ジョージア料理において、ニンニクはハーブのような扱い。
最後に味を調えるための調味料だと考えておきましょう。

④卵を割り入れ、蓋をして3分

材料がすべてなじんだら、卵2個を割り入れます。
注意したいのが、このときに絶対に混ぜないこと。

弱火のまま蓋をして3分ほど置いておくと、卵の白身が固まって半熟状になります。

本場のチルブリの卵は半熟が定番ですが、お好みでしっかり目に火を通してもOK!

⑤パクチーの葉を散らして完成!

卵が半熟状になったら火を止め、刻みパクチーの葉を全体に散らせば、チルブリの完成!

ジョージアでは一皿ずつに分けて盛り付けることはなく、調理したフライパンごと食卓に置いて家族みんなで分け合って食べるのが一般的です。

おわりに:チルブリの美味しい食べ方

トロットロの半熟卵とトマトの甘味にノックアウト…!

▲ というわけで、チルブリの完成形がこちら!

肉が入っていないため、朝一番でもあっさりと軽めに食べられるのはもちろん、栄養満点なのも嬉しいですね。

半熟のとろ~り卵と、甘味いっぱいのトマトと玉ねぎ、ハーブやスパイスが醸し出すエスニック感がクセになる味わいです。
そしてなによりも、クルミのコリコリとした独特の食感と香ばしさが、チルブリの味に奥行きを与えてくれています。

アジャラ地方では、半熟卵だけでなくゆで卵が入るバージョンも。
家庭によって用いられるスパイスも異なるので、お好みのスパイスを使って自分好みのチルブリを作るのも良いでしょう。

日本でも手に入りやすい材料ばかりで作れる、ジョージア西部の朝の定番。
週末のブランチのメインにもおすすめです!

「のぶよキッチン」とは?

これまでの旅の中で食した絶品料理の数々を、地元の人に教えてもらったレシピで再現する企画が「のぶよキッチン」。

本場の味をそのままに」をコンセプトに、できる限り現地のレシピそのままにお伝えしていますが、日本でも再現しやすいアレンジTipsもふんだんに盛り込んでいます!

ジョージア料理の定番メニューはこちら!
アジャラ地方の郷土料理をぜんぶ見せしています!

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