こんにちは!モンテネグロに3週間滞在した、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
気づけば3週間も滞在していたモンテネグロを出国する日がやってきました。
次なる国は、アルバニア。
当初はモンテネグロからコソボへ抜けようと考えていたのですが、仲が宜しくないこれらの国。
バスの本数が少なく、料金も高いため、先にアルバニアをまわってからコソボへ抜けることにしました。
アルバニアといえば、共産主義・鎖国・ねずみ講。
「ヨーロッパの秘境」とも呼ばれるアルバニアは、ヨーロッパ人にとってももはや未知の国です。
つい最近まで外国人の自由旅行は制限されていたアルバニア。
なんだか国境越えも面倒くさそうな感じがします。
というわけで今回は、モンテネグロのウルツィニ(Ulcinj)からアルバニアのシュコドラ(Shkodër)へと国境越えをした様子をお伝えします。
ウルツィニ(モンテネグロ側)のバスステーションへ
モンテネグロ最南端の町・ウルツィニ(Ulcinj)は、アルバニア国境まで15kmほどの町。
ウルツィニのバスステーションから1日3本(7:00、12:30、16:30)のミニバスが走っており、アルバニア国境を越えてシュコドラ、ドゥレスなどを経由して首都のティラナまで向かいます。
ウルツィニ~シュコドラ間ミニバス
所要時間:1〜2時間
料金:シュコドラまで€6(=¥732)
バルカン諸国を旅しているともはや定番になりつつある、別料金の荷物代。
モンテネグロでは大きな荷物一つにつき€1(=¥122)がかかるのが普通なのですが、なんと今回のバスは荷物代無料。
聞くところによると、アルバニアでは荷物代システムは存在しないそうです。
すでになんだか良い国の予感。
また、バスステーションから出発する以外にも、ミニバスで国境を越えることも可能です。
違法営業らしいのですが、ウルツィニの中心街、Veliko Plazaへ向かう乗り合いバス乗り場付近から、11:00にティラナ行きのミニバスが出ているそう。
公式のものより€1安い€5(=¥610)でシュコドラまで行けるそうなので、ちょっとでも節約したい派の人は一考の価値ありです。
まさかすぎるモンテネグロ・アルバニア間の国境検査
ウルツィニを出発してから30分ほどで、モンテネグロ側の国境検問に到着します。
国境では数十台の乗用車が列をつくっていますが、ミニバスは専用のレーンへと一直線。
ミニバスの運転手が乗客全員のパスポートを集め、乗客は車内で待たされます。
乗用車は一台一台ボンネットを開けて調べる念入りさ。
それでは列もできるというものです。
入国はびっくりするほど簡単だったモンテネグロ。
なぜ出国はこんなにちゃんとしているのでしょうか。
答えは、モンテネグロ・アルバニア間のまさかすぎる国境検査の方法にありました。
モンテネグロの出国審査が終わり、バスの運転手からパスポートが返却され、バスは再び走り出します。
今までの国境越えパターンだと、数百メートル行った先にアルバニア側の入国審査場があって、またパスポートを回収されて待たされて…
と思いきや、何もありません。
バスは普通にアルバニアに入国し、そのまま走り続けます。
そう、モンテネグロとアルバニア間の国境では、出入国審査が一緒に行われるのです。
世界半周でいろいろな国境を越えてきましたが、これは初めてのパターン。
バスを降りる必要はなく、質問も荷物検査もありません。
何なら、係員の顔すら見ていません。
そして、モンテネグロの出国スタンプもアルバニアの入国スタンプも押されていません。
こんなんでいいのか?アルバニア。
国境越えにかかった時間はたったの15分ほど。
かつてないほどスムーズな国境越えでした。
ともあれ、無事にアルバニア入国です!
ウルツィニを出発して1時間ちょっとで、シュコドラの中心街へと到着しました。
おわりに
まさかすぎる、出入国審査が一緒に行われるモンテネグロ・アルバニア国境。
緩すぎるといってもいいような国境検査でした。
こんなんで治安を守ることができるのか不思議になりますが、まあ何とかなっているのでしょう。
同じルートで国境越えする旅行者の参考になれば嬉しいです。
コメント