こんにちは!アルメニア滞在を満喫中、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
アルメニアきってのサマーリゾート・セヴァン湖(Sevan Lake)に滞在すること数日。
素晴らしすぎる場所を見つけてしまいました…!
それがこちらの“Sevan’s brewery Kellers” ▼
ロゴを見ればお分かりでしょうが、こちらはセヴァンのローカルクラフトビールを生産している工場。
敷地内にはパブレストランが併設されており、フレッシュな地ビールと美味しい料理が楽しめるのです。しかも、格安価格で!
今回の記事は、セヴァン市内滞在中にぜひとも訪れたい地ビール工場の魅力を紹介するもの。
ビール党のみなさんにはもちろん、セヴァン地域の名物グルメに挑戦したい人にもおすすめですよ!
セヴァンに来たらここ!Kellers Breweryの基本情報
ソ連的な町並みが連なるセヴァン市の町はずれ。
幹線道路沿いにぽつりと建つのが、“Sevan’s brewery Kellers”(Սևանի գարեջրի գործարան)です。
セヴァン中心街からは2.5kmほど離れた場所にあり、個人旅行者には便利な立地とは言えません。
エレバンから車でやってくる人をターゲットにしているようで(飲酒運転とか大丈夫なのだろうか…)、土日は特に多くの人々で賑わいます。
Sevan brewery Kellersが誕生したのは10年ほど前と比較的新しめ。
「セヴァン発のクラフトビールを!」をモットーに、本場・ドイツのビール製造法をベースとしたオリジナルの各種ビールが、セヴァンはもちろん首都のエレバンでも徐々に話題となっています。
夏場の天気が良い日であれば、敷地内のガーデンテラスでビールを味わうのも◎
のぶよはもちろん一人で訪れましたが、特に気兼ねもなく入れる雰囲気でしたよ。
四種類のビールを味わう!
Sevan brewery Kellersを訪問する最大の目的は、やっぱりクラフトビール!
メニューには四種類のビールがあり、サイズも小(250ml)と大(600ml)の二種類あります。
飲み比べをしたいなら、小サイズでいろいろ試してみるのが良いかも。
そして驚くべきがそのリーズナブルすぎる値段。
・小サイズ:250AMD~300AMD(=¥55~67)
・大サイズ:600AMD~720AMD(=¥138~¥160)
…ここ、市場の立ち飲み屋じゃありません。
おしゃれなガーデンテラス付きのクラフトビールパブでございます。
エレバンのクラフトビールパブで小サイズ(250ml)のビールが最低でも1300AMD(=¥290)ほどすることを考えると、恐ろしいくらいに格安。
儲かってるのか心配になるレベルです。
というわけで、メニューの順番に飲み比べてみることにしました。
まずは一番上の“Kellers light craft beer” ▼
見た目的にラガーぽい感じかな?と思いましたが、一口飲んでみるとキレやコクは控えめ。
口当たりも柔らかく、万人向けの味だと思います。いやあ、美味しい!
メニューの一番上にある=定番商品のようで、まわりのアルメニア人たちも半分以上はこれを飲んでいました。
次は、メニュー二番目の“Kellers light filtered beer” ▼
店員さんが持ってきてくれた際、「え?これジュースでは?」と思ってしまうような鮮やかな黄色に驚きます。
「”light filtered”=フィルター濾過あっさりめ」といったところ。
ビール感はかなりあっさり目で、ベルギービールに似たような味に感じました。
麦本来の味にフルーティーな香りが加わり、こちらもかなりの美味しさ!
続いては、メニュー三番目の“Kellers dark craft beer” ▼
これ、のぶよのイチ押しです!
どちらかというと黒ビールは好みではないのですが、こちらは黒ビール独特のクセが控えめ。
それでいて濃厚さと芳醇な風味はそのままに感じられます。
まるで、クラフトビールっぽさとドイツ式黒ビールっぽさのハイブリッド。
この一杯を飲むために、わざわざセヴァンまで足を運ぶ価値があるかも…!
続いてはメニュー四番目の”Kellers weizen”…
と思っていたら、別の席に座っていたアルメニア人軍団が次から次へとビールを奢ってくれるという謎の状況となりました(笑)
飲み干した瞬間に次のビールがやってくるという「わんこビール」体験。
結局12杯も飲んだため、お腹はタップンタプン。四種類のクラフトビール制覇は断念することに…
というわけで、もしこの記事を読んで実際に行ってみた人がいたら、ぜひメニュー四番目のビールも味わって感想を聞かせてください(笑)
セヴァンの名物料理もたくさん!リーズナブルなフードメニュー
Sevan brewery Kellersの素晴らしい点は、クラフトビールの美味しさだけにとどまりません。
「アルメニア料理はほぼ網羅しているのでは?」と感じるほどに豊富なフードメニューも大きな魅力なのです。
どんな料理があるのか、価格帯はどれくらいなのか気になる人向けに、フードメニューの全ページを貼っておきますね。どどんっ ▼
1000AMD=¥220くらいで計算してみると、フードメニューもかなりリーズナブルな料金設定であることに気が付きます。
エレバンのレストランで同じものを食べようものなら、この1.5倍~2倍ほどの価格がデフォ。
どれだけ良心的なお店なんでしょう…
リーズナブルさもさることながら、セヴァン湖周辺の名物グルメが食べられるのも◎
絶対に挑戦しておきたいのが、目の前のセヴァン湖でとれたシグ(sig / սիգ)という白身魚を使った料理。
・シグのホロヴァツ(BBQ)
・シグのマリネ
・シグの丸焼き
などなど、セヴァン湖周辺でしか食べられないメニューがいくつかあるのです。
のぶよが注文したのが、シグのマリネ(メニュー内では”Whitefish Marinated”) ▼
新鮮なシグを、生のまま少量のお酢とオイルでマリネにしたもので、これがめっちゃくちゃ美味しかったです。
湖の魚=生臭いというイメージが見事に覆されたほど。臭みゼロです。
口の中に入るやいなや、舌先でとろけてなくなってしまうシグ。
いったい何者なのでしょう、この魚は…
塩加減も最適で、クラフトビールのお供に何皿でもぺろりといけてしまいそう。
店員さんのおすすめはシグのホロヴァツ(BBQ)とのことでしたが、メニュー内になにやら気になったものを見つけてしまいました。
それが、スープ系のページにある“Beer soup Kellers”。
つまり、クラフトビールのスープです ▼
「ビールのスープとはいったい…?」と思っていたのですが、やって来たのはビールとトマトをベースに牛肉と野菜を煮込んだシチューのような料理。
これ、本っっっ当に絶品でした。
煮込まれているのでもちろんビールの味はしないのですが、具材にはビール由来の甘味がたっぷりと染み込んでいます。
素材の旨味が染み出したスープも素晴らしく、パンにとにかく合います。
ビールのスープを味わえる機会もなかなかないと思うので、せっかくなら挑戦してみてはいかがでしょうか。
期待を裏切らない昇天級の美味しさをお約束します!
おわりに
セヴァンに滞在するなら一度は訪問したいクラフトビール工場兼パブを紹介しました。
日本語ではもちろん、英語でもこの場所を紹介しているブログはほとんどないのが不思議。
こんなにリーズナブルに、こんなに美味しいものを飲み食いできて、しかも名物料理も味わえる…
率直に、天国のような場所だと思います。
店員さんもとても感じの良い人ばかりで、一人での訪問でも全く問題ありません。
いっぽう、複数人で訪れれば色々な料理をシェアできるのがメリットだと感じます。(こういう時、一人旅ってつらい)
アルメニアのビーチリゾート・セヴァン湖の思い出のワンシーンになること間違いなし!
セヴァン滞在時にはぜひチェックしてみてください。
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