ジョージアの家庭の味！「カトミス・サラティ」のレシピ・作り方【のぶよキッチン #26】

こんにちは！ジョージア滞在もまもなく3年、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

これまで訪れた国や地域で食した料理を再現＆レシピをシェアする企画が「のぶよキッチン」。

今回は、ジョージアの家庭料理の鶏肉サラダ、カトミス・サラティ(Katmis salati / ქათმის სალათი)を特集します！

ジョージア語で「カトミス＝鶏肉の」、「サラティ＝サラダ」というわけで、「鶏肉のサラダ」という単刀直入なネーミングのカトミス・サラティ。
主な材料はもちろん鶏肉で、お好きな野菜とたっぷりのハーブをマヨネーズで和えたものです。

調理済みの鶏肉さえ用意があれば、あとは具材を切って混ぜるだけの簡単調理も嬉しい点。
特別なスパイス類は使用しないので、世界中どこでも再現が可能です。

今回の記事は、カトミス・サラティのレシピを紹介するもの。
日本で手に入りやすい材料のみで作れるので、ぜひ再現してみてください！

ジョージアの家庭の味！「カトミス・サラティ」とは？基本情報＆材料

カトミス・サラティの作り方はとてもシンプル。

メインの具材となる鶏肉とお好みの野菜を細切りにし、たっぷりのディル(香草)とマヨネーズと和えるだけです。
料理初心者でも失敗することなく作れるのが嬉しいですね。

ジョージアでは、骨付きの鶏肉を1時間ほど茹でてブイヨンを作り、様々な料理に応用するのが定番。
カトミス・サラティの鶏肉はブイヨンをとった後の茹で鶏の身を、ムダなく有効活用するために生まれた料理です。

日本の場合は、サラダチキンなど調理済みの鶏肉が簡単に手に入ると思うので、わざわざブイヨンをとった後の茹で鶏を用意する必要はないでしょう。
しかしながら、鶏肉を煮込んだブイヨンは他の料理に応用可能なので、カトミス・サラティと合わせてもう一品作るのもおすすめです！

カトミス・サラティのレシピ・作り方

①鶏肉を茹でてブイヨンを作る(オプション)

まずは、メインの材料となる鶏肉(500g)を深手の鍋に入れ、お湯(1.5L)を注ぎ中火～強火で1時間ほど煮込みます。

1時間ほど煮込むと、スープが白濁色になってきます。
このタイミングで鶏肉を取り出し、手で触れられるほどの温かさまで冷ましましょう。

②野菜を全て薄切りに

鶏肉を茹でている間に、お好みの野菜(合計200g～300g)をすべて薄切りか細切りにしましょう。

カトミス・サラティの主役はあくまでも鶏肉。
あまり大きく切り過ぎない方が、鶏肉の食感が全面に出ます。

ディルは太い茎の部分は取り除き、細い茎と葉の部分だけをみじん切りにしておきます。

茹で上がってある程度冷ました鶏肉は骨と皮を綺麗に取り除いて、繊維に沿って裂くように細切りにします。

細切りにした鶏肉は、塩(適量)とコショウ(適量)で味付けしておきましょう。

③材料すべてとマヨネーズを合わせる

材料をすべて切り終えたら、大きめのボウル等にすべてを入れてマヨネーズ(100g)とサラダ油(適量)を加えて和えます。

途中でいちど味見をし、塩気が足りなければ足しましょう。
全体が均等に混ざり合ったら、カトミス・サラティの完成です！

おわりに：カトミス・サラティの美味しい食べ方

▲ というわけで、カトミス・サラティの完成形がこちら！

調理済みの鶏肉さえあれば、あとは材料を切って混ぜるだけ。
簡単調理でありながら、各素材の風味をマヨネーズのコクが包み込んでいて美味しいです。

鶏肉の食感と独特の旨味はちゃんと健在で、ディルの爽やかな風味も素晴らしいアクセント。
どんな料理にも合う味だと思います。

カトミス・サラティに「この野菜は絶対！」というルールはなく、鶏肉さえ入っていればどんな野菜を使ってもOK。
季節の野菜を入れてみたり、彩りを考えてアレンジしてみるのも楽しいと思います。

特別なスパイスや材料は必要ないので、日本で再現しやすいのも嬉しい点。
惜しみなくたっぷりのハーブを入れて、ジョージアの家庭の味を再現してみてはいかがでしょうか。