こんにちは!ウクライナの首都、キエフの街の魔法にかかり、のんびり滞在している世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ウクライナの首都・キエフには、歴史を感じさせる様々な観光スポットがあり、とても数日では周り切れないほどです。
有名観光地を特集した記事はたくさんありますが、たまには穴場スポットと呼ばれる場所にも足をのばしてみたいもの。
今回はそんなキエフの穴場(B級)観光スポット、「化け猫公園」を紹介します。
前衛的すぎるアート作品と、子供の遊び場の融合という新しすぎる試みの目撃者となれるはずです。
化け猫公園って何?
この「化け猫公園」という名前はもちろん正式名称ではなく、のぶよが勝手に名付けたものです(笑)
キエフの街を見晴らす丘の上の遊歩道沿いの一角に、なぜか猫やペンギン、うさぎなどの動物をモチーフにしたオブジェ(もれなくブス)が並んでいるこの場所。
正式名称は「展望児童公園(Дитячий ландшафтний парк)」。
つまりあくまでも子供向けの公園というコンセプトなわけです。
どんなセンスで造られたのかわからない前衛的すぎる動物たちの表情や謎の遊具、それらを構成する緻密にデザインされたタイルの数々が、常人には理解できないハーモニーを生み出している不思議な空間です。
メルヘンチックなアート作品がお出迎えしてくれますが、騙されてはいけません。
ここからが化け猫公園の本気です。
結構クオリティーが高いタイルアートを施された像が、公園の入り口です。
奥に何やら不審な物が見えます。
とにかく猫推しの化け猫公園。
いろいろな猫が描かれているのですが、目を引くのはやはり巨大な化け猫。
お分かりいただけますでしょうか。かなり怖いです。
飛び出した目はもはやこの世を見てはいません。
歯もなかなかの恐怖。そもそも猫ってこんな歯でしたっけ。
一応真面目なアート作品もあるのですが、こちらは不人気。
皆が心惹かれるのはあくまでも化け猫のようです。
近くで見てみると、とても小さなタイルを一枚一枚色付けしたものを並べて、一つの作品を作り上げています。
そう、けっこうクオリティー高いんです。
しかしそんなタイルアートのクオリティーの高さなんて吹き飛んでしまうほどの、不気味なオブジェの数々。
化け猫と記念撮影もできちゃいます。
公園内には化け猫だけでなく、ウサギ、ペンギンなど何の統一感もない動物たちが化けたものが。
いずれも顔面ヤバめです。
そこだけ統一感があります(笑)
愛し合うシマウマたちは、おそらく公園内で一番まともな表情の動物たちです。
化け象の噴水。水は出ていませんでした。
なんだかスペイン・バルセロナのガウディ作品が並ぶグエル公園を彷彿とさせる色使いです。
一応人々の憩いの場としてちゃんと機能している化け猫公園。
こちらは子供向けの遊具があるゾーン。
入り口には恐ろしい表情の蛇が。
子供と蛇。どう考えても相容れないコンセプトです。
もはや動物ですらない、水道?のアートも。
目が死んでいます。ちなみにこれらも子供の遊具ゾーンの中にあります。
化け猫公園の奥には、子供向けの滑り台が。
公園内でただ一つ、人間がモチーフの作品が滑り台下に座っているんですが、見てください、彼女の恐怖に慄く表情を。
滑り台を支配しているのはもちろん化け猫。
子供たちはここで遊びなれているのか、普通に滑り台をキャッキャと楽しんでいました。
おわりに
別に観光スポットでもなんでもない「化け猫公園」。
キエフを代表する珍スポットです。
「どうして?なんのために?」などと考えるのは無粋というもの。
考えるのではなく、感じましょう(笑)
公園は聖アンドレイ教会や世界遺産の聖ソフィア大聖堂からほど近いので、普通の観光地巡りや教会に食傷気味になったときに立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。
インフォメーション
化け猫公園(Пейзажна Алея)
住所:Peizazhna Alley, Kyiv, 01025
入場自由
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