こんにちは!なんやかんやセルビアにも長く居座りそう。世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ヨーロッパの他の国からセルビアにやってきた旅行者が、最初に感じること。それは、
「セルビアって、旅行しづらい!」
というものでしょう。(完全にのぶよの主観です)
もちろん、アフリカやアジアの国など、旅行者にとってかなりハードルが高い国が存在することは承知しています。
それでも、ヨーロッパ諸国の便利さに慣れ切った旅行者にとって、セルビアというEUでもなんでもない国での周遊はなかなかの面倒くささを感じることが多々あると思います。
なぜなら、交通網があまり発展しておらず、観光業もほとんど発展していないセルビアでは、個人旅行で行きたい場所に行きづらいんです。
「セルビアはベオグラードだけでいいや」なんて人は無視していただいて構わないのですが、セルビアの魅力は地方にこそあります。
ベオグラードなんて、最悪スキップしてもいいくらい(笑)
というわけで、セルビアのいろいろな場所に行ってみたいというのぶよと気が合いそうな旅行者のために、セルビア国内移動で誰もが乗ることになるバスの利用方法を解説していきます。
セルビアには一応鉄道も存在するのですが、全くと言っていいほど使えません(笑)
鉄道を利用するかもしれないのは、ベオグラード~ニシュ間くらいかも。
(それでもバスの方が早い)
その他の路線はいつの間にか廃止になっていたり、バスより時間がかかる上に料金が高かったりと、存在意義が不明すぎます。
一筋縄ではいかないセルビアの長距離バス。
のぶよはある失敗をしてしまったので(後で解説)、みなさんはお気をつけて。
セルビアの長距離バスの利用方法
1.ウェブサイトで時刻表を確認
まずは、Balkan Viatorのサイトで目的の都市へのバスの時刻表を検索します。
いろいろなバス検索サイトがあるのですが、英語対応しているものの中ではこちらのサイトが一番信用できる感じがしました。
とはいっても、すべての便が網羅されているわけではないのでご注意を。
あくまでも目安として考えておきましょう。
他のバス検索サイトと同じように、出発地、目的地、日付などを入力して検索すると、条件に合ったバスが表示されます。
残念なことに、ほとんどのバスの料金は表示されません。
インターネット予約もほとんどの場合できないので、当日バスターミナルでチケットを購入するほかありません。
目的地までの便の出発時間を把握したら、当日少し早めにバスターミナルへ向かいましょう。
2.チケットを購入
バスターミナル内のチケットオフィスは、有人のカウンターのみです。
クレジットカード払いにも対応していて便利。
係員にもよるのでしょうが、ベオグラードのバスターミナルでは英語が通じました。
購入したチケットがこちら。
キリル文字で書かれているのでなんのこっちゃですが、係員がちゃんと出発時間と出発プラットホームを教えてくれるので安心です。
のぶよの場合は38番プラットホームからでした。
チケット右側の黄色の部分中ほど、日付・出発時刻(12:20)の下の段がポイント。
「2555(謎)/38(プラットホーム)/1(席番号)」です。
チケットと一緒に渡される「ジェトン」という小さなコインは、お釣りでも何でもありません。
セルビアでは、バスターミナルのプラットホームに入場するためには改札口があり、このジェトンを持っていないと入ることができないのです。
つまりチケットを購入した人のみがプラットホームに入れるので、安全面からするととてもいい考えだと思います。
3.ジェトンを使ってプラットホームへ入場
先ほど解説した、プラットホーム内への改札口がこちら。
ジェトンを挿入して入場します。
係員が見張っているので、飛び越えることは難しそうです。
あとは指定されたプラットホームに停車しているバスを探すだけです。
4.荷物代は別途!
いざバスに荷物を積み込もうとすると、みんなお金を払っているのに気づかされるでしょう。
そう、セルビアでは、長距離バスに大きな荷物を積み込む場合は有料なのです。
とはいっても、そんなに大きな額ではなく、バス会社によって40〜60DIN(=¥42~¥63)ほど。
荷物代は現金のみでの支払いとなり、高額紙幣(500DINや1000DINなど)は使えない場合もあるので、小額紙幣の準備をお忘れなく。
おわりに
システムさえちゃんと知っていれば、問題なく利用できるセルビアでの長距離バス。
バス自体は大型のものがほとんどで、座席はとても快適でした。
無駄に荷物代を払わされないためにも、自分が乗るバスの確認はきちんとしましょう。
ベオグラードだけで満足するなんてもったいない!
大自然と素朴な町が点在するセルビア地方部へ、ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか。
コメント