こんにちは!ボスニア・ヘルツェゴビナの首都・サラエボに滞在中、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
「東洋と西洋が交差する町」と言われる、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都・サラエボ。
そのキャッチフレーズに偽りはなく、ヨーロッパ調の町並みとトルコ町の町並みが見事に共存する、ヨーロッパ有数の美しい町です。
そんなサラエボのダイニングシーンもまた独特.
ヨーロッパらしいテラス席があるおしゃれなレストランがあるかと思えば、地元民がボスニアコーヒーを嗜む、たばこの煙に満ちた食堂など、とにかくすべてがミックスなのです。
せっかくサラエボに来たなら、名物のボスニア料理には挑戦したいもの。
味にうるさいサラエボっ子は、お気に入りのコーヒー店、チャイ店が別々にあるのが普通で、レストランに関してもそれぞれのメニューでお気に入りのお店があるのが普通なんです。
というわけで今回は、サラエボでボスニア料理を味わえるおすすめのレストランを3軒紹介します。
いずれのお店でもおすすめメニューが違うので、サラエボっ子にならってぜひ挑戦してみてください!
記事後半では、アンティークで雰囲気抜群のおしゃれなカフェも紹介します。
全て観光の中心となるサラエボ旧市街周辺に位置しているので、訪問しやすいですよ。
リーズナブルにボスニア名物の煮込み料理を食べるなら、”Sedef”
サラエボを訪れる全ての人におすすめしたいボスニア料理レストランがこちらのSedef。
サラエボ旧市街のメインストリートであるフェルハディヤ通り(Ferhadija)から少し裏路地へと入ったところに位置している穴場のレストランです。
店内は明るくモダンで、一人でも気軽に入ることができます。
Sedefのメニューは、どれもお手頃な値段なのが魅力的。
スープ類は4KM(=¥250)~、メインは7KM(=¥438)~というお財布に優しい価格で、手作りで本格的なボスニア料理をいただくことができます。
言葉のわからない旅行者に嬉しい、写真付きのメニューも充実しています。
美味しそうだと思ったものを指差しで注文できるのでとても便利です。
Sedefでのおすすめは、なんといっても煮込み料理。
伝統的なスタイルのお皿で提供される煮込み料理は全て絶品です。
初めて訪れるなら、ボスニアの名物料理が少しづつ味わえる“Sedef Sahan”(12KM=¥750)を注文してみましょう。
Klepe (ボスニア風水餃子)
Kolačići (ボスニア風ミートボール)
Dolme (野菜のひき肉とお米詰め)
Sitni ćevap (仔牛肉のシチュー)
の四つの定番ボスニア料理が一皿に入った、欲張りなメニューです。
もちろん味は絶品で、味付けも濃くなく優しい味です。
ボスニア風シチューである“Bosanski Lonac”(10KM=¥625)もおすすめ。
じっくりと煮込まれた仔牛肉はホロホロで、口に入れた瞬間に溶けてしまうほど。
こちらも味付けはあっさり控えめですが、野菜とお肉の旨味がスープに染み出していて絶品でした。
インフォメーション
Sedef
住所:71000 Ferhadija 16 BA, Sarajevo 71000
営業時間:全日 8:00~22:00 (客が少ないと早く閉める可能性あり)
最強水餃子とケバブを味わうなら、”Dženita”
続いて紹介するのが、サラエボ旧市街の中でもトルコ風の町並みが連なる異国情緒たっぷりなエリア、バシュチャルシヤ地区(Baščaršija)の路地裏にある、“Dženita”。
観光客が多く集まるエリアにあるからといって侮れません。
ここのクレペ(Klepe)とチェバプツィチ(Ćevapčići)は絶品なことで有名なんです!
路地裏のローカル感あふれるテラス席がおすすめです。
先に紹介したSedefに比べると、値段は若干高めですが、観光エリアのど真ん中にあるので仕方がありません。
こちらが、ボスニア風水餃子であるクレペ(Klepe)。
写真はハーフサイズで5KM(=¥314)。
たっぷりのヨーグルトをかけていただく小ぶりな水餃子はぷりっぷり。
中の具はイスラム教国らしく牛ひき肉です。
程よく味付けがされていて、ヨーグルトの甘味と混じりあい、それはもう絶品でした。
そしてボスニア風ケバブであるチェバプツィチ(Ćevapčići)、4KM(=¥251)。
セルビアのチェバピ(Ćevapi)とほぼ同じものですが、こちらはピタパンのような生地のパンに棒状の肉が挟まれています。
また、セルビアでは添えられない刻み玉ねぎがたっぷりとついてくるのもボスニアならではです。
肉のグリル加減、味付け共に完璧で、確かに有名になる理由がわかります。
インフォメーション
Dženita
住所:Prote Bakovića 10, Sarajevo 71000
営業時間:全日 8:00~22:00
サラエボで一番と噂のブレク専門店、”Buregdžinica Sač”
続いて紹介するのが、同じくバシュチャルシヤ地区(Baščaršija)の小さな路地裏にある、“Buregdžinica Sač”です。
その名の通り、ボスニアの国民的な軽食であるブレク(Burek)の専門店です。
ブレクとは、バルカン諸国全域で食べられる、具入りのパイのこと。
中身の具は様々で、牛ひき肉、チーズ、ホウレンソウなどバリエーション豊富です。
のぶよはジャガイモ入りのブレクにしてみました。
カウンターの奥にはブレクを焼く窯があり、常時新しいブレクが焼かれていますが、飛ぶように売れていくのでいつも焼き立てが食べられます。
こちらがブレク。200gで2KM(=¥125)と格安です。
ボスニアのブレクは、セルビアのものと違って棒状の具入りの生地を円を描くように何本も並べて焼き上げたもの。
セルビアのブレクはかなり油っこく、食後はもう食べたくなくなるような重たさがあったのですが、このお店のブレクはとても軽いです。
油っこさも全く感じず、200gがぺろりと食べられてしまったのが不思議。
この軽さなら、朝食にもおすすめです。
実際に地元の人たちは、お気に入りのブレク屋で、ヨーグルトとブレクで朝食を済ますそうですよ。
インフォメーション
Buregdžinica Sač
住所:Bravadžiluk mali 2, Sarajevo 71000
営業時間:8:30~20:00
コメント:注文は200gからなので注意。
オスマントルコとフレンチスタイルの融合?アンティークなカフェ”Zlatna ribica”
オスマントルコ支配時代の影響で、コーヒーカルチャーが根付くボスニア。
トルコ調の町並みが連なる旧市街のバシュチャルシヤ地区(Baščaršija)には、エキゾチックな雰囲気漂うカフェが点在しています。
今回紹介するのは、あえてそのエリアではない場所にある雰囲気抜群のカフェ、“Zlatna ribica”。
サラエボ旧市街西側の見どころである「永遠の炎」からほど近い路地裏に位置しています。
一歩中に入ると、そこは別世界。
アンティーク調で統一された店内は、オスマントルコ風ともオールドフレンチ風とも定義しがたい無国籍な雰囲気です。
流れている音楽も、昔懐かしくなるようなフォーク調で、ゆったりした時間を過ごすことができます。
かなり多くの雑貨がかざられていますが、不思議とごちゃごちゃした印象は受けません。
全てがこの空間を形成する大切な要素となっています。
もちろんコーヒー(3KM=¥187)も絶品。
ゆったりとしたアンティークな雰囲気に身をゆだね、のんびりとできる場所です。
そして、是非一目見てほしいのがトイレ。
なんというか、昔のフランスの家庭のような、ごちゃごちゃとしながらも上手にデコレーションされた空間で、ゆっくいと用を足すことができるでしょう(笑)
夜はバーとしても利用することができるZlatna ribica。
おしゃれな空間で手作りカクテルを味わってみるのもなかなか粋なものです。
インフォメーション
Zlatna ribica
住所:Kaptol 5, Sarajevo 71000
営業時間:全日8:00~3:00
おわりに
サラエボでおすすめのレストランとカフェを紹介してきました。
いずれも観光の途中に立ち寄りやすい場所にあるので、是非行き先リストに追加してみてはいかがでしょうか。
サラエボの宿泊なら、オスマン帝国風のレトロな町並みとオーストリア風の優雅な町並みが見事に調和した旧市街一択!。
観光スポットの多くに徒歩でアクセス可能で、バスステーションや鉄道駅までもトラムで1本です。
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