こんにちは。ポルトガルに1年間ワーキングホリデーで滞在したのぶよ(@nobuyo5696)です。
ポルトガルに在住しているとよく聞かれるのが、
「なんでポルトガル語?」
「スペイン語の方が簡単だし便利じゃない?」
「てゆうか、ポルトガルってどこ?」
など、ポルトガル語学習者にとっては決してありがたくないことばかり。
かつて七つの海を制した海洋大国の栄光はもはや全く残っていません。
もちろん、ポルトガルに住むことを決める前に、スペイン語を学んでスペインへ渡航することも考えました。
というのも、当時ちょうどスペインのワーキングホリデー制度が始まり、ポルトガルと同様に長期滞在しやすくなったためです。
しかしながら、のぶよはあえてスペイン語ではなくポルトガル語を勉強し、ポルトガルに滞在することを選びました。
今回は、もはやマイナー言語となりつつあるポルトガル語の学習を考えている人のために、のぶよ自身がポルトガル語を学習することを決めた5つの理由を紹介します。
私がスペイン語ではなく、あえてポルトガル語を学習し始めた5つの理由
1.ポルトガルの文化に惚れたから
「ポルトガル」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
ビーチ、大航海時代、イワシ…。
日本人にとって、ポルトガルは遠く離れたヨーロッパの西の果ての国。
正直、海に関連したイメージしか浮かばない方も多いのでは。
ポルトガルはヨーロッパにおいては小国ではあるものの、その豊かな歴史と自然に育まれた独特の文化は特筆すべきものがあります。
・郷愁をそそるポルトガル伝統音楽のファド
・イスラム文化の影響を受けて発達したタイルアートであるアズレージョ
・海の恵みと大地の恵みが調和した、絶品のポルトガル料理
フランスやスペインのような華々しさとは無縁な素朴な文化を、現在にまで保ちながら生活を送る人々が、温暖な気候の下でのんびりと暮らす国。
それがポルトガルです。
国全体にただようノスタルジックな雰囲気と、日本にどこか似た食文化やシャイな人々。
よく「ポルトガル人ってスペイン人と似て、陽気で明るいんでしよ?」と聞かれます。
実際に行ってみてください。そのイメージ、全く違いますから。
スペインの「とりあえず今が楽しければいいや〜フィエスタフィエスタ!」なノリとは正反対(完全なる主観です)。
どこか哀愁を漂わせて、とにかく穏やかでのんびりとした人が多いのがポルトガルです。
ポルトガルの文化や食べ物についての記事も書いています!
2.ポルトガル語がわかると自動的にスペイン語もわかるから
これはポルトガル語を学習した人なら誰もが経験済みだと思うのですが、ポルトガル語が分かれば、スペイン語を全く知らなくても理解することができるようになります。
もちろん100%とは言いませんし、会話の内容にもよるものの、日常会話レベルなら7~8割方理解可能です。
というのも、ポルトガル語はもともとスペイン語のいち方言であったものが変化して現在に至るもの。
ポルトガルのお隣、スペイン北西部のガリシア地方で話されるガリシア語は、スペイン語とポルトガル語の中間といった感じで、語彙も文法もかなりポルトガル語よりの言葉です。
ガリシア語話者とポルトガル語話者の間では、ほぼ問題なくコミュニケーションが成立してしまうほど。
面白いのが、スペイン語話者はポルトガル語をほとんど理解できないという点。
ポルトガル語の発音は独自に発展し、複雑化したため、母音が5つしかなくはっきりと発音されるスペイン語よりも、発音面における難易度がかなり高いのです。
津軽弁や鹿児島弁を話す人が標準語を理解できるのに、標準語を話す人はこれらの方言を理解できないのと同じような関係性だと考えてください。
スペイン語が話せなくても、ポルトガル語の知識があれば理解はできるというのはかなりの強みだと思います。
ポルトガル語を学習後にスペイン語を学習すると、かなり取っつきやすいのではないでしょうか。
(実は次なる言語としてスペイン語をまったりと勉強してみようかなと考えています)
3.人と違った言葉を学びたかったから
スペイン語は、英語に次ぐ世界共通語としての地位を強めてきています。
ラテンアメリカの多くの国で話され、その他の地域でもスペイン語コミュニティーはとても大きなもの。
アメリカでは、英語が話せなくてもスペイン語だけで生きている人たちもいるくらいですから。
スペイン語が話せれば多くの人とコミュニケーションが取れるようになるという点では、とても便利な言語だと言えます。
一方のポルトガル語は、ポルトガルとブラジル、アフリカやアジアの旧植民地の一部で話されているものの、スペイン語の話者数と比べるとその差は歴然。
世界共通語とは言い難いのが現状です。
のぶよがそんなポルトガル語を学習しようと思ったのは、ただの興味本位です(笑)
スペイン語を学習している人はたくさんいますが、ポルトガル語となるとそうそうお目にかかれません。
「実はポルトガル語話せるんだよね~」
ってさらっと言えたら、なんかおしゃれじゃないですか?
そんな浅はかな理由です(笑)
4.大航海時代にはるばる日本までやってきたポルトガル人にシンパシーを感じたから
500年前の大航海時代。
初めて大海原に出て、世界を制したのはポルトガルでした。
日本に初めてやってきた西洋人もポルトガル人。
彼らが当時の日本にもたらした影響はとてつもなく大きなもので、今でも日本語や日本文化の中にはポルトガルの香りを感じられるものが多くあります。
ポルトガル人がわざわざ日本にやってきたのは、実は偶然だったそう。
植民地化していたマカオからティモール島(中国大陸という説も)への航海の最中に航路を間違い、たまたま種子島に漂着したというのが一般的な説です。
なんともポルトガル人らしい無計画感を感じさせるエピソードではありませんか(笑)
一方のポルトガルにおいては、日本文化を感じさせるものはあまりありません。
しかしながら、ユーラシア大陸の端っこ同士のポルトガルと日本で、文化的に共通する点がかなり多いのは驚くべきこと。
・どこかシャイなポルトガルの人たちの性格
・魚を上手に調理する素朴な味付けのポルトガル料理
・日本でいう演歌にあたる、郷愁や哀しみを歌ったポルトガル伝統音楽のファド
「サウダージ(郷愁)の国」なんて言われるポルトガルを日本人がどこか懐かしく感じるのは、そんな共通点を心のどこかで無意識に感じているからなのかもしれません。
のぶよが初めてポルトガルを旅行で訪れた時に、なんだか懐かしい気分になったことをよく覚えています。
ヨーロッパ調の町並みで、日本とは全く異なる風景であるにもかかわらず。
とにかく、ポルトガルには、日本人の心をくすぐる「何か」が存在していることは間違いありません。
5.そもそもスペイン語の発音が好きじゃないから
全世界のスペイン語話者と、スペイン語を愛して情熱をそそぐ人々には本当に申し訳ありません。
先に謝っておきます。
のぶよは、スペイン語の響きが好きではありません。
スペイン語の早口でまくし立てる感じや、パラパラとした乾いた発音など、どうしても耳障りに感じてしまうのです。
スペイン語とひとことで言っても、各国で話されるスペイン語によって違いがあることはもちろん承知していますが、それでもやはりスペイン語の発音は全体的に好みではありません。
対するポルトガル語は、口の奥で発音され、深みが感じられます。
ポルトガル語特有の鼻母音も、なんだか優しい響きに聞こえます。
また、ポルトガル語ではスペイン語のような巻き舌で発音されるRは用いられません。
のぶよ的には、早口で乾燥したように聞こえるスペイン語よりも、ゆっくりと抑揚をつけて話されるポルトガル語のほうが、なんだか音楽を聴いているような深い美しさが感じられます。
人によって音楽の好みがあるように、言葉の響きによっても好みがあるのは当然のこと。
大阪弁が怖いと感じる人もいれば、かっこいいと感じる人もいるように。
のぶよの友人は、ポルトガル語を聞いて、
「なんかヌシュヌシュ言いながらモゴモゴ喋ってて全然綺麗じゃない」
と言っていました。
人によって何を美しいと感じるかはそれぞれ。
ポルトガル語が美しいと感じる人は、もうのぶよの友達です(笑)
おわりに
いろいろと書いてきましたが、どの言語に興味を持って勉強し始めるかは人それぞれ。
異なった動機や好みがあって当然でしょう。
もしあなたがスペイン語かポルトガル語、どちらかを学習し始めようと考えているなら、完全にスペイン語の方が、将来使用できる機会が多いでしょう。
スペイン語の話者人口はポルトガル語とは比べものになりませんし、スペイン語圏以外の国を旅行していてもスペイン語話者と出会う機会はかなり多くあります。
特に経済発展が著しい南米の多くの国の公用語となっているスペイン語は、将来的にも有用な言語でありつづけるでしょう。
一方のポルトガル語は、スペイン語ほど多くの国で通用しませんし、発音面での難易度も高めです。
将来的にも、期待できるのはブラジル経済ぐらいではないでしょうか。
経済危機を経験したポルトガルには、もはや悲壮感しか漂っていません(笑)
それでも、ポルトガル語を勉強しようと思うあなたは、立派なポルトガル愛好家。
のぶよと気が合うこと間違いありません。
ポルトガル語に興味がある方に、こんな記事も書いています。
コメント
のぶよさん、こんにちは。初めまして。
私はバンド活動や音楽鑑賞が趣味の50代のおっさんです。
良く聴く音楽はアメリカやイギリスですが、それとは別に昔からブラジル音楽に魅了されて
今でもよく聴いています。特にIvan Lins というミュージシャンが好きで、それがきっかけで
ポルトガル語を知りました。何かあの発音というか言葉の響きが好きなんです。
昔はポルトガル語が話せればイイなと思い本を買って勉強しましたが、
すぐに挫折しました笑
でも死ぬまでに一度はブラジルに行ってみたいですね。
スペインのミュージシャンも好きでよく聴くのですが、今回そういえばポルトガル語と
スペイン語って何が違うのかなと思い、のぶよさんのサイトにたどり着いたというわけです。
でも中南米でポルトガル語が使われるようになったのは何でブラジルだけなんでしょうね!?
長文失礼しました。
Kaz様
コメントいただきありがとうございます!
ブラジルの音楽、僕も好きでたまに聞くのですが、ポルトガルっぽい郷愁を漂わせながらも明るい雰囲気の曲が多くてとても聞き心地が良いと思います。
ブラジルのポルトガル語の柔らかな響きも、音楽に合っているような感じがしますね。
ポルトガル語は文法・発音ともにかなり難しい部類の言語に入るのかもしれません(ポルトガル人は自分たちの言葉が難しいことを実は誇りに思っているようです)
スペイン語とポルトガル語は、文法的にかなり近く、書かれた物ならお互いにほぼ理解できてしまうほどです。一方で発音面ではかなり開きがあり、ポルトガル語は無駄に複雑&聞き取りが難しくなっている印象を受けます。
中南米史にはあまり詳しくないので断定はできませんが、大航海時代にスペインより先にブラジルを植民地化したのがポルトガルで、その後スペインも南米の他の地域に進出してきました。
1494年に両国の領土争いを避けるためにトルデシリャス条約というものが締結され、南米大陸の東側をポルトガル、西側をスペインのものと国際的に定めたことが始まりとのことでした。
ポルトガルがもう少し大航海時代に頑張ってくれていれば、もしかしたら今頃世界の共通語はポルトガル語になっていたのかもしれませんね。
のぶよさん、はじめまして。 40年以上前にカリフォルニア州に永住した日本人で、ヒロシと言います。
自分はスペイン語の響きもポルトガル語の響きもどちらも好きです。 スペイン語の発音はどちらかと言うと男性的と言えると思う。 最近始めた趣味ですが、ラテン音楽、特にアフロ・キューバン、ブラジルのサンバ・カンサォン、それとポルトガルのファドに惹かれてCD(全部合計で70枚くらい)を買い込み、毎日ではないが、よく家で夕食のときに聴いていますよ。
大学での専攻は英語だったのですが、興味からスペイン語を2年取ったし、今も自分の周りにはメキシコ系の人たちが沢山いるので、スペイン語はさほど忘れませんが、なぜかポルトガル語独特の優しくセクシーと言えるような発音にも惹かれ、日本からテキストとそれに付いているブラジル人ネイティブのCDを買って一年くらい独習しました。 ポルトガル語の歌詞を少しでも理解したいし。(似ているからこそ、スペイン語とポルトガル語の二つを区別して覚えるのは難しいけれども)。
ついでに言うとフランス語も大学で少々やって、確かにきれいな響きだと思うのは否定しませんが、自分にはポルトガル語の発音もそれに負けず綺麗で魅力的に思えます。
確かにのぶよさんのおっしゃるように、スペイン語を話す者がポルトガル語を理解するよりも、その逆の方が断然易しい感じがします。 ブラジルに周りのスペイン語圏のエライ人(大統領とか)が来てテレビで演説しても、その内容のスペイン語訳なんて出ないらしい。 学校で習わなくともポルトガル語を第一言語とする者はスペイン語を理解できて当然と思われているんですね。
それに歌入りの音楽はスペイン語よりもポルトガル語の方が断然多い気がするし、歌のうまい人もポルトガル圏の方がずっと多いような気がしています。 それに音楽だけからでも、日本とポルトガルって文化的に似ているっておっしゃるのが、なんとなく実感として理解できるから不思議です。
いろんなポルトガル語の歌を聴きながら、ポルトガルとブラジルにいつか旅行出来る日に想いをはせています。 てか、最近ひょっこりサンパウロに住む日系ブラジル人とコネができたし、来年あたり、コロナ・ウィルスが収まったら早速ブラジルに行ってみたいと思っています。 そして南欧にも興味があるので、勿論いつかポルトガルにも。 元気で頑張ってください。
ヒロシ
ヒロシ様
こんにちは。コメントいただきありがとうございます!(そして返信が遅くなり申し訳ありません。)
私はポルトガルを自分の意志で住む場所として選んだこともあり、かなりポルトガルびいきな記事となっているのですが、温かいお言葉に感謝です。
世界的に見れば、どう考えてもスペイン語を学んだ方が、利用できる機会が桁違いであることは紛れもない事実でしょう。しかしながら、ポルトガル語にはポルトガル語の良さがある点も否めませんね。
個人的な感覚では、ブラジルのポルトガル語の方がミュージカルを聞いているような抑揚の付け方をするので、「情熱的」「甘い響き」と感じる方が多くいるのにも納得です。ポルトガル語独特の鼻母音などが、音楽に合うのかもしれませんし、どこか郷愁をそそるメロディーにうまく乗るような気もします。
現在ではなかなか先の旅行計画を立てることは難しい状況だと思いますが、これがいつまでも続くわけではありません。
ブラジルにも、ポルトガルにも、スペインにも、それぞれ異なった魅力が詰まっていることだと思います。できるだけ早く、以前のように自由に訪れたい場所へと赴くことばできる世界に戻ることを祈るばかりです。
のぶよさん、お返事有難う!
まず自分が最初に書いた内容に間違いがあるので、訂正させてください。
ブラジルに周りのスペイン語圏のエライ人(大統領とか)が来てテレビで演説しても、その内容のスペイン語訳なんて出ないらしい。 学校で習わなくともポルトガル語を第一言語とする者はスペイン語を理解できて当然と思われているんですね。
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ブラジルに周りのスペイン語圏のエライ人(大統領とか)が来てテレビでスペイン語で演説しても、その内容のポルトガル語訳なんて出ないらしい。 学校で習わなくともポルトガル語を第一言語とする者はスペイン語を理解できて当然と思われているんですね。
のぶよさんの書かれた他のトピックに関する文も読ませてもらっていますが、実に興味深いです。 特に「ポルトガル語のすごいところは、どんなジャンルの音楽でもほのかにサウダージを感じさせるところ」という意見にとても共感できます。 もう70歳が近いおじいちゃんですが、昔から自分も語学と音楽が大好きで、最近「ポルトガル語は音楽にすると一番美しい言語だ」という英語の記事を見かけてから、最近はポルトガル、ブラジル、はては元ポルトガル植民地だったアフリカの国やマカオの歌手のCDまで集め始めました(もちろんポルトガル語で歌われるもののみ)。
アメリカにはあまり興味をお持ちでないような気もしますが、もし将来アメリカにいらっしゃることがあれば、是非サンフランシスコにいらしてください。 お逢いしていろいろポルトガルやポルトガル語に関してお話を聞きたいし、お礼に普通は観光客が行かないようなきれいな場所などにご案内しましょう。(車の運転が出来ないので、公共バスに乗って、そして歩いてですが 笑)。 特にこれに関する返信はかまいません。 小さな町で語学教室を開きたいというあなたの夢がいつか実現、そして成功しますように。 これからも元気で頑張ってください。
のぶよさん、初めまして 定年退職して現在塾の講師をやっている65歳のおじさん(おじいさん?)です。
私は、語学が好きで、ずーとドイツ語をやって会社員時代には、かなり翻訳もしていました。
ロシア語も数年勉強しましたし、現在は、フランス語を改めて勉強しています。
ポルトガルはかねてから行ってみたい国でした。しかし、いままでやはり遠く、足が延ばせませんでした。
ところで、つい先日、NHKのBSをみていたらポルトガルの放送をしていました。そこでポルトガル語を初めて
長めに耳にして驚きました。あれ!!!スペイン語やイタリア語よりずっと柔らかく、母音が結構長い、
それもやさしいメロディーのような優しい抑揚。こんなに耳に心地よいなんて!びっくりしまた。
これはフランス語を一応退治したら、やらなくっちゃと思いました。
そこで質問なのですが、私の耳に間違いはないのでしょうか。母音がながくやさしく感じるのですが?
それから、お恥ずかし限りですが、私は英語のリスニングがとても苦手なのです。特に、あのべたべたしたアメリカ英語。TOEICで890をとっていますが、リスニングは一向に自信が持てません。ずいぶん勉強したのですがね。もちろん、リーディングもリスニングもほとんど450近くとっているのですが。
そこでもう一つ質問。ポルトガル語は母音が多いそうですが、リスニングは英語みたいに難しいのですか?
よろしくお願いいたします。
中田 勉様
コメントいただきありがとうございます。
いくつかの言語を学習なさったとのこと、自身と同じような感覚でいらっしゃるのかなあと勝手ながら親近感を感じます。
ポルトガル語の響きは、よく似ていると言われるスペイン語とは全く異なり、独特の心地よさが感じられますよね。
> そこで質問なのですが、私の耳に間違いはないのでしょうか。母音がながくやさしく感じるのですが?
ブラジルとポルトガル本国、アフリカ諸国など、どこの国のポルトガル語かによって響きは変わってきますが、概して母音の響きは長めで鼻母音もあるため柔らかく感じられると思います。特にブラジルのポルトガル語は、口を大きく開けて母音もはっきり長めに発音する傾向があるので、より音楽的な美しさが感じられるかもしれません。
> そこでもう一つ質問。ポルトガル語は母音が多いそうですが、リスニングは英語みたいに難しいのですか?
ポルトガルのポルトガル語に関しては、母音は9つとかなり多いです。ブラジルのポルトガル語やスペイン語は基本的に5つなので、発音やリスニング面に関してはポルトガルのポルトガル語の難易度はかなり高いかと存じます。
また、「リエゾン(二つの単語をつなげて発音する)」もポルトガル語のリスニングを難しくしている要因の一つであり、慣れていないと聞き取ることは難しいかもしれません。
以上、ご参考いただければと存じます!