こんにちは!クロアチア旅を満喫している、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
「世界一の夕日の町」として名高い、クロアチア中部、ダルマチア地方に位置するザダル。
ロマンチックな雰囲気漂う世界遺産の旧市街はとても美しく見ごたえがあります。
しかし、「クロアチア」「アドリア海沿岸」「世界遺産」の三つのキーワードが揃ったザダルを世界が放っておくわけがありません。
ザダルの旧市街は、日中は観光客で溢れかえり、もはや歩くのにも苦労するほど。
のぶよ的に、ザダル旧市街の観光は朝と夕方で済んでしまうと思います。
ザダル旧市街が人の波に覆われる日中は、郊外へデイトリップしてみるのはいかがでしょうか。
ザダル市街地には、「THE・アドリア海」といった砂浜のビーチはありませんが、少し足をのばせば黄金の砂浜が広がるビーチエリアは目と鼻の先なんです。
今回は、ザダルからバスで30分でアクセスできるアドリア海に浮かぶ島の町、ニン(Nin)を紹介します。
ザダルからニンへのバスでのアクセス方法も解説しているので、参考にしてください。
ザダルから簡単にアクセス可能!ニンの魅力
ニン(Nin)の町は、ザダルの北西14kmほどの所にある、二つの半島に囲まれた湾に浮かぶ島に位置しています。
これら二つの半島は、どちらも黄金の砂浜が眩しいアドリア海ビーチ。
まだまだ知名度が高くないため、観光客よりも地元の人が休日を過ごしにやってくるような場所です。
アドリア海を全身で感じる!黄金のビーチ
小島の上にあるニンの町を取り囲む二つの半島は、どちらも黄金のビーチ。
ニンの町からはいずれも1.5kmほどと徒歩でアクセス可能です。
地図上では、二つの半島は橋などではつなかっていないように見えますが、実は、泳いで渡れます!
二つの半島の先端はおよそ20mほどの距離しかなく、水深も大人の腰の高さほどしかないため、水着を着ていれば歩いて渡ることも可能なんです。
せっかくなので、二つのビーチを欲張って満喫してみるのもいいかもしれません。
ビーチから望むニンの町は美しく、アドリア海沿岸の町の雰囲気そのものです。
特筆すべきが、人の少なさ。
町を歩けば外国語ばかり耳に入ってくるのがクロアチアのアドリア海沿岸の町なのですが、ニンで聞こえてくるのはほとんどクロアチア語(だと思う)。
ザダルからちょっと息抜きにローカルの人々がやってくる場所。
といった雰囲気がかなり気に入りました。
聞こえてくるのは波の音とカモメの鳴き声だけ。
こんな上質な時間を過ごせるのも、クロアチアならではです。
静かで歩きやすいニンの町並み
ビーチだけではなく、ニンの町にも見所があります。
本土とは二つの橋でつながってるニン。
潮の香りが漂う心地よい風が吹く中、橋を渡っていくと、そこはこぢんまりとした中心街です。
古代ローマ時代から、町として人が住んでいたニンの入口の門がこちら。
かつてはドブロブニクのように、島全体が城壁で囲まれていたニン。
現在では城壁はほとんど残っていないものの、気持ちの良い遊歩道が整備されています。
島の西側には、漁に使われる船がいくつも泊まっていて、とてもノスタルジックな雰囲気。
ニンの中心街は、観光客で溢れかえる日中のザダル旧市街の喧騒が嘘のようにとても静かな雰囲気で、数軒のお土産屋やレストランが軒を連ねるだけ。
古代ローマ時代から続く歴史のある町らしく、そこら中にローマ時代の神殿や住居跡などの遺跡があります。
これらは1世紀~2世紀ごろの遺跡だというのが驚き。
遥か昔から、ここで生活が営まれていたんです。
本土からニンへと渡る橋の横には、この地方の伝統産業である塩作りのための塩田が。
湾のような地形のニンは、良質の塩作りに最適な場所だそうです。
町はずれには塩田ミュージアムもあるので、興味のある人は訪れてみるのもいいでしょう。
ザダルからニンへの行き方
ザダルのバスステーションから、LIBURNIJA社のバスが30分〜1時間間隔で運行されています。
(細心の時刻表は、LIBURNIJA社のサイトでご確認を。)
所要時間:30分
料金:片道17Kn(=¥280)
※往復チケットの設定はないので、帰りはバスの運転手から直接チケットを購入します
バスステーションの一角にある黄色いチケットオフィスがLIBURNIJA社のものです。
スタッフさんはとても親切で、ニンからの帰りのバスの時刻表を印刷までしてくれました。
チケットの“Peron”のあとの数字がプラットホーム番号です。(この場合は29番)
発車時刻までに指定されたプラットホームに行きましょう。
ニンは終点ではなく、Vrsi行きのバスに乗ります。
不安な人は、運転手に人で降りたい旨を伝えておきましょう。
到着時に教えてくれるはずです。
こちらがニンのバス停。
ロータリーの一角にあります。
ここから海に向かって3分ほど歩くと、ニンの中心街がある島へ渡る橋に着きます。
ニンからザダルへ帰る際は、行きでバスを降りたロータリーにある同じバス停にバスが停車します。
ザダルの宿泊なら、観光の中心である旧市街周辺が便利。
新市街は料金がぐっと下がるので、節約派なら考えてみるのもいいと思います。
おわりに
クロアチア、特に南部のダルマチア地方を旅行するなら、是非アドリア海のビーチでのんびり過ごしたいもの。
有名な町の近くのビーチは、観光客で溢れかえっていることが多いですが、探せば穴場のビーチもまだまだたくさんあるのがクロアチアの大きな魅力です。
旧市街の街並み観光が続くクロアチア南部の旅行において、良い気分転換にもなると思います。
アクセスも簡単なので、ザダル滞在中に是非足をのばしてみてはいかがでしょうか。
コメント