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アルメニア・ギュムリのおすすめレストラン4選【名物グルメも!】

こんにちは!アルメニア滞在もすでに4ヶ月!世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

アルメニア北西部のシラク地方最大の都市・ギュムリ(Gyumri / Գյումրի)。

ロシア帝国時代の町並みがどこまでも広がる美しい町で、アルメニア観光のハイライトの一つです。

「アルメニアの文化の中心地」と名高いギュムリは、ただ散策しているだけでも五感がビシビシと刺激されるはず。

200年前から変わらない町並みや、人形劇や音楽鑑賞などの芸術、クラフト文化まで…
アルメニアという国の、繊細でクリエイティブな伝統文化がギュッと詰まっているのがギュムリ。

とにかく、ここを見ずにアルメニアという国を語るのはナンセンスです。

ギュムリが好きすぎて、こんな超大作マニアック記事まで書いたほど…

…と、魅力を語り始めたらきりがないギュムリは、食文化が豊かで独特なことでも有名です。

シラク地方に伝わる郷土料理はもちろん、アルメニアの他地域で食べられる定番グルメにもオリジナリティーが加えられ、唯一無二のものとなっていることも。

それでいて、レストランなどの外食費は首都のエレバンの3分の2ほど。
…なんなんでしょうか、この町。本当にポテンシャルの高さに驚かされます。

ギュムリの「ポンチク」はマスト!

というわけで今回の記事は、ギュムリ滞在時に立ち寄りたいレストランを紹介するもの。

シラク地方の名物料理のお店から、絶品スイーツのお店、バックパッカーにも嬉しい激安食堂まで…
どれものぶよが実際に足を運んで「ここはおすすめ!」と感じたお店4軒に絞っています。

メニューの写真もバッチリ載せているので、だいたいの予算やメニュー内容を知りたい人の役に立つはず!

①シラク地方名物料理ならここ!Gwoog Gastrohouse

一人だとちょっと入りにくいかも…(ま、そんなの店側は気にしていませんが)

ギュムリでシラク地方の郷土料理を食べるならここ!
と、声を大にしておすすめしたいのがGwoog Gastrohouse

ギュムリ中心街~鉄道駅の真ん中ぐらいに位置しています。

伝統的な内装も◎
ギュムリらしい石壁が良い感じ。

一般の民家を改装した店内は、テーブル席が5席ほどとかなり小規模。
週末の夜は満席となる場合もあるそうなので、時間帯を少しずらして訪れるのが良いと思います。

Gwoog Gastrohouseはまだオープンして1年という新しいレストラン。
新型コロナウイルスの流行真っ只中のオープンという超逆境でしたが、地元客や観光客の間での評価はかなり高めなんだそうです。

Gwoog Gastrohouseのメニューがこちら ▼

メニューの多くがシラク地方の名物料理
サラダ・ドリンク類

ギュムリのレストランの相場より若干高めな料金設定ではありますが、メニューの多くはシラク地方の名物料理。

ギュムリ中心街で「シラク料理の名店」とされるいくつかのお高級レストランに比べると、かなり割安な価格だと思います。

のぶよ的に絶対に挑戦してほしいのが、ハザン・ホロヴァツ(Khazan Khorovats / Ղազան խորոված)。

アルメニア全土でポピュラーな「ホロヴァツ」とは、串に刺した肉を炭火で焼いたBBQのことですが、ここシラク地方では事情が異なります。

串に刺した牛肉を、焼くのではなくソースで煮込んで調理するのです ▼

ああ、もう一度食べたい…

トマトとワインがベースのソースでじっくりと煮込まれた牛肉はトロットロ。

テレビの食レポで「お肉が口の中でとろけるぅ~」なんて言ってんのを「は?馬鹿じゃねえの?」と思っていたタイプなのですが、全力で謝りたいです。

ここのハザン・ホロヴァツ、大げさでなく口の中で溶けてなくなります
こんな美味しい肉を食べたの、いつぶりだろう…

サイドメニューとして、チュロフ・ピラフ(Chrov pilaf / չրով փլավ)も注文。

バターをたっぷり入れて炊いたご飯に、ドライフルーツをまぜた郷土料理です。

「ご飯にドライフルーツ…?」と思うかもしれませんが、これが意外にも合うのです。

アプリコットやレーズンなどの甘味と、バターの豊潤さに包まれたご飯…
これも一度は味わってほしいもの。

もう一品「シラク地方と言えば!」という郷土料理、タタール・ボラキ(Tatar boraki / թաթար բորակի)も注文 ▼

初めての人は食べ方がわからないかも。

タタール・ボラキとは、薄く伸ばした小麦粉生地をひし形に切り、お湯で茹でた小麦粉料理。
ヨーグルト、すりおろしニンニク、溶かしバターをかけていただきます。

まさに「カロリー爆弾」そのものなわけで、翌日のニンニク臭もご覚悟を。

アルメニアで最も気候が厳しいと言われるシラク地方らしい、長い冬のスタミナ源となる料理です。

ちゅるっちゅるの生地。飲めるわこれ。
こんな感じでお好みの量トッピングする

タタール・ボラキの生地は、どこまでもちゅるっちゅる。
うどんをさらに滑らかにしたような食感で、もはや飲み物です。

以前紹介した、北コーカサス/アゼルバイジャン料理の「ヒンカル」とルーツは同じ料理だと思いますが、肉は一切入らない/トマトなどの野菜は使わない点が独特。

シラク地方は寒冷で不毛な土壌の地域で、農作物や家畜の数に限りがあるために、シンプルな材料へと進化したのかもしれません。

北コーカサス&アゼルバイジャン料理の「ヒンカル」についてはこちら!

Gwoog Gastrohouseには、他にもシラク地方の名物料理がたくさん。

中でもど定番とされる伝統料理が「カラ(Qyala / քյալա)」と呼ばれる、牛の頭をまるまる一個調理したもの。

とうてい一人や二人で食べられるようなものではなく、前日までの予約が必要(そりゃそうだ)とのことで、のぶよは挑戦しませんでしたが、興味のある人はチェックしてみては。

お店の人も物腰柔らかで、英語もとても上手。
温かな雰囲気の中でシラク地方らしい味を堪能したい人には、心からおすすめしたいお店です。

Gwoog Gastrohouse

・営業時間:火~日10:00~21:00 ※月曜定休
・予算:ランチ1500AMD(=¥358)~ / ディナー2500AMD(=¥)597~
※お会計時に10%のサービス料

②豊富なメニューで絶品、しかも激安!Kilikia Bistro

格安でバラエティー豊富なメニューが魅力的!

バックパッカーのみなさん、お待たせしました。
一人でも気軽に、格安で、旨いものが食べられる…そんな天国のようなお店がこちらのKilikia Bistroです。

アルメニア料理の定番であるホロヴァツ(BBQ)やケバブ、バーガー類に一品料理まで…
シラク地方の名物料理こそないものの、豊富なメニューが最大の魅力なパブスタイルのお店です。

一見おしゃれレストランっぽいけど…
実はかなり入りやすい雰囲気(そして激安)

ギュムリの中心街から徒歩10分ほどと少し離れている立地のためか、ほとんどが地元客の利用で観光客はまずやってこないローカル感が◎

なんと言っても、英語メニューがないくらいですから…(アルメニア語かロシア語のみ)

サラダ、スープ、一品料理系
ピザ、バーガー類

メニューが読めない人でもきっと大丈夫。

店内はBBQコーナーやピザコーナーなどにわかれており、視覚的に注文することも可能です!
(店員さんは全く英語通じませんが、まあみんな良い人なのでなんとかなるはず)

BBQ、パスタ、ピロシキ類
シャウルマ、飲み物類

ザッとメニューに目を通してみると、種類の豊富さ以上に驚かされるのがリーズナブルなお値段

エレバンの同じようなスタイルのお店と比べると、3分の2以下の低価格です(しかもサービス料もつかない!)

まず注文したのが、「アルメニア風ピザ」とも呼ばれるラフマジョ(Lahmajo / Լահմաջո)。

Kilikia Bistroでは上にのる具によって値段が変わり、

・ひき肉のみ(定番):250AMD(=¥59)
・ひき肉+チーズ:300AMD(=¥71)
・ひき肉+チーズ+きのこ:350AMD(=¥83)

というラインナップだったので、一番豪華そう&他ではあまりみかけない「ひき肉+チーズ+きのこ」にしてみました ▼

キノコの旨味とチーズのとろけ具合…ああ…

これ、まじで正解です。

定番のひき肉のみのラフマジョも美味しいのですが、チーズのコクとキノコの旨味がふんだんに感じられる絶品ラフマジョでした。

他のお客さんもラフマジョを頼んでいる人が多く、このお店の名物なのかもしれません。
(みんな10枚くらい大量に頼んでいて、1枚だけで頼んだのが申し訳なく感じたほど)

もうひとつ美味しかったのが、一品料理系の項にあった「豚肉とポテトのグリル」(1200AMD==¥286)。

ジョージア料理の「オジャフリ」のアルメニア版といった感じですが、完全に本家を越えていました ▼

アルメニア版「オジャフリ」は、ニンニクや油少なめでサッパリ。

ほどよい塩&油加減で味付けされた豚肉はとても柔らかく、ポテトもホックホク。
ふんだんに盛り付けられたハーブも彩り豊かで食欲を誘います。

とにかく油っこくて味付けが濃くて重たいジョージア料理に比べると、アルメニア料理はかなりあっさりした味つけ
隣同士の二つの国の食文化の違いを感じさせる一品でした。

これに加えて、シャウルマ(ドネルケバブ)やイキビル(豚肉の串焼き)など定番のファストフードを爆食いし、ビールまで飲んでも一人2500AMD(=¥549)ほど。

こんなにコスパ抜群の店、エレバンでは絶対に見つかりません…ギュムリ、恐るべし。

安いだけでなく、注文してから調理してくれる数々の料理の味も文句なし!
ギュムリで手軽&リーズナブルに食事をしたい人には強くおすすめしたいお店です。

Kilikia Bistro

・営業時間:全日9:00~23:00
・予算:1000AMD(=¥238)
※サービス料なし

③ここに行かずにギュムリを去るべからず!Ponchik Monchik

記事を書きながら、また食べたい禁断症状がでてきた…

単刀直入に言います。

ギュムリに来てこの店に行かなかったら、来た意味ありません

それほどにギュムレツィ(=ギュムリっ子)たちの間で絶大な知名度&支持を誇るのが、Ponchik Monchik

ギュムリ市内に2店舗あるカフェ兼レストランで、そのうちひとつはギュムリ中心街のど真ん中のするヴァルダナンツ広場(Vardanants Sq.)に位置しているので、観光の途中でも利用しやすいです。

常に多くの地元民でにぎわうヴァルダナンツ広場店
明るく清潔な雰囲気の店内

ギュムリにおいてPonchik Monchikの存在が伝説的なまでに有名になった最大の理由が、店名にもなっているポンチク(Ponchik / պոնչիկ)。

ポンチクとは、旧ソ連諸国で広くポピュラーな、カスタードクリームが入った揚げドーナツのことです。

基本のポンチクは150AMD(¥35)と驚異の安さ。

Ponchik Monchikのポンチクには三種類があり、

・ポンチク(カスタードクリーム入り):150AMD(=¥35)
・モンチク(チョコクリーム入り):300AMD(=¥71)
・ポンチク(いちごペースト入り):280AMD(=¥66)

と、いずれも良心的な料金設定。

ポンチクだけでなく、ケーキなどのスイーツやコーヒー紅茶類なども豊富に揃っています ▼

スイーツだけでなく、ガッツリ食事系のメニューもあるのでレストラン的な利用も可能。
どれもリーズナブルな料金なのが嬉しいです ▼

なによりも先に食べてほしいのが、ギュムリでは伝説レベルにポピュラーなポンチク。
せっかくなので、3種類あるフレーバーをひとつずつ注文することにしました。

そしてやってきたのがこちら ▼

完璧な球体の美しすぎる見た目

いやあ、映えすぎてびっくりしました。

Ponchi Monchikのポンチクは、薄い生地の中にクリーム等を入れ、まん丸の球体になるように上手に空気を入れながら油で揚げているのです。

一般的なポンチク。ぺちゃっと潰れた形が普通。

▲ エレバンなどで定番のポンチクと比べて見ると、その差は一目瞭然。

Ponchik Monchikのポンチクはもはや芸術のような美しいフォルムで、食べるのがもったいなく感じてしまうほどです。

定番のカスタードクリーム
いちごペースト

一口食べてみると、サクッとしながらももっちりとした薄い生地の食感と、中のクリームのほどよい甘味が口の中いっぱいに広がります。

それよりなにより、食べるのが難しすぎて…
上にかかっているパウダーシュガーが顔面全体に吹き上げてくるのです。

チョコ入り

見た目的にかなりボリュームがあるのかと思いきや、生地が薄めなので3つくらいペロリと平らげられます。
油で揚げているにもかかわらず油っこさはほとんどないため、ポンチク祭りに励むのも良いかも(笑)

Ponchik Monchikはギュムリにしか展開していないため、絶品のまん丸ポンチクは正真正銘ここでしか食べられないレアもの。

のぶよ的には、定番のカスタードクリーム入りのポンチクが甘さ控えめで一番好きでしたが、せっかくなら全種類制覇(&第二、第三ラウンドも)しておくのがおすすめです!

Ponchik Monchik

・営業時間:全日9:00~23:00
・予算:ポンチク150AMD(=¥35)~
※お会計時に12%のサービス料

④名もなきベーカリー

古都・ギュムリの中でも最古の町並みが残るクマイリ地区(Kumayri)。
散策がはかどって仕方がない美しい町並みの一角に、伝統的な黒い石造りの小さな建物があります。

こちらが、のぶよイチオシの名もなきベーカリー

店の名前はついておらず、GoogleMapにすら載っていないローカルなお店ですが、絶えず近所の人々が出入りしている地域密着型の雰囲気が好印象です。

各種パンを提供しているのですが、激推ししたいのがピロシキ(具入りパン)。

いくつか種類があるものの、のぶよのおすすめは鶏肉とキノコのピロシキです ▼

ロシアのピロシキとは形も生地も違う
中には鶏肉とキノコのソテー

ふわふわで少々甘味のあるパンの中には、鶏肉とキノコをハーブと一緒にソテーしたものがたっぷり。
キノコの旨味とほどよい鶏の油…まじで美味しいです、これ。

そもそも、ピロシキの具に鶏肉が入ることは珍しいもの(普通は牛か豚のひき肉)。
エレバンなど他地域では見かけたことすらないので、のぶよ的には隠れたギュムリ名物である気がします。

店内にはイートインコーナーもあり、ギュムリ観光のハイライトの一つであるクマイリ地区散策の休憩ポイントにもぴったり。
ギュムリでしか食べられない(?)ジューシーな絶品ピロシキ、ぜひお見逃しなく!

名もなきベーカリー

・営業時間:謎
・予算:200AMD(=¥47)
※サービス料なし

▲ 実際の場所はピンの場所より一本西のHakobyan通りとGorki通りの交差点付近

おわりに

アルメニア第二の都市・ギュムリ滞在中にチェックしたい、おすすめのレストラン4軒を紹介しました。

今回紹介した場所以外にも、ギュムリには他にも「名店」とされるレストランがいくつかあります。

ギュムリの伝説級三大レストラン

・Poloz Mukuch(マップ)
・Florence (マップ)
・Cherkezi Dzor(マップ)

しかしいずれも貧乏なのぶよにとっては手が届かない、(アルメニア的には)お高級レストランの部類。

「ちょっと奮発して良い雰囲気のレストランに行きたい!」という人は訪れてみるのも良いかも。(味に関しては保証できませんが)

逆に、のぶよのように「美味しいものを安く!」に人生をかけているタイプの人は、本記事内の4店に行っておけばまず間違いなし!
奥深いギュムリの魅力を味覚でも感じてみてはいかがでしょうか。

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