ボルニシの交通・アクセス情報(市内交通/近郊交通/トビリシからの行き方)
ボルニシは東西に広がる中心街を持つ町。
市内観光のほとんどは徒歩でカバーできますが、少し離れた場所へのアクセスには市内路線バスの利用が便利です。
また、周辺の村への移動に便利な近郊交通や、ボルニシへのアクセス拠点となるトビリシからの交通手段も知っておきたいところ。
この項では、ボルニシの交通・アクセスに関する情報を徹底解説しています。
ボルニシの市内交通
東西に広がるボルニシの町を走る市内路線バスは、ボルニシ市民の大切な足。
ボルニシ中心街西側のラテヴァニ村(Ratevani / რატევანი)~ボルニシ中心街~東側のラチスヴァニ村(Rachisubani / რაჭისუბანი)を往復するルートで、30分に1本ほどの頻度で走っています。
ボルニシ市内路線バスの利用は現金払いのみで、運賃は1回0.5GEL(=¥25)です。
ボルニシ~近郊の村間の交通
ボルニシは、このエリアの交通網の中心的な町。
周辺の小さな村に向かうマルシュルートカが発着していますが、どれもローカル便で時刻表が不明な場合が多く、利用にはややハードルが高い点がネックです。
ここでは、クヴェモ・ボルニシ行きのマルシュルートカと、ドマニシ方面行きの移動方法を分かる範囲で解説します。
ボルニシ~クヴェモ・ボルニシ間
ボルニシ~クヴェモ・ボルニシ間は8kmほどの距離があり、徒歩で移動するのはなかなか大変。
ボルニシ中心街で客待ちをしているタクシーを利用する場合は片道15GEL(=¥750)ほどが相場ですが、中心街西部にあるバスステーション【マップ 黄色】から出発しているマルシュルートカを利用することもできます。
しかしながら、この区間のマルシュルートカは1日に2往復のみ&地元の人も時刻表を知らないというハードモードなもの。
利用する場合は現地での聞き込みが必須となります。
ボルニシ~クヴェシ城塞~ドマニシ間
ボルニシ~クヴェシ要塞~ドマニシ間のアクセス方法は、トビリシ基点でドマニシにアクセスする場合とほぼ同じ。
この区間だけの便は存在せず、結局トビリシ~ドマニシ間のマルシュルートカにボルニシから途中乗車→目的の場所で下車となります。
トビリシ発ドマニシ行きのマルシュルートカがボルニシを通過する時間の目安は、トビリシの発車時刻+1時間といったところ。
ボルニシの中心街にいくつもあるバス停で、ドマニシ方面へと走るマルシュルートカを待っていればOKですが、手を挙げて合図しないと停車してくれない場合も多いのでご注意を。
トビリシ~ボルニシ間のアクセス・行き方
ボルニシへのアクセス拠点となる町は、首都のトビリシ一択。
1時間少々でアクセスできてしまうので、日帰りでの観光も十分に可能です。
トビリシ~ボルニシ間のアクセス方法は、以下の3通りです。
①タクシー
トビリシでタクシーをチャーターしてボルニシへアクセスする場合の予算は、片道でG70EL~100GEL(=¥3500~¥5000)。
人数が多ければ、リーズナブルな値段で快適に移動することができます。
ボルニシなど近郊の見どころもセットでまわる場合、予算はもちろん上がってくるので要交渉。
丸一日チャーターして150GEL~200GEL(=¥7500~¥10000)ほどが相場です。
②現地ツアー
時間に余裕がない場合や、効率良くボルニシと周辺エリアの観光を済ませたい場合は、現地ツアーに参加するのもおすすめ。
個人ではややアクセスしづらいボルニシの教会群を楽々移動できるのは大きなメリット。
ボルニシ中心街のドイツ人地区やもう一つのドイツ人村・アスレティも訪れる、カルチュラルなツアーがメインとなります。
③マルシュルートカ
【往路(トビリシ→ボルニシ)】
トビリシ~ドマニシ間の移動に利用できるマルシュルートカは、以下の2路線です。
・ボルニシ行きの直行マルシュルートカ
・ボルニシ経由ドマニシ行きマルシュルートカ
ボルニシ行きの直行マルシュルートカの方が便利そうに思えますが、この便のトビリシ始発は12:00と遅め。
ドマニシ行きは朝9:30から頻繁に出発しているので、こちらを利用してボルニシで途中下車する方が断然便利です。
ボルニシ行き/ドマニシ行きのいずれのマルシュルートカが発着するのも、トビリシ南東部に位置するサムゴリ・バスステーション。▼
上の写真のあたりに、ドマニシ行きのマルシュルートカが数台停まっています。
【復路(ボルニシ→トビリシ)】
ボルニシ→トビリシ方面の帰りは、ボルニシ中心街西部にあるバスステーション【マップ 黄色】から出発するトビリシ行きの便に乗ればOK。
もしくは、ドマニシ始発トビリシ行きのマルシュルートカもボルニシのバスステーション前を通るので、こちらに途中乗車することも可能です。
ボルニシのホテル情報
多くの旅行者がトビリシから日帰りで観光していくためか、ボルニシの宿泊地の選択肢はかなり狭いのが現状。
ゲストハウスも少ないですし、格安のホステルも存在しません。
しかしながら、ボルニシと周辺エリアはとにかく見どころが多く、1日ではまわりきれないほど。
トビリシから数日に分けて往復を繰り返しても良いのですが、やはり現地に宿泊するのが効率的だと思います。
ここでは、ボルニシ観光に便利な立地にある二軒のホテルを紹介します。
Hotel Deutsche Muehle Bolnisi
ドイツの香りただようボルニシを象徴するホテル。伝統的な造りと美しい内装に定評があり、少し贅沢なステイにおすすめです。
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Bolnisi Prime House
伝統的なスタイルのゲストハウスならこちら。清潔で凝った内装と、地方部らしい温かなおもてなしが期待できます。
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おわりに
ボルニシの観光に必要な情報をまるっと解説しました。
ものすごい量となってしまいましたが、実際に訪れる人の役に立てば嬉しいです。
ボルニシは、観光地としてのポテンシャルしか感じない町。
シンボルであるボルニシ・シオニとドイツ情緒たっぷりの町並み、ここだけの地ビールにアゼルバイジャン文化が混じるエキゾチックさに絶品料理に…
いったいどうしてこんなに魅力あふれる町がまったく注目されないのか、理解に苦しむレベルです。
トビリシからの距離も近いので、興味があるポイントに絞れば日帰りでサクッと観光できる点もメリット。
反対に、ガッツリとこの町の魅力に浸りたい人は数日間の滞在でも飽きずに楽しめるはずです。
スポットライトが当たっていない今こそ、ボルニシの良さを100%感じるチャンス。
さあ、観光客やノマドであふれるトビリシだけにこもっていないで、極上の街歩き&歴史観光へ出かけましょう!
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