こんにちは!フランス、カナダでワーホリの後、現在はポルトガルで3か国目のワーキングホリデーの真っ最中ののぶよです。
海外生活6年目となった現在、よく聞かれる質問があります。
「どこの国が一番住みやすい?」
「どこの国の物価が安い?」
「ポルトガルって物価がすごく安いって聞いたんだけど本当?」
住みやすさに関しては人それぞれなのでなんとも言えません。
(主観的な意見ではやはりカナダだと思います。)
しかし、物価に関してはある程度客観的に比較することができます。
今回は、これまでのぶよが暮らした国 (日本を含め) 4か国の物価を実際の経験、感覚から比較して、ポルトガルの物価は本当に安いのか、検証していきたいと思います。
比較対象は、大阪(日本)、パリ(フランス)、モントリオール(カナダ)、リスボン(ポルトガル)の四都市です。
いずれも各国の第一・第二の都市です。地方部へ行けば物価も変わってくるので、あくまでも目安としてお考え下さい。
ポルトガルに移住を考えている人、旅行で訪れようと思っている人のいずれにも役立つこと間違いなし!
同時にカナダ (ケベック州)とフランスの物価についても知れるので、ワーホリ・留学などで渡航予定の方のご参考になれば。
各項目の物価の比較方法
最も安い国には3ポイント
二番目に安い国に2ポイント
三番目に安い国に1ポイント
最も高い国に0ポイント
最後にポイントが多いほど、物価が安めであるといえるはず!
※執筆当日の為替レート(€1=¥123.85/C$1=¥81.18)で計算
食事 (外食) 編
まずは生活・旅行の要である食費について。
レストランやカフェなどでの外食に焦点を当てますが、どんな店で何を食すかによって大きく変わってきます。
あくまでものぶよが生活した国・都市における、気取らずに入れるレストランでの食事の平均的な価格を比較していきます。
高級レストランなどに関しては、のぶよは縁がない人なので語れません(笑)
どこの国でも高級レストランへ行けばある程度の値段がするとお考え下さい。
※横スクロール可。
カフェで朝食 | レストランで ランチメニュー | レストランで 夕食+アルコール | 軽食類 | マクドナルドのセット | カフェで コーヒー1杯 | ビール1缶 (500ml) | バーでビール1杯 (パイント) | レストランで ワイン1杯 | コカコーラ1缶 | ラーメン一杯 | |
日本 | ¥500 | ¥1000(飲み物+サラダ+メイン) | ¥2000(ビール+メイン+小皿) | ¥350 (たこ焼き) | ¥680 | ¥300 | ¥250 | ¥500 | ¥400 | ¥130 | ¥800 |
フランス | €6 (¥744) | €12 (¥1486) (前菜+メイン) | €25 (¥3096) (ワイン1杯+前菜+メイン+デザート) | €5 (¥619) (ケバブ) | €8 (¥991) | €2 (¥248) | €1.30 (¥161) | €5 (¥619) | €2.5 (¥310) | €2.32 (¥287) | €12 (¥1486) |
カナダ | C$7 (¥568) | C$13 (¥1055) (飲み物+メイン) | C$25 (¥2029) (ビール+前菜+メイン) | C$9 (¥731) (プーティン) | C$10 (¥812) | C$1.80 (¥146) | C$3 (¥244) | C$7 (¥568) | C$3 (¥244) | C$2 (¥162) | C$12 (¥974) |
ポルトガル | €2.50 (¥310) | €7 (¥867) (飲み物+スープ+メイン+デザート+コーヒー) | €13 (¥1610) (ワイン1杯+前菜+メイン+デザート) | €2 (¥248) (ビファナ) | €6 (¥743) | €0.6 (¥74) | €1.30 (¥161) | €2.5 (¥310) | €0.7 (¥87) | €1.22 (¥151) | €14 (¥1734) |
日本 | フランス | カナダ | ポルトガル | |
総合ポイント | 19 | 7 | 13 | 28 |
とにかく激安なポルトガル
予想はしていたものの、ダントツでポルトガルが安いという結果に。
特にレストランや食堂での食事は、セットメニューでいろいろとついていて7€ほどと西ヨーロッパでは考えられない値段で食事ができます。
コーヒーやワインともに1ユーロ以下が普通のポルトガル。
この物価に慣れてしまうと、もうイギリスやフランスには行けません。(笑)
ただし、ラーメンなどの日本食は、根付いていないこともあってかなり珍しく、そのためかなり高いです。
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意外に安い日本
意外に感じたのは、日本も外食費がそこまでかからないという点。
実は、日本は先進国の中では外食費がかなり安いことで有名なんです。
1000円以下で一食済ませられる先進国は、のぶよの経験上では日本だけです。
ただし、アルコールやコーヒーなどはかなり割高です。
まあ許容範囲なカナダ
カナダドルのレートが低いので、カナダは思ったよりも値段がかからない印象。
外国ではかなり割高に感じられる日本食も、ブームによる価格競争の影響もあって比較的お手軽な値段で食べられます。
しかし、カナダの場合は表示価格は税抜で、そこに消費税(州によるがケベック州では約15%)とほぼ義務であるチップ15%を加算する必要があるので注意。(表内の値段は全て含んだ総額です)
激高なフランス
とにかく高いのはフランス。
アルコール類は物価の割にかなり価格が安く感じられますが、一度外食してしまえば旅行や生活の予算がかなり圧迫されてしまいます。
フランス人の若者は、基本外食はしません。自炊かケバブですよ。(笑)
日本人で料理を全くしない人がある程度存在することに、欧米諸国ではかなり驚かれますし、したがって「日本人=お金持ち」なイメージをもたれがちです。
でも、こんなに外食が良心的な値段なら、もはや料理する必要ありませんよね。
食材(スーパーマーケット)編
続いては、自炊派の旅人や長期滞在する人には死活問題である、スーパーマーケットでの食材の値段を比較していきましょう。
日本ではあまりkg単位で食材を買うことはないと思いますが、欧米では基本週末に大量買いして冷蔵庫に保存しておく人が多いです。
あんなに毎日毎日スーパーに通うのは日本人くらい。新鮮な食材に対する貪欲な姿勢には脱帽です。
卵 (12個) | 米 (1kg) | 牛肉 (1kg) | 鶏むね肉 (1kg) | 牛乳 (1ℓ) | じゃがいも (1kg) | トマト (1kg) | りんご (1kg) | チーズ (1kg) | パン (500g) | |
日本 | ¥223 | ¥442 | ¥2053 | ¥786 | ¥184 | ¥409 | ¥666 | ¥740 | ¥1605 | ¥189 |
フランス | €2.65 (¥328) | €1.68 (¥208) | €15.72 (¥1961) | €9.79 (¥1212) | €0.94 (¥116) | €1.45 (¥180) | €2.30 (¥285) | €2.30 (¥285) | €14.36 (¥1778) | €1.36 (¥168) |
カナダ | C$3 (¥244) | C$4 (¥325) | C$13 (¥1055) | C$12 (¥974) | C$2 (¥162) | C$3 (¥244) | C$4 (¥325) | C$4 (¥325) | C$9 (¥731) | C$3 (¥244) |
ポルトガル | €1.68 (¥208) | €0.87 (¥108) | €9.31 (¥1153) | €5.42 (¥671) | €0.62 (¥77) | €0.80 (¥99) | €1.35 (¥167) | €1.35 (¥167) | €7.21 (¥893) | €1.09 (¥135) |
ソース:https://www.combien-coute.net/ 様々なブランドの商品を含めた平均価格を紹介しているサイトです。
日本 | フランス | カナダ | ポルトガル | |
総合ポイント | 6 | 13 | 13 | 28 |
やっぱりポルトガルが激安
ポルトガルの見事なまでのブルー率(笑)
とにかく食費が安く済むポルトガル。
外食ですら安かったのに、スーパーマーケットへ行くとその外食費ですらもったいなく感じることも。
お米1kg100円、じゃがいも1kg99円、トマト1kg167円…
みなさん、ポルトガルはヨーロッパですよ~(笑)
しかしながら、個人的にはポルトガルの肉の価格は物価の平均から考えても高めだと思います。もう少し安いくらいが適正価格ではないかと。
食材は良心価格なフランス
ポルトガルには敵わないものの、そこまで食料品が高くないのがフランス。
農業国だけあって、高い物価のわりに野菜や乳製品などの食料品はかなり安めに抑えられています。
パリに住んでいたのぶよですが、基本外食はせず自炊していたので、フランスでの食費はかなり抑えられていました。
驚いたのがチーズの値段。
「フランス=チーズ」というイメージがあったので、安いのではと思っていましたが、まさかの日本より高いという結果に。
まだまだ許容範囲なカナダ
フランスほどお得感はないものの、まだまだ適正価格という印象のカナダ。
特に牛肉、チーズの安さはさすがといったところ。
一方で、のぶよはカナダで野菜類が少し割高に感じていました。
長く寒い冬には野菜がとれないので、輸入品に依存せざるを得ないのが原因でしょう。
ちなみにケベック州では、加工されていない食品には消費税がかかりません。
15%の消費税がないというのはかなり大きいです。
論外。日本
そして最下位となってしまった日本。
でもこれには誰もが納得するのではないでしょうか。
日本の食料品の高さは本当に異常だと思います。特に野菜・果物類。
小分けされて包装された申し訳程度の量で売られている野菜や果物とその価格に、外国人は衝撃を受けます。
じゃがいも、トマト、りんごなど、その他の国の2倍ですよ?信じられない。
あんなに毎日食べているお米ですら、一番価格が高いという残念な結果に。
そりゃあみんな自炊する気もなくなります。
移動費編
旅行にも、日常生活にもかかせない移動費。
なかなか節約するのも難しいので、安ければ安いほどうれしい費用です。
地下鉄などの市内交通から、バスや電車での長距離移動費まで比べていきます。
地下鉄1回券 | 市内交通1日券 (地下鉄・バス) | 市内交通定期券 (1ヶ月) | タクシー初乗り | 長距離鉄道料金 (のべ300km) | 長距離バス料金 (のべ300km) | 中心街から空港まで 交通費 | レンタカー1日 (普通車・保険込み) | 高速道路料金120km | |
日本 | ¥180~¥370 (距離により変動) | ¥800 (エンジョイエコカード) | ¥12,160 (大阪市内1~5区) | ¥660 | ¥11,400 (大阪-広島 新幹線) | ¥4,000 (大阪-広島 JR バス) | ¥1150 (梅田 – 関空) | ¥6000 | ¥4350 (吹田 – 米原) |
フランス | €1.90 (¥235) (一律) | €12 (¥1486) (Paris Visite 1日券) | €75.20 (¥9313) (Navigo mois) | €4.10 (¥508) | €63 (¥7802) (パリ-アンジェ TGV) | €24 (¥2972) (パリ-アンジェ) | €10.30 (¥1276) (RATP利用CDG) | €50 (¥6192) | €23 (¥2848) (パリ- オルレアン) |
カナダ | C$3.25 (¥264) (一律) | C$10 (¥812) (STM pass 1 Jour) | C$85 (¥6900) | C$3.50 (¥284) | C$98 (¥7956) (モントリオール-ケベック VIA) | C$50 (¥4059) (モントリオール-ケベック) | C$10 (¥812) (STM利用) | C$80 (¥6494) | 無料 |
ポルトガル | €1.40 (¥173) (一律) | €6.40 (¥793) (Bilhete Diário) | €36.70 (¥4545) | €3.25 (¥403) | €25 (¥3096) (リスボン – ポルト CP) | €19 (¥2353) (リスボン – ポルト) | €1.50 (¥186) (地下鉄) | €20 (¥2477) | €7 (¥867) (リスボン-ナザレ) |
日本 | フランス | カナダ | ポルトガル | |
総合ポイント | 6 | 10 | 13 | 25 |
やっぱり安いポルトガル
再び青一色のポルトガル。
1ヶ月の乗り放題定期券36.70ユーロですよ。
しかもこれ一枚で地下鉄、バス、近郊列車の全てに乗車可能というすぐれもの。
リスボン市内と国際空港は地下鉄で結ばれていて、別途チケットを買う必要もありません。
1.50ユーロ、追加料金なしで市内から空港までアクセスできる首都はかなり珍しいと思います。
ポルトガルの長距離移動費は、物価の割に少し割高といった印象。
地理的に他ヨーロッパ諸国から離れたポルトガルでは、ヨーロッパを席捲するドイツ資本の格安バス会社、Flixbusのバス網が発達していません。
そのため、国内バス会社は1社が独占しているため強気な価格設定なのです。(とはいっても他の国よりは安い)
レンタカーも「騙されてるのでは?」と感じるくらい安いです。
ただしマニュアル車が主流なので、オートマ車はぐんと値段が上がってしまいます。
車社会は伊達じゃない!カナダ
比較的移動費が安いのがカナダ。
車社会のため、高速道路は驚きの無料です。
もう日本に帰って馬鹿高い高速料金を払う意味がわからなくなります。
モントリオール市内の移動費は、1ヶ月パスなどを使えばかなりお得です。もちろんバス・地下鉄共通。
のぶよがカナダ在住時に高く感じていたのが、長距離移動費。
ケベック州では長距離バス会社は1社が独占しており、ポルトガルと同じ理由で高めの値段設定になっています。
かなり高いフランス
かなり移動費が高く感じるのはフランス。
地下鉄の1回券こそ良心的な値段ではありますが、定期券は毎月買うのをためらうほど高かったです。
フランスで意外に安く済むのが長距離のバスや鉄道での移動費。
色々な割引があり、他国資本の格安バス会社や割安の鉄道チケットもあるので、高めの物価の割に比較的安く移動できます。
日本の交通費の高さは異常
そして日本。論外(笑)
たった300kmの鉄道移動で1万円超えですよ。
日本に居たら普通なのかもしれませんが、のぶよは絶対に300kmのためにそんなに払えません。ヒッチハイクするわ。
それに高速料金はフランスの約2倍近く。もはや下道しか使えないでしょう(笑)
大阪地下鉄の定期券も、それ自体でダントツに高いですが、私鉄などを経由する場合はさらに高額になりますよね。
もう全部統一したらよくないですか?
日本人にとっても謎な割増料金システムに加えて、なんでそんなに高いお金を払ってあんな満員電車に詰め込まれなければならないのか、のぶよにはわかりません。
住居・宿泊・生活編
旅行で気になるのはホステル・ホテルへの宿泊費。
長期滞在の場合は、アパートやシェアハウスの月々の家賃も気になるところです。
ここまで無敵の安さを誇っていたポルトガルですが、ここに来て異変が…?
ホステル ドミトリー1泊 | エコノミーホテル (二人部屋・二人分の料金) | アパート家賃 (光熱費別) | シェアハウス家賃 (光熱費込) | ガソリン1ℓ | |
日本 | ¥3500 | ¥13000 | ¥60,000 | ¥35,000 | ¥138 |
フランス | €25 (¥3096) | €60 (¥7431) | €750 (¥92884) | €400 (¥49538) | €1.49 (¥185) |
カナダ | C$18 (¥1461) | C$80 (¥6494) | C$450 (¥36531) | C$300 (¥24354) | C$1.11 (¥90) |
ポルトガル | €9 (¥1115) | €30 (¥3715) | €500 (¥61923) | €350 (¥43346) | €1.55 (¥192) |
日本 | フランス | カナダ | ポルトガル | |
総合ポイント | 6 | 3 | 13 | 8 |
びっくりな安さ!カナダ
これまでのポルトガル一強から様子が変化したのがこの宿泊・住居費。
なんと最も安いのはカナダという結果に。
宿泊・滞在費に関しては、クオリティーを考えてもかなり安い部類だと思います。
なんといっても驚くのが住居にかかるお金。ぶっちぎりの安さです。
土地が広いからでしょうか。
実はケベック州のモントリオールは、トロントやバンクーバーなど他州の大都市に比べて、かなり安くアパートに住めることで有名なんです。
3万円台でモントリオールの町中に住めるんですよ。
大阪で言ったら京橋あたり、東京なら江東区あたりと思っていただければ。
とにかく!住むにはかなりオススメですよ、カナダ。(寒いけど)
ホステルは安いのに、アパートは激高なポルトガル
次いでポルトガル。
ホステル・ホテルの宿泊費は群を抜いて安いです。
他の西ヨーロッパの首都で、10ユーロ以下で泊まれるホステルにのぶよは出会ったことがありません。
最安値だと6ユーロなんてところも。
のぶよ的にはリスボンのホステル1泊で15ユーロ以上のところはかなり高いと思います。
反対に、頭がおかしいんじゃないかとしか思えないのがリスボンのアパートやシェアハウスなどの家賃。
断言します。大阪の方が安いです。
つい3~4年前は150ユーロほどでシェアハウス、200~300ユーロ代でアパートを借りられた良き時代は遥か彼方へ。
増えすぎた観光客の民泊や他ヨーロッパ諸国から殺到する移住者によって、ポルトガルの都市部の家賃はほぼ倍になりました。
現在ポルトガルでかなり問題になっているこの家賃高騰。
だって月の手取り最低給料が500ユーロ代の国ですよ?家賃を払ったら給料が底をついてしまいます。
「じゃあ田舎で安い家賃で暮らそう!」と思っても、家賃が格安の田舎暮らしでは車が必須で、なぜか他のヨーロッパ諸国よりも高いポルトガルのガソリン代。
悪いことは言いません。ポルトガルへは旅行で来ましょう(笑)
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意外と安い物件も見つかる日本
そして日本。
東京と大阪では大きく違うのかもしれませんが、少なくとも大阪市内のワンルームなら6万円くらいの値段が妥当でしょう。
世界中で言われているほど、日本に住むのはお金がかからないと思います。
ただし、ポルトガルとは反対に、宿泊費の高さは群を抜いています。
特にホテルは一室に二人で泊まると二人分の料金がかかるという謎のシステム。日本に来る外国人はさぞや驚くことでしょう。
同じ空間に一人で泊まるのと二人で泊まるので料金が倍になる理由を本気で教えてほしいです。水道代?
ぶっちぎりで高いフランス
居住に関して最もお金がかかるのがフランス。
特にパリは本っっっ当に高いです。
みんなどうやって生活しているのかわからなくなるほどに。
こんなに高い家賃を払っていても、歴史がある(というか古い)アパートなんてこともザラです。
のぶよはかなり幸運で、パリ市内で400ユーロ代の部屋を見つけて住んでいました。
しかし部屋というよりは「空間にベッドがある」という感じ。
キッチンなし、洗濯機なしのもはや簡易宿泊所のような生活でした。
コインランドリー代をケチって全て手洗いしていたのは、若かりし頃の良き思い出です。(笑)
観光・雑費編
観光地への入場料金や、日々の生活で必要となる日用品代金や雑費など。
意外と国によって差が開くものなんです。
美術館入場 | 遊園地入場 | 公衆トイレ | たばこ一箱 | トイレットペーパー | 映画館 | |
日本 | ¥1,100 (MIHO MUSEUM) | ¥7,900 (USJ) | 無料 | ¥450 | ¥400 | ¥2000 |
フランス | €17 (¥2105) (Louvre) | €56 (¥6935) (DLP Billet Magic) | €0.50 (¥62) | €8 (¥991) | €4.30 (¥533) | €12.50 (¥1548) |
カナダ | C$23 (¥1867) (Musée des beaux-arts de Montréal) | C$61.99 (¥5032) (La Ronde) | 無料 | C$12 (¥974) | C$5 (¥406) | C$12 (¥974) |
ポルトガル | €6 (¥743) (国立古美術館) | 遊園地なし(笑) | €0.50 (¥62) | €4.20 (¥520) | €1.70 (¥221) | €7 (¥868) |
日本 | フランス | カナダ | ポルトガル | |
総合ポイント | 10 | 2 | 11 | 11 |
やっぱり安いポルトガル
ここにきて、ポルトガルが巻き返してきました。
ポルトガルの「遊園地なし」は、書いてて本当に笑いました(笑)
アクアパークのようなものはありますが、アトラクションがある遊園地は存在しないポルトガル。
クリスマス期間などは移動遊園地がやってきてそれはそれは盛り上がります。だってそれが唯一の遊園地だから(笑)
ポルトガルは日用品なども安いです。たばこ4.20ユーロは西ヨーロッパの国の中でも最安といえるでしょう。
あまり生活にお金がかからないカナダ
意外と生活費が安く済むのがカナダです。
先ほどの住居費の安さも含めて、住みやすさではやはりNo.1。
しかしタバコやアルコールなどの嗜好品はかなり高めです。
まだまだお得な日本
全体的に安く抑えられている印象の日本。
たばこの安さは先進国でも一二を争うレベルなのではないでしょうか。
ただし遊園地、映画などの娯楽はやはり高め。
それにもかかわらず、高校生や大学生などの若い人たちでも気軽に遊びに行けるのだから、日本はやはり豊かな国なんだなと実感させられます。
とにかく高いフランス
そして一番高くつくのがフランス。
「ルーブル美術館をそのへんの美術館と比べるな!」と怒られそうですが、一般的にフランスの美術館は高いと思います。
まあその分見ごたえのある作品も多いので、訪れる価値は十分ありますが。
のぶよ的には17ユーロ払って、あの阿鼻叫喚の人ごみの中で遠くにかすんで見えるモナリザを鑑賞するよりも、おいしいフランス料理のランチメニューを食べたいです。
ヨーロッパの他の国と同様、たばこの値段はかなり高め。
それでも喫煙率はかなり高い印象です。
おわりに
というわけで。
もはや結果はわかりきっていると思いますが、一応総合のポイントの合計がこちら。
日本 | フランス | カナダ | ポルトガル | |
総合ポイント | 47 | 35 | 63 | 100 |
はい。ポルトガルぶっちぎりで優勝(笑)
安い・暖かい・それなりの生活水準、全てがそろった国といえるポルトガル。
しかし、不思議なことに、実際にポルトガルで生活しているのぶよにとっては、そこまでポルトガルの物価が格安である感覚はありません。
先述の通り、物価の割にかなり高い家賃のためでしょう。
一か月の支出の中で、家賃・光熱費が占める割合はかなり大きいです。
今回はリストアップしていませんが、家電や台所用品などは日本と変わらないか割高な場合もあります。
そして安い給料と仕事探しの難しさもポルトガル生活の大きな問題。
がんばってポルトガル語を勉強して仕事を見つけても、フルタイムで月700ユーロ代、そこから税金を引かれて…と考えるだけで恐ろしいです。(笑)
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やはり住むならカナダでしょう。
仕事はたくさんあり給料も高め。
家賃や食費などはかなり抑えられるので、安く快適な生活が送れます。
ただし1年のうち半分は雪の中です。(笑)
反対に移動費は割と高めなので、短期間で周遊する旅行だと高くついてしまいます。
住むようにゆっくりと旅してみたい国です。
「高い高い」と言われる日本。
相対的に見ると、日本は先進国でありながら、住むにはかなり安い国の一つなんです。
生活費はある程度抑えられるのに加えて、他の国よりも高い給料水準。
…なんだか日本へ帰りたくなってきました。(笑)
しかし旅行者にとってはおそらく世界でも一、二を争うほど高くつく国であることに間違いありません。
超高額の移動費と超高額の宿泊費。
みなさん、昨今増加している訪日外国人の方々がどれだけ日本にお金を落としていってくれてるか想像できますでしょうか。
そして住むにも旅行するにも高いフランス。
もちろんパリと地方では状況が異なるでしょうが、在住経験者から言わせてもらうと、とにかく高いですよ。
私たち日本人の持つイメージとは裏腹に、フランスの一般市民の生活はかなり質素です。
彼ら、本当に無駄なものは買いません。外食も特別な機会にしかしません。
フランス語留学ならケベック州へいらっしゃい!(笑)
フランス留学の半分~3分の2の費用で済むはずです。
というわけで、書いてて筆が止まらなくなったこの物価比較記事。
自分でいろいろ調べていて面白かったです。
大体の物価感覚としては、フランスは日本の1.5倍くらい。カナダは日本よりやや安め、ポルトガルは日本の半分程度という認識でいいと思います!
長々と書き連ねた記事に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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