こんにちは!クロアチア南部・ダルマチア地方の島々を旅している、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
アドリア海に浮かぶリゾートアイランド・フヴァル島は、ゴージャスな町の雰囲気と綺麗すぎる海が魅力的な楽園のような場所。
フヴァル島の観光の中心地であるフヴァル・タウン内でも十分にリゾート気分を味わうことは可能ですが、少し足をのばして更なる離島へのボートトリップをしてみるのもおすすめの過ごし方。
今回は、フヴァル・タウンの目と鼻の先にあるパクレニ諸島へのボートトリップについて解説します。
格安&気軽にアクセス可能なので、節約派の旅人にもおすすめですよ!
パクレニ諸島の各島とビーチの特色
まずは、大小さまざまな島々からなるパクレニ諸島の中でも、観光客に人気でアクセスがしやすい三つの島を紹介します。
それぞれの島のビーチに特徴があるので、自分にあった場所を選ぶのがポイントです。
Jerolim島
フヴァル・タウンから最も近いJerolim島へは、水上タクシーで10分もかからずにアクセスできます。
Amoビーチ
Jerolim島を代表するビーチであるAmoビーチは、ヌーディストビーチとして有名なビーチ。
ここを訪れる人ほぼ全員が、大自然の中で一糸まとわぬ姿で一日を過ごすそう。
ヌーディストではない人は浮いてしまうかもしれません。
Stipanska島
広大な森が島の大部分を占めるStipanska島は、三角形の形をした島で二つの部分から成り立っています。
東側には「パーティービーチ」として名高いMarinkovacビーチ、西側には静かな雰囲気漂うŽdrilcaビーチやMliniビーチがあり、好みによってビーチを選択することができます。
Marinkovacビーチ
Carp Diemという超有名ビーチバーがあるビーチです。
かなり多くの若者が訪れるビーチで、フルムーンパーティー(毎週月曜日に夜通し行われるパーティー)で有名です。
なんとフヴァル・タウン0:00発のボートがMarinkovacビーチまで走っており、町で飲んだ後にビーチへ行って飲み直すことも可能という、びっくりするくらいのパーティービーチです。
昼間も大音量で音楽がかかっていて、のんびり過ごすにはあまり向きません。
Ždrilcaビーチ
フヴァル・タウンからの水上タクシーが到着するのがŽdrilcaビーチ。
レストラン兼バーが二軒あり、ビーチ沿いに設置されたクッションでリラックスできます。
Mliniビーチ
フヴァル・タウンのローカルの人が口を揃えておすすめするビーチがMliniビーチ。
バーやレストランが並ぶ他のビーチに比べてかなり静かで、大人の雰囲気が漂っています。
今回のぶよが訪れたのもこちらのビーチです。
Palmižana島
パクレニ諸島最大の島であるPalmižana島までは、フヴァル・タウンから水上タクシーで30分ほどです。
Palmižanaビーチ
Palmižana島ののハーバーにあるビーチは、開放的な湾のような場所にあります。
海水浴客以外にも、カヌーやボートレンタルをした人たちが多くやってくる場所です。
フヴァル島発、Mliniビーチへボートトリップ!
いくつかのビーチが点在するパクレニ諸島の島々ですが、のぶよが選んだのは地元の人がおすすめするMliniビーチ。
最も静かなビーチだということで決めました。
Mliniビーチをはじめ、パクレニ諸島の島々へのアクセスはとても簡単。
フヴァル・タウンから頻発している水上タクシーに乗るだけです。
水上タクシーは定員10~15人ほどの小型ボート。
小さなボートで離島に向かうというのは、なんだか冒険心がくすぐられるものです。
だんだんと小さく見える、フヴァル・タウンの町並み。
さらなる離島に行く実感が湧いてきます。
大型船は入港できないフヴァル・タウン港。
物資などを運ぶ大型船が少し沖合に停泊し、中型船に乗り換えて運搬している様子も見られました。
だんだんと近づいてくる、Mliniビーチがあるスティパンスカ島の島影。
とにかく海の色が尋常じゃなく綺麗です。
感動ものの青さでした。
水上タクシーが到着するのは、Ždrilcaビーチです。
ここから目的のMliniビーチまでは200mほどの距離で、林の中の遊歩道を歩いてのアクセス。
森を抜けると、一面に広がるMliniビーチの青さに息をのみます。
砂浜のビーチではなく小石や岩場のビーチですが、海自体は遠浅で誰でも問題なく楽しめます。
そして水がとっても綺麗。
わざわざ離島に来たということもあって、リゾート気分満点です。
Mliniビーチでは、音楽をかけたりや騒音を出すことが禁止されています。
のんびりと離島ビーチの雰囲気を味わいたい人にはかなりおすすめのビーチです。
フヴァル島からパクレニ諸島へのアクセス
フヴァル島からパクレニ諸島へは、フヴァル・タウンの劇場前の水上タクシー港から、20〜30分毎に出発する水上タクシーを利用します。
注意したいのが、水上タクシーの往復スケジュール。
往路(フヴァルタウン→各島):朝10時~13時の間のみ
復路(各島→フヴァル・タウン):16時~18時の間のみ
と限られた時間のみの運行となっており、一度離島へ渡ると夕方になるまで本土に戻る水上タクシーはありません。
フヴァル島~パクレニ諸島各島間の水上タクシー料金
水上タクシー路線は、行き先によって三つ。
それぞれ料金が異なります。
Jerolimビーチ/Marinkovacビーチ:35Kn(=¥577)
Ždrilcaビーチ/Mliniビーチ:50Kn(=¥825)
Palmižanaビーチ:70Kn(=¥1155)
※全て往復の料金です。
パクレニ諸島ボートトリップのアドバイス
フヴァル・タウンから簡単にアクセスできるパクレニ諸島。
デイトリップで訪れる際のいくつかのアドバイスを載せておきます。
飲み物、食べ物は持参する
いずれのビーチにもバーやレストランがあるパクレニ諸島ですが、どこも驚くほど値段が高いです。
フヴァル島でさえクロアチア本土よりもかなり物価が高いのですが、それをしのぐ高さです。
また、いずれの島にもスーパーや商店などは一切ありません。
離島でカクテル片手にランチをするのもいいですが、予算に限りがあるなら、飲食物はフヴァル・タウンのスーパーで調達し、持参するのがおすすめです。
帰りの水上タクシーの時間に注意
先述の通り、いずれの島からも、フヴァル・タウンへ戻る最終の水上タクシーは18時です。
万が一最終の水上タクシーに乗り損ねると、何もない離島で一晩明かす羽目になります(笑)
できれば最終の水上タクシーではなく、その少し前の時間のものでフヴァル・タウンへ戻るのが安心です。
お金に余裕があるならデイトリップも!
フヴァル・タウンを訪れた多くの観光客が参加するのが、ボートで島の見どころをまわるデイトリップツアーです。
フヴァル島には青の洞窟や緑の洞窟などの神秘的な洞窟があり、有名なカプリ島のものにも劣らない絶景が見られるそうです。
これらのデイトリップツアーのほぼすべてが、今回紹介した離島ビーチの一つであるPalmižanaビーチにも立ち寄ります。
「せっかく来たんだから、青の洞窟、緑の洞窟、離島ビーチを全部見たい!」
という人は、このツアーに参加してみるのもいいでしょう。
フヴァル・タウンの港付近にはたくさんの現地ボートツアー会社がブースを設けていて、どこで申し込んでもほぼ同内容・同料金です。
ツアー料金は一人70ユーロ~(=¥8534)とかなり高額なので、のぶよは参加しませんでした。
フヴァル・タウンからの現地ツアーは、今回の記事で紹介したパクレニ諸島をまわるものや、話題の「青の洞窟」へ向かうもの、フヴァル島のラベンダー畑をまわるものなどさまざま。
個人では行きにくい場所が多いので、フヴァル島滞在中に利用してみるのもいいでしょう。
おわりに
離島から更なる離島へ。
なんだかとても素敵な響きではありませんか。
ハイシーズン中はかなり多くの観光客で溢れかえるフヴァル・タウンに比べると、パクレニ諸島は少し落ち着いた雰囲気なのも、わざわざ足をのばす価値がある理由の一つです。。
海以外には何もありませんが、それこそが離島ビーチの魅力。
ランチとビールを持って、青い海に浮かぶ島へのボートトリップへ出発してみては?
フヴァル島の玄関口であるフヴァル・タウンは、ゴージャスな空気漂うアドリア海のリゾート地そのままの雰囲気。
高級なブティックホテルから、長期滞在向きのアパートホテル、格安のホステルまで、旅のスタイルに合った宿を見つけることができます。
6月~8月のハイシーズンはとにかく混み合うので、予約はお早めに!
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