こんにちは!北マケドニアに2週間滞在した、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
北マケドニアの料理と聞いても、具体的なイメージが浮かぶ人はかなり少ないのではないでしょうか。
それもそのはず。
観光客が少ない北マケドニアは、ヨーロッパの人々の間でも「未知の国」なイメージの場所。
観光地さえあまり有名でないのに、その食文化にまで焦点が当てられる機会はほぼありません。
実際のところ、マケドニア料理は周辺諸国の食文化が複雑に混ざったもの。
トルコ料理やセルビア料理の影響はかなり大きいものの、ギリシャ料理の影響なのかオリーブオイルを使用することも多いんです。
今回の記事では、2週間の北マケドニア滞在中に食べたおすすめのマケドニア料理を紹介します。
マケドニア料理をひとことで!
味付けは薄めであっさり!
とにかく野菜が美味しい!
やっぱり肉料理が中心
タヴチェ・グラヴチェ (Tavtche Gravtche)
マケドニア風ベイクドビーンズであるタヴチェ・グラヴチェは、マケドニア全土で食べられる郷土料理です。
ニンニク、タマネギ、パプリカと豆をじっくり煮込んだもので、伝統的な陶器の器で提供されます。
味付けはあまり濃くなく、一緒に提供されるパンとの相性も抜群。
肉料理に飽きた時の軽めのランチにおすすめの一品です。
セルスコ・メソ (Selsko Meso)
マケドニア伝統の肉料理であるセルスカ・メソは、直訳すると「田舎風の肉」。
豚肉を大量のキノコや野菜とともに煮込んだものです。
一口食べてびっくり。
塩気が効いたとろみのあるあんかけのようなスープは、まるで中華料理のよう。
大量に入ったキノコの旨味がすごく出ていて、とにかく絶品です。
バルカン半島広しといえども、マケドニアでしか味わえない独特の料理なので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
ウヴィヤチ (Uviyach)
鶏肉か豚肉を棒状に巻いて、中にチーズを詰めたものに、さらにベーコンを巻いてグリルしたものがウヴィヤチ。
ご想像の通り、かなりヘビーな一品です。
店によってはチーズの代わりにカットしたベーコンが詰まった完全なる肉バージョンも存在します。
ガッツリ食べたい時にはおすすめ。
トペノ・スィレーニェ (Topeno Sirenje)
きっとあなたをチーズ嫌いにさせる一品が、トペノ・スィレーニェ。
カッテージチーズの上にチェダーチーズを乗せてオーブンで焼き、仕上げに粉チーズをたっぷりとかけた一品。
そう、原材料の全てがチーズという恐るべき料理です。
誰がどうしてこんな料理を考え出したのか謎ですが、味はご想像する通りものです(笑)
付け合わせはゴマがふられたパンと決まっているそうですが、そんなことはどうでもよくなるほどのトンデモな料理。
とにかく重くてしょっぱくてチーズでしかないので、しばらくチーズが食べたくなくなること間違いなしです。
テレーシュカ・チョルバ(Teleshka corba)
マケドニア風牛肉のスープであるテレーシュカ・チョルバ。
牛肉を野菜とともにじっくり煮込んだものです。
一口目から口いっぱいに広がる牛肉と野菜の旨味は、とにかく癖になる味。
牛肉がゴロゴロと入っているので、スープというよりもメインディッシュのようです。
パンが付いてくるので、軽めのランチにはぴったりの一品。
たっぷりのお酢を入れていただくのがマケドニア流です。
ムチカリッツァ (Muchkalica)
豚肉を、トマト・パプリカ・玉ねぎなどマケドニアが誇る美味しい野菜と共にじっくり煮込んだ一品がムチカリッツァ。
野菜の旨味が豚肉にしみ込んでいて、とにかく美味しかったです。
モンテネグロにも似たような名前の料理があったのですが、味は全くの別物でした。
北マケドニアでのレストラン利用時のアドバイス
マケドニアでチップは必要?
旅行者を悩ませるチップ制度。
北マケドニアでは、レストランでのチップは全く必要ありません。
観光客がまだ少ない北マケドニアでは、観光客に対してチップを残すことを期待されることは稀。
もちろん地元の人もチップを置くことはしません。
ただ、マケドニアの人々はとにかく小銭を嫌うので、お釣りの小銭分は切り上げて残す人の姿はよく見かけます。
時間には余裕を持って!
とにかく全てがスローな北マケドニア。
よく言えばのんびりしていて良いのですが、時間がない時には焦ることになってしまいます。
レストランのサービスもかなりのんびりしていて、なかなかメニューを持ってきてくれなかったり、お会計を頼んでもなかなか来なかったりするのは日常茶飯事。
基本的に料理の作り置きをする文化がない北マケドニアでは、注文が入ってから一つ一つ調理するのが基本です。
そのため、提供までは最低でも15分程度かかるのが普通。
レストラン利用時には、時間に余裕を持っておきたいものです。
おわりに
周辺諸国の影響を受けながら発展してきたマケドニア料理。
いずれも素朴で優しい味のものが多く、日本人の口にもきっと合うことでしょう。
日本ではなかなか味わう機会がないので、北マケドニアを旅行するなら、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
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