こんにちは!クロアチアのフヴァル島に一週間滞在中、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
アドリア海に浮かぶゴージャスなリゾート・アイランド、フヴァル島。
輝く太陽と美しいビーチを求めて、夏場はヨーロッパ中から観光客が押し寄せる、クロアチアで一、二を争う観光地です。
そんなフヴァル島の物価は、ドブロブニクと並んでクロアチアで最も高いと言われています。
「せっかくだしフヴァル島まで足をのばしてみたいけど予算が心配」
「バックパッカー旅行でフヴァル島へ行っても、なんだか浮いてしまいそう」
リゾート客と対極の旅行スタイルで日々を生きるバックパッカーにとって、フヴァル島のようなゴージャスな観光地への旅は二の足を踏んでしまうもの。
心配いりません。
限られた予算のバックパッカー旅行でも、フヴァル島を十分に楽しむことができます。
今回はフヴァル島に一週間滞在したのぶよが、フヴァル島で無料または格安で楽しめるアクティビティーを解説します。
フヴァル島観光でできる限り予算を抑えるためのアドバイスも載せているので、参考にしてください。
フヴァル島で無料/格安でできること
1.フヴァル・タウンの町並みを散策
町並みの散策は世界中どこでも無料。
フヴァル島の中心となる町、フヴァル・タウンの町並みは、石造りの家が連なる狭い路地が縦横無尽に走っていてとても美しいです。
ゆっくりまわっても2時間ほどで町を一周できてしまうほど小さなフヴァル・タウン。
フォトジェニックな場所もたくさんあり、どこを切り取っても美しい風景が見られます。
2.フヴァル・タウンの絶景ポイントを無料で楽しむ
フヴァル・タウンの北側の丘の上には、町を一望する城塞があります。
城塞への入場は有料で、50Kn(=¥818)というありえない高さなのですが、入場しなくても絶景は見られます。
城塞入場口の脇には、展望台のようなスペースがあり、こちらからでも十分に絶景が楽しめるのです。
フヴァル・タウンの赤い屋根の町並みはもちろん、青いアドリア海に浮かぶパクレニ諸島の島々も手に取るように見えます。
3.夕暮れのゴージャス散歩
フヴァル・タウンは西向きに町がひらけているので、町のどこでも美しい夕日が見られるのもポイント。
ヤシの木が並ぶリヴァ通りや、点在するビーチ、お気に入りの場所を見つけての夕日鑑賞は感動もの。
ビール片手に、のんびりとその日一日に想いを馳せたいものです。
4.水上タクシーで離島へデイトリップ
フヴァル・タウンのすぐ近くには、さらなる離島であるパクレニ諸島の島々があり、水上タクシーで簡単にアクセスすることができます。
水上タクシーの料金はとてもお手頃で、最も近いJerolim島のビーチまでは35Kn(=¥572)。
しかもこれ、往復の料金です。
小型のボートで離島に向かうのは、冒険気分満載。
離島の静かなビーチでのんびりとした一日を過ごすことができます。
フヴァル・タウンからの現地ツアーは、今回の記事で紹介したパクレニ諸島をまわるものや、話題の「青の洞窟」へ向かうもの、フヴァル島のラベンダー畑をまわるものなどさまざま。
個人では行きにくい場所が多いので、フヴァル島滞在中に利用してみるのもいいでしょう。
5.ハイキングで村めぐり&ビーチめぐり
高いお金を払ってボートツアーなどのエクスカーションに参加するリッチな人たちは放っておいて、自分の足で自然の中をハイキングしてみるのはいかがでしょうか。
「リゾート」や「ナイトライフ」などゴージャスな面ばかりがクローズアップされるフヴァル島。
実は、昔から変わらない人々の素朴な暮らしや大自然が、町からすぐ近くに残っている場所でもあるのです。
観光地化されたスポットとは全く異なる素朴な村々や、ほとんど人がいない穴場のビーチを自分の足で歩く達成感は、きっと忘れられないものとなるはずです。
6.フヴァル島名物の野生のラベンダー畑へ
フヴァル島の特産品であるラベンダー。
かつては島中がラベンダーの花で覆われていたそうなのですが、山火事や無計画な収穫によって、現在では野生のラベンダー畑を見られる場所は限られてしまっているそうです。。
現在でも残る一部のラベンダー畑までは、路線バスを利用することで、個人でも格安でアクセス可能。
アドリア海を背景に広がる紫のラベンダーが織りなす風景はとても美しく、風が吹くたびにラベンダーの香りに包まれるほど。
初夏にフヴァル島を訪れるなら絶対に見逃せません。
「フヴァル島のラベンダー畑を見たいけど、ハイキングするのはちょっと…。」という方は、現地ツアーに参加するのもおすすめ。
フヴァル・タウン発着で、ラベンダーの開花状況に合わせて一番きれいな場所に案内してくれます。
7.お金をかけずにナイトライフ気分
リゾートアイランド、フヴァル島を一躍有名にしたのがナイトライフ。
フヴァル・タウンには「ナイトライフ通り」と呼ばれる一角があり、日暮れから朝まで毎日がお祭り騒ぎとなります。
パブやバーの料金はびっくりするほど高いので、気をつけていないと一晩で予算を使い切ってしまうかもしれません。
「せっかくフヴァル島に来たなら、ナイトライフを楽しみたい。でもそんなにお金は払えない!」
という人もいるでしょう。
のぶよのおすすめは、スーパーマーケットで安いビールを買って、屋外でナイトライフの雰囲気を楽しむこと。
少しでも節約しようとするのは世界共通のようで、フヴァル・タウンの夜は缶ビール片手に闊歩する若者であふれかえります。
どこからか流れてくる音楽や人々の熱気も相まって、格安でも十分にナイトライフ気分を味わえますよ。
8.最強ホステルで、格安リゾート気分
せっかくリゾートアイランド・フヴァル島へ来たなら、リゾート気分でのんびり過ごしてみたいもの。
ホテルやアパートのレンタルは目が飛び出るほど高いフヴァル島ですが、格安で滞在できるホステルも数軒あります。
のぶよが一週間滞在したホステルは、フヴァル・タウン近くの丘の上に位置しており、町の喧騒とは無縁の世界でした。
花々が咲き乱れるテラスからはアドリア海と夕日が一望できる楽園のような雰囲気が最大の魅力。
ハンモックに揺られながらお昼寝したり、他の宿泊客とバーベキューをしたりと気分はバケーションそのもの。
宿泊客のほとんどが、当初の予定を変更して延泊していたくらいに居心地の良いホステルでした。
もし予算があるなら…フヴァル島でぜひ挑戦したいこと
「せっかくフヴァル島まで来たんだから、少しぐらい奮発してもリゾート気分を味わいたい!」
という人には、予算に応じていくらでも選択肢が広がります。
ここでは、少し予算をかけてでもフヴァル島でリゾート気分を味わうためにしてみたいことを紹介します。
9.ボートを貸し切る
フヴァル島では、特別な免許なしに小型ボートをレンタルすることができます。
港周辺には、ボートをレンタルしている会社がたくさんブースを出しており、どこで借りても料金はほぼ同じ。
料金は一日450Kn(=¥7364)。
ボート一艘あたりの料金なので、多くの人数で借りればその分一人当たりの料金は安くなります。
ボートを借りれば、好きな時に好きなところへ行くことができるのはもちろん、ボートの上でパーティーをしたりのんびり読書したりと思い思いの過ごし方ができます。
これこそ、究極のリゾートの過ごし方だと言えるでしょう。
10.おしゃれなレストランで食事
フヴァル・タウンの路地には、雰囲気満点のおしゃれなレストランが点在しています。
新鮮なシーフードや山の幸などをリッチな雰囲気で味わうことができます。
料金の相場はかなり高めで、西ヨーロッパのレストランと同等。
それでも、リゾート地でカクテル片手に味わうディナーは至福の時間となること間違いありません。
予算が許せば是非挑戦してみたいものです。
フヴァル島観光&滞在を格安で楽しむ7つのコツ
とにかく物価の高いフヴァル島。
クロアチア本土と同じような過ごし方をしていると、あっという間に予算が底をついてしまうかもしれません。
ここからは、出来る限り予算を抑えてフヴァル島に滞在するための7つのアドバイスを解説していきます。
1.レストランへは行かない!
「レストランで過ごすおしゃれな時間」などと上で書きましたが、それは予算があるならの話。
フヴァル島のレストランの相場はとにかく高いです。
ファストフードのピザですら、スプリットの2倍以上するくらいですから。
毎日かかる食費を抑えることが、滞在費を抑えるコツのひとつです。
2.ホステルは早めに予約を!
ハイシーズンのフヴァル島の人気は凄まじく、宿がいっぱいで予約ができないことも考えられます。
残っているのはアクセスが不便な宿や料金が高い宿ばかり…なんてことも。
ハイシーズン、特に7月〜8月にフヴァル島に滞在するなら、できるだけ早く宿の予約を済ませましょう。
のぶよが滞在したのは6月中旬のことでしたが、宿は満室ということはありませんでした。
3.キッチン付きの宿は絶対!
宿を予約する際に絶対にチェックするべきなのが、キッチンの有無。
先述の通り、フヴァル島の外食費は鬼のように高いです。
予約した宿にキッチンがない場合、どこかで外食するか出来合いのものを買ってくるかの選択肢しかなくなってしまいます。
その外食費が相当高いのは、先述の通り。
のぶよがフヴァル島滞在初日に滞在したホステルにはキッチンは存在せず、かなり不便でした。
(野菜をパンに挟んで食べてた)
耐えられなくなり、上で紹介した楽園のようなホステルに移ったわけです。
とにかく、フヴァル島の宿ではキッチンは必須。
のぶよが滞在したおすすめホステルでは、完璧なキッチンが完備されており、調味料や調理器具も完備されていました。
オリーブオイルやパスタが無料で使えるホステルがフヴァル島にあるなんて、にわかには信じられなかったほど。
ホステル派ではない人も、ホテルに滞在するよりもアパートタイプのキッチン付きの宿に滞在する方が、最終的に安く済むと思います。
4.ATM選びは慎重に!
海外ATMで現地通貨を引き出すことができる国際キャッシュカード。
大量の現金を持ち歩く必要がないため、多くの旅行者が利用しています。
フヴァル島で現金を降ろすときに気を付けたいのが、「そのATMが正規の銀行のものかどうか」という点。
フヴァル・タウンのメインストリートであるリヴァ通りには、多数のお土産屋やレストランが、自分の店の敷地内に個人のATMを置いています。
これらのATMは、手数料がかなり割高だったり、レートがすごく悪かったりと、もはやぼったくりATMの類。
のぶよが一度現金を下ろそうとした際、手数料だけで800円ほど取られそうになりました。
実話です。
(もちろん取引中止しましたが。)
地元の人曰く、「スーパーマーケットの横にあるATMや銀行に併設されているATMを使いなさい!」とのこと。
のぶよが利用したのは、フヴァル・タウン南にあるStudenacというスーパーマーケット横のATM。
手数料もかからず、レートもまともでした。
5.フェリーのチケット選びは慎重に!
クロアチアの島しょ部に住む人たちに欠かせないフェリー。
地元の人向けに値段が押さえられているのが特徴です。
しかしながら、クロアチアのフェリーは、全ての便が同料金ではありません。
観光客が多く利用する時間帯の便は、最安のものの2倍以上のこともあるほど。
時間が限られている場合は仕方ありませんが、そうでないならば安い便を利用するに越したことはありません。
6.スーパーマーケットの場所をチェックしておく
食費を抑えるためには欠かせないスーパーマーケット。
フヴァル・タウンにはいくつかのスーパーマーケットがあります。
フヴァル島のスーパーの食料品の価格は、クロアチア本土よりほんの少しだけ高いくらい。
輸送費がかかっていると考えれば、気になるほどの違いではありません。
反対に、フヴァル・タウン旧市街の個人商店は、とにかくすべてぼったくり価格。
クロアチア本土の2倍・3倍の値段が普通に付けられていて、何も知らない馬鹿なリゾート客がほいほい買っていくのですから、いい商売です。
予め各スーパーマーケットの場所と相場をチェックしておけば、町中の商店でぼったくり価格で同じものを買う状況には陥らないでしょう。
7.おしゃれな服を一着持っていく
節約しながらのバックパッカー旅行であっても、見た目は大切。
へとへとになった洋服で、ゴージャスさしかないフヴァル・タウンを散策するのもなんだか辛いものがあります(笑)
フヴァル・タウンが美しく輝く夕方には、昼間をビーチで過ごした人々が着替え直して町へ出てきます。
せっかくのリゾート地。
気おくれしないためにも、普段よりちょっとおしゃれな服を持っていくに越したことはありません。
とはいっても、ハイブランドである必要は全くなし。
男性なら薄手の柄シャツに短パン、女性ならワンピースで十分だと思います。
スプリット発フヴァル島行きの現地ツアーは、話題の「青の洞窟」へ立ち寄るものがほとんど。ツアーでしか行けない青の洞窟はフヴァル島からの現地ツアーも可能なものの、時間に限りがあるならスプリット発着が効率的です。
おわりに
フヴァル島に来てすぐは、とてつもないゴージャス感とリゾート感に気おくれしていたのぶよ。
しかし滞在するうちに、フヴァル島はお金をかけなくても楽しむことができる場所であることに気づきました。
フヴァル島は温暖な気候に恵まれたとても美しい島で、リゾート目的以外でも十分訪れる価値があります。
せっかくのフヴァル島。スプリットからの日帰りなんてとんでもない!
予算をかけなくてもかなり楽しめることは保証するので、数日かけてのんびり滞在してほしいです。
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