さあ、アルメニア語の沼へ。毎日使った旅行会話フレーズ10選【英語通じない…】

超シンプル！アルメニア語の数字の覚え方

アルメニアを旅するなら、数字を覚えておくのが便利。

お隣ジョージア語の複雑すぎる数の数え方に比べると、アルメニア語の数の数え方はとってもシンプル。
日本語とほぼ同じシステムなので、簡単に理解することができます。

どこまで大きな数を覚えるのが良いかは、国によって変わってきますが、アルメニアの場合は10,000までは覚えておきたいもの。

というのも、アルメニアの通貨であるドラム(AMD)は1AMD＝0.2円の価値しかなく、必然的に金額も大きな数字となるためです。

こんな感じで、1万くらいまでの数字なら日常的に使われるのがアルメニア。

とはいえ全て暗記する必要はなく、数の数え方の仕組みさえ理解すればOK。
あとは応用あるのみです！

1～10：覚えるしかない！

どの言語でもそうですが、1から10までの数は暗記するしかありません。

毎日10回呪文のように唱えていれば、3日くらいで自然と口に出るようになるはず！

1	メック (mek/մէկ)
2	イェルクー (yerku/երկու)
3	イェレック (yerek/երեք)
4	チョルス (chors/չորս)
5	ヒング (hing/հինգ)
6	ヴェッツ (vets/վեց)
7	ヨート (yot/Եօթ)
8	ウト (ut/ութ)
9	イヌゥ (Iny/ինը)
10	タスゥ (tasy/տասը)

11～19：「タスン + 一の位」

11から19はイレギュラーとなる言語が多いものですが、アルメニア語の場合は超簡単。
日本語の「11(じゅういち)」「12(じゅうに)」と同じ概念です。

「10」を表す「タスゥ」が変化した「タスン(tasn/տասն)」に一いちの位の数字をくっつけるだけ。

11	タスンメック (tasnmek/տասնմեկ)
12	タスニェルクー (tasnyerku/տասներկու)
13	タスニェレック (tasnyerek/տասներկու)

母音で始まる数字(2=yerku=イェルクー)は、「タスン」のnの音とくっつけて発音(12=tasnyerku=タスニェルクー)させれば、よりアルメニア人っぽくなるはず！

20～99：イレギュラーだけど法則アリ

アルメニア語の20、30、40…などは、一見するとイレギュラー。

しかしいちおう法則があって、一いちの位の数 + 「～スン(-sun/-սուն)」の音が基本となります。

20	クサン (Ksan/քսան)
30	イェレスン (yeresun/երեսուն)
40	カラスン (karasun/քառասուն)
50	ヒスン (hisun/հիսուն)
60	ヴァッツン (vattsun/վաթցսուն)
70	ヨタナスン (yotanasun/Եօթանասուն)
80	ウッツン (utsun/ութսուն)
90	イニスン (inisun/ինիսուն)
100	ハリュール (hariwr/հարիւր)

十の位の数をマスターしたら、あとは11～19の数と同様に一いちの位をそのままつけるだけ。
例外はいっさいありません！

1～100までの数字をマスターしてしまえば、あとはもう同じことの繰り返し。
もうアルメニア語の数字は99％覚えたも同然です！

100～9999：イージーモード！

100から先の数は、いっさいの例外がないのがアルメニア語の素晴らしさ。
(日本語では「300=さんびゃく」「600=ろっぴゃく」などありますよね…)

新しく覚えるのは、「1000」を表す「ハザール(hazar/հազար)」ただ一つ。

それ以外の数はすべて「千せんの位の数 + 百ひゃくの位の数 + 十じゅうの位の数 + 一いちの位の数」の組み合わせとなります。
(日本語の「5981＝ごせん きゅうひゃく はちじゅう いち」と全く同じ考え方です)

131	ハリュール100　イェレスン30メック1 (hariwr yeresunmek/հարիւր երեսունմեկ)
200	イェルク2 ハリュール100 (yerku hariwr/երկու հարիւր)
999	イヌゥ9 ハリュール100 イヌス90ニヌゥ9 (ինը hariwr ինիսունինը)
1000	ハザール (hazar/հազար)
6328	ヴェッツ6 ハザール1000 エレック3 ハリュール100 クサヌ20ット8 (vets hazar yerek hariwr kusanut / վեց հազար երեք հարյուր քսանութ)

10000以上：英語と同じ

最後に紹介するのが、10000以上の数。
日本語では「万」という単位がありますが、この単位がない言語の方が実は多く、アルメニア語にも「万」はありません。

英語(ten10 thousand1000)などと同様に、「万の位 × 1000(ハザール)」となります。

おわりに

どこまでも我が道をいく当ブログですが、史上最高レベルにマニアックなアルメニア語に関する記事をお送りしました。

ここまで読んだ人はきっと、「アルメニア語、ちょっと気になるかも…」と思ってくれたのではないでしょうか。(そう願っています)

そもそもアルメニアに訪れる人は多くないでしょうし、「積極的にアルメニア語を使ってみよう！」という人はさらに限られるのが現状。

しかし、ある国や地域を訪れる際には、その土地の言語を少しでも使おうとする姿勢がなにより大切だと、のぶよは常に思っています。

文法が多少間違っていようと、発音が下手だろうと、そんなの関係ありません。
別にその言語で生計を立てるわけじゃないので。

この記事を通して、アルメニア語やアルメニアという国に興味を持った！という人や、実際のアルメニア旅行で役に立った！という人がいれば、ぜひご一報ください(笑)