こんにちは!二回目のアルメニア滞在を満喫中!世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
やたらとアルメニア情報について色々と発信している今日この頃。
「そもそもアルメニアの物価って安いの?高いの?」と、気になっている人もいるのではないでしょうか。
当ブログでは、これまで訪れた国の物価と旅行1日の予算に関する記事を、いくつも出してきました。
2021年にアルメニアを初めて訪れた際にも「アルメニアの物価」の記事を書いたのですが、自分で書いていて驚いたほど。
なぜなら、アルメニアの物価があまりにも安かったからです。
あれから3年余り…世界情勢は目まぐるしく変化し、それにともなうように各国の物価水準も軒並み変化しています。
2025年現在のアルメニアの物価は、果たしてどうなっているのでしょうか…
というわけで今回の記事は、実際に現地滞在中ののぶよがアルメニアの物価について語っていくもの。
多くの人がお隣のジョージアとセットでアルメニアを訪れると思うので、ジョージアの物価と比較する形で解説していきます。
(つい1か月前までジョージアにいたので、ジョージアの最新の物価も含めて客観的に比較できているはず…!)
あまり話題に上ることがないアルメニアですが、現地の物価の感覚をなんとなくつかむことができるはず。
アルメニア旅行や滞在を考えている人の参考になりますように…!
はじめに:全てが3年前の2倍の値段に?2025年のアルメニアの物価の第一印象
のぶよが初めてアルメニアを訪れたのは2021年7月~12月にかけて。
約3年前のことなのですが、当時のアルメニアの物価はとにかく激安だったことを今でも覚えています。
・シャウルマ:1000AMD(=¥220)
・庶民的レストランでランチ:1500AMD(=¥330)
・ディナー(前菜+メイン+ワイン):3500AMD(=¥770)
・地下鉄・バス:100AMD(=¥22)
・バス移動3時間:1200AMD(=¥264)
・ホステル1泊:2300AMD(=¥506)
・タバコ1箱:500AMD(=¥110)
※2021年12月のレート1AMD=¥0.22で計算
こんな感じ。食費も移動費も宿代も…とにかくすべてが日本の5分の1以下で済んでしまうことに驚きました。
では、2025年現在はどうなっているかと言うと…
・シャウルマ:1100AMD(=¥429)
・庶民的レストランでランチ:1500AMD(=¥585)
・ディナー(前菜+メイン+ワイン):3500AMD(=¥1365)
・地下鉄・バス:100AMD(=¥39)
・バス移動3時間:1200AMD(=¥468)
・ホステル1泊:2500AMD(=¥975)
・タバコ1箱:500AMD(=¥195)
※2025年1月のレート1AMD=¥0.39で計算
いかがでしょうか…日本円換算だとすべてが2倍近くの価格になっています。
なので、3年ぶりにアルメニアにやって来たのぶよの第一印象は、「え…アルメニア、こんなに物価高かったっけ…?」というもの。
2021年当時は1日1700円ほどの予算でも目いっぱい満喫できていたのですが、2025年はもう無理です…
ここまでを見た人は、「なあんだ…アルメニアもやっぱり物価上がったのね…」なんて思ってしまうかもしれません。
…が、いったん落ち着いて上のリストをもう一度見てみましょう。
アルメニアの現地通貨であるドラム(AMD)で見ると、食費も移動日も宿代も3年間でほとんど変化していないのです。(ファストフード系がほんの少し値上がりしたかな?程度)
ではなぜ、アルメニアの物価が2倍に上がったように感じたのか…
それはまさに、円安。それだけです。
2021年当時は1AMD=¥0.22だったのが、2025年現在は1AMD=¥0.39。
3年間で日本円の価値が約半分にまで下がってしまったため、日本円を基準に考えるとアルメニアの物価が高騰したように思える、というわけです。
というわけで、「かつてに比べて現在のアルメニアの物価が上がったかどうか」という問いに関しての答えはひとつ。
「アルメニアの物価自体は3年前からほとんど上がっていない(でも、通貨価値が半分になってしまった日本人には2倍近くに上がったように感じられる)」です。
いやほんとまじで、日本は大丈夫なのでしょうか…コーカサスの辺境から母国の行く先を憂いでいます…(大袈裟)
アルメニアの物価:食費
さてさて。円安を憂いでいたところで何も始まらないので、ここからは2025年のアルメニアの物価を詳細に分析していきましょう。
まずは、日々生きるために必要不可欠であり、旅の楽しみでもある食事に関する費用についてです。
近年色々と話題になるお隣のジョージア料理に比べ、アルメニア料理はひたすらにマイナーなまま。
「アルメニア料理」と聞いて、何か具体的な料理名がパッと浮かぶ人はかなりの少数派だと思います。
しかしながら、アルメニア料理はまさに美食そのもの。
見た目にも調理法にもこだわられた絶品料理の数々は、訪れる旅行者を魅了してやみません。
というわけで、まずはアルメニアの食費関係について。
手軽なファストフードからレストランの価格、自炊派向けの食料品の値段までを網羅しています!
アルメニアのファストフードの値段
お隣のジョージアの食文化に比べると、アルメニアでは手軽に&格安で食べられるファストフードが充実しているのが特徴的。
ファストフード天国のトルコの食文化に通ずるものがあり、限られた予算でもアルメニアの奥深い食文化を満喫することができます。
アルメニアのファストフードの代表的なものが、以下の3品。 ▼
・シャウルマ:鶏肉/豚肉のドネルケバブ
・ラフマジョ:薄い生地にひき肉をたっぷり乗せたアルメニア風ピザ
・ホロヴァツ:アルメニア風BBQ
質や量を考えると、いずれもかなり安い価格で買えるのが嬉しい点。
節約派でも、手軽にアルメニアの食文化を堪能することができます!
アルメニア | ジョージア | |
シャウルマ | 1100AMD (=¥437) | 12GEL (=¥671) |
ラフマジョ (ジョージアではハチャプリ) | 400AMD (=¥159) | 4GEL (=¥224) |
ホロヴァツ (ジョージアではムツヴァディ) | 1000AMD (=¥397) | 10GEL (=¥559) |
比べて見ると一目瞭然なのですが、アルメニアのファストフード類の価格はジョージアよりもかなり安いです。(さらに肉の質や焼き方の上手さ、素材の味の活かし方など、すべてにおいてアルメニアの方が完全に上)
そもそもジョージアという国は、外食文化/ファストフード文化があまり根付いておらず、「格安で食べるオプション」に乏しい国です。(まじでシャウルマ以外に手軽なファストフードは何もない)
いっぽうのアルメニアのファストフード文化の発達具合は、町中どこにでもある炭火BBQ屋やラフマジョ専門店を見れば一目瞭然。
人々が気軽に外食をする文化が根付いている→価格が抑えられている、ということなのかもしれません。
また、ジョージアにはないアルメニアならではの格安飲食店スタイルとしてフードコートがあります。
アルメニアのフードコートとは、出来合いの料理が数十種類もずらりと並び、好きなものを好きなだけよそってもらうビュッフェ形式の飲食店のこと。
レストランに比べると割安&肩肘張らない雰囲気で、ファストフードではない煮込みやグリルなどの料理が食べられるので、アルメニア料理初心者には嬉しいです。
フードコートでスープ+メインの二品を食べる場合の予算は、(もちろん何を注文するかによるけど)だいたい1500AMD~2000AMD(=¥585~¥780)ほど。
節約しながらもアルメニア本場の味を堪能したい人には、とにかくおすすめです!
アルメニアのレストランの値段
ファストフードも安くて美味しいアルメニアですが、たまにはちゃんとしたレストランで食事をするのも良いもの。
「レストラン」の定義がなかなか難しいのですが、「ある程度清潔でメニューが豊富でそれなりの雰囲気の飲食店」と考えてください。
アルメニアのレストランの価格帯は、もちろん店によってピンキリ。
しかしながら、全体的に(この鬼のような円安でも)日本よりも安くてお得感があります。
アルメニア (エレバン) | ジョージア (トビリシ) | |
庶民的なレストランでランチ (メイン一品) | 1500AMD (=¥596) | 15GEL (=¥839) |
庶民的なレストランでディナー (前菜+メイン) | 2500AMD (=¥993) | 25GEL (=¥1399) |
おしゃれレストランでランチ (メイン一品+アルコール) | 3000AMD (=¥1192) | 25GEL (=¥1399) |
おしゃれレストランでディナー (前菜+メイン+アルコール) | 7000AMD (=¥2782) | 50GEL (=¥2798) |
▲ 上の表の価格は、アルメニアとジョージアのそれぞれで同じようなスタイル/雰囲気の店を比較したもの。
こうしてザッと計算しても、アルメニアの外食費の方が断然安いです。
そして、ジョージアに比べてアルメニアのレストランは費用対価格における満足度が高い店が多いのもポイント。
ジョージアである程度リッチな雰囲気の店で飲み食いをするとそれなりの料金となりますが、アルメニアではお洒落な雰囲気の店で飲み食いしても意外と安く済むのです。
「エレバン中心街の一等地にある、一見するとお洒落なカフェレストランに見えるような店でも、メニューは食堂価格以下」といった良心の塊のような隠れた名店に出会えることも…!
アルメニアのカフェの値段
アルメニア、特に首都のエレバンでは、カフェ文化が強く根付いています。
エレバン中心街北側のサリャン通りは「カフェストリート」さながらで、個性全開の外観&内装をウリにしたオープンカフェがずらりと並ぶ光景は圧巻です。
近年ではリモートワークという新しいワーキングスタイルの出現により、ノマド向けの環境を提供するようなカフェもオープンしており、カフェ間の競争が激しくなっています。
アルメニア | ジョージア | |
ローカルカフェでコーヒー1杯 | 500AMD (=¥198) | 4GEL (=¥223) |
ローカルカフェでカフェラテ1杯 | 700AMD (=¥278) | 6GEL (=¥335) |
お洒落カフェでコーヒー1杯 | 700AMD (=¥278) | 7GEL (=¥391) |
お洒落カフェでカフェラテ1杯 | 900AMD (=¥357) | 9GEL (=¥503) |
▲「外でコーヒーや紅茶を嗜む」という文化がとっっっても薄いジョージアに比べると、アルメニアのカフェ代の相場はかなり低め。
ジョージアの場合は「カフェ=贅沢=外国人が行く場所」といった感覚がいまだに根強いものの、アルメニアの場合はローカルの人の生活空間の一部としてカフェが根付いている点が、価格差に現れているように思います。
アルメニアのビール・ワインの値段
ここまで見てきた通り、外食費の安さに関してはアルメニアの圧勝。
しかし、アルコールとなると話が別です。
ワイン発祥の地であり、激安飲み倒れ天国であるお隣・ジョージアに比べると、アルメニアのアルコール類の価格は概して高め。
もちろん日本に比べると割安感はあるものの、ジョージアのように毎日2.5ℓの激安ペットボトルビールを飲みまくって…なんてしていたら破産します(笑)
アルメニア | ジョージア | |
缶ビール(500ml) | 430AMD (=¥170) | 3.5GEL (=¥196) |
ペットボトルビール (アルメニア1ℓ/ジョージア2.5ℓ) | 740AMD (=¥294) | 7GEL (=¥391) |
ボトルワイン | 2000AMD (=¥794) | 8GEL (=¥447) |
バーでビール1杯(500ml) | 1000AMD (=¥397) | 6GEL (=¥335) |
アルメニアのアルコール類の価格が高めである最大の理由は、ジョージアほどにガブガブとお酒を飲む文化がアルメニアには根付いていないからかもしれません。
ジョージアでは昼間っから市場や路上で飲んだくれているおじさん達が風物詩(?)となっていますが、アルメニアでは全く見かけません。(そもそも、アルメニアでは屋外での飲酒が禁止されている)
ジョージアでは2.5ℓのペットボトルビール(!)がどこでも普通に売られていますが、アルメニアのビールは最も大きいもので1ℓが普通。
なのに値段はジョージアの2.5ℓビールとさほど変わらないので、どうしても割高に感じてしまうかも…(というか、ジョージアがあまりに酒が安すぎる)
アルメニアの名産品としてワインやコニャック酒などが有名ではあるものの、生産量に限りがあるためか、こちらも「激安」というほどではないと思います。
アルメニア単体で見れば、それでもかなりリーズナブルに飲める国。
酒税のせいなのかアルコール類が高めの日本に比べると、かなりお得感は感じられるでしょう。
しかし多くの日本人旅行者はお隣のジョージアからアルメニアに来ると思うので、国境を越えたら酒代がグッと上がることにびっくりするかもしれません。(ジョージアで毎日2.5ℓビールを飲んでいたのぶよは、アルメニアのビールの高さに毎日大声で泣きわめきまくりあげてる)
アルメニアのスーパーマーケットの食料品の値段
アルメニアに来て割高に感じるものの一つが、スーパーマーケットでの食材の値段。
作物が育ちにくい不毛な土壌&エクストリームな気候ということで、野菜や果物などはお隣ジョージアに比べて1.2~1.5倍ほどの価格であることが普通です。(しかも野菜や果物の味もジョージアの圧勝)
また、食品の多くを輸入に頼っているため、加工食品やパスタ、缶詰などの主食もやや高めに感じます。
アルメニアでは外食費がとにかく安いので、下手に食材を揃えて自炊をするよりも毎食を外食で済ませた方が安く済む場合もあるかも…?
アルメニア | ジョージア | |
水(1.5ℓ) | 150AMD (=¥59) | 1.5GEL (=¥83) |
牛乳(1ℓ) | 550AMD (=¥218) | 3.5GEL (=¥195) |
米(1kg) | 680AMD (=¥270) | 3.5GEL (=¥195) |
鶏肉(1kg) | 2100AMD (=¥834) | 12GEL (=¥671) |
卵(10個) | 600AMD (=¥238) | 5GEL (=¥279) |
じゃがいも(1kg) | 230AMD (=¥91) | 1.5GEL (=¥83) |
トマト(1kg) | 600AMD (=¥238) | 3GEL (=¥167) |
リンゴ(1kg) | 480AMD (=¥190) | 2.8GEL (=¥156) |
食料品に関してアルメニアの方がジョージアより安いものといえば、豆類やチーズ、一部の肉類くらいでしょうか…
いったいどうやって、あの激安の外食費を実現できているのか不思議で仕方ありません。
アルメニアの野菜や果物の値段の高さに関しては気候的な要因も多いのですが、ジョージアに比べてアルメニアが特に割高だと感じるのは、輸入食品。
スナック菓子に各種調味料にインスタント袋麺や各種調味料、食料品以外でも雑貨類…など挙げていくときりがないのですが、ジョージアと全く同じ銘柄のものがアルメニアに来ると1.3倍ほどの価格で売られているのです。
その理由は、アルメニアという国の地理的要因にあります。
トルコとアゼルバイジャンの二か国との国境が閉鎖されているアルメニアでは、陸路国境があるのは南のイランか北のジョージアのみ。
ロシアから運ばれてくる輸入品は、ロシア→ジョージア→アルメニアと100%ジョージア経由で来るので、関税がダブルでかかってしまうのです。
そんなわけで、ジョージアからアルメニアを訪れようと考えている旅行者の皆さんは、日持ちする食材や醤油などの調味料はすべてジョージアで買っておくのがおすすめ。
というか、味噌や鶏ガラスープなどのアジア食材や調味料系に関してはジョージアの方が比較にならないほどに充実しているので、アルメニアで輸入品を買おうとするのはやめた方が良いと思います。
アルメニアの物価:移動費
アルメニアは面積が小さい国なので、旅行中の長距離移動費はそこまで大きな割合を占めないと思います。
主な長距離移動手段は、鉄道 / マルシュルートカ(乗り合いのミニバス)の2種類のみ。大型バスは存在しません。
首都・エレバンの市内交通に関しては、1路線の地下鉄と各種バス、タクシーの3通り。
旧ソ連の国あるあるで、市内交通はかなりの激安価格に設定されているのも嬉しいポイントです。
アルメニアの鉄道の料金
アルメニアの国内鉄道路線はかなり限られており、国内路線は以下の2路線のみ。
・エレバン~ギュムリ間
・エレバン~セヴァン間(夏季のみ)
この他には、1日1便の国際列車(エレバン~トビリシ間)が走っているだけです。
マルシュルートカ利用に比べると、鉄道の料金はやや割安といったところ。
所要時間も鉄道の方が長くかかる&本数に限りがあるので、正直あまり便利な交通手段とは言えません。
アルメニア | ジョージア | |
アルメニア:エレバン~ギュムリ(120km) ジョージアトビリシ~ハシュリ(130km) | 1000AMD (=¥397) | 8GEL (=¥447) |
アルメニア:エレバン~セヴァン(55km) ジョージア:トビリシ~ゴリ(68km) | 500AMD (=¥198) | 8GEL (=¥447) |
やはりジョージアに比べると、アルメニアの鉄道料金は安め。
しかしジョージアにはさらに異次元の安さをいく激安ローカル鉄道(2GEL=¥111とかで移動できる)という手段もある(アルメニアにはこれ以下の価格の鉄道は存在しない)ので、鉄道路線の充実さとオプションの多さを考えるとジョージアに軍配が上がる気もします。
アルメニアのミニバスの料金
旧ソ連圏の多くの国で定番の乗り物である「マルシュルートカ」と呼ばれるミニバスは、長距離移動にも近郊への短距離移動にも利用できる便利な交通手段。
首都のエレバンを起点にアルメニア全国各地を結んでいる交通手段で、庶民の足として大活躍しています。
アルメニア | ジョージア | |
アルメニア:エレバン~アラヴェルディ(161km) ジョージア:トビリシ~カズベギ(153km) | 1200AMD (=¥476) | 15GEL (=¥839) |
アルメニア:エレバン~セヴァン(55km) ジョージア:トビリシ~ゴリ(68km) | 600AMD (=¥238) | 7GEL (=¥391) |
アルメニア:エレバン~ゴリス(240km) ジョージア:トビリシ~クタイシ(259km) | 2500AMD (=¥993) | 20GEL (=¥1119) |
アルメニア:エレバン~エチミアジン(22km) ジョージア:トビリシ~ムツヘタ(23km) | 300GEL (=¥117) | 2GEL (=¥111) |
アルメニアの長距離移動時のマルシュルートカ料金の目安としては、1時間/60kmの移動で500AMD(=¥198)ほど。かなり安いです。
お隣のジョージアのマルシュルートカ料金の目安が1時間/60kmの移動で5GEL(=¥279)なので、マルシュルートカ利用時の長距離移動費はアルメニアの方が格安で済みます。
アルメニアの市内交通の料金
【地下鉄/路線バス】
アルメニアの首都・エレバンの市内交通はあまり発達しておらず、地下鉄はたったの1路線のみ。
それ以外は各種路線バスを利用する場合がほとんどです。
エレバン以外の町には地下鉄はなく、地方都市での市内移動は路線バスかマルシュルートカのみとなります。
ジョージアの首都・トビリシでは「メトロカード」と呼ばれる交通系ICカードがあり、90分以内は乗り換えし放題と、かなり便利&格安でした。
いっぽうのエレバンにはこのようなICカードや乗り換えシステムは存在しません。
運賃は現金支払いのみ&乗り換え時には再度支払う必要があるため、1回のみの利用ならエレバンの方が安いですが、地下鉄やバスを乗り継いで移動する場合はトビリシに比べると割高になります。(まあエレバン市内でわざわざバスを複数回乗り継がないと行けない場所はほとんどないけど)
エレバン | トビリシ | |
地下鉄/路線バス 運賃 | 100AMD (=¥39) | 1GEL (=¥55) |
ICカード | なし(現金のみ) | あり |
乗り換え | その都度100AMD払う | 90分以内は無料 |
【タクシー】
市内交通が未発達のエレバンでは、タクシーを利用するのもアリ。
エレバンのタクシー料金のだいたいの相場は、初乗り600AMD(=¥238) / 以後1kmごとに150AMD(=¥59)ずつ加算されていくシステムです。
ただし、こちらはあくまでもローカル価格。
こちらが外国人だとわかると吹っ掛けてくるドライバーもしばしばいるので要注意です。
不要なトラブルを防ぐためにも、
・事前にメーターを使用するようにお願いする
・配車アプリ(yandexが最もポピュラー)を利用する
などの対策をおすすめします。
交通手段に乏しい地方部でタクシーをチャーターして観光する場合は、メーター制ではなく事前に料金を交渉する場合がほとんど。
2時間ほどの利用(うち1時間は観光地で待ってもらう時間)で2500AMD(=¥993)くらいが相場です。
アルメニア | ジョージア | |
タクシー初乗り | 600AMD (=¥238) | 5GEL (=¥279) |
タクシー 1kmごとの加算 | 150AMD (=¥59) | 1GEL (=¥55) |
タクシーチャーター 2時間 | 2500AMD (=¥993) | 30GEL (=¥1679) |
こうしてみると、ジョージアよりもアルメニアの方がタクシー料金は安く済むように思います。
アルメニアの物価:宿泊費
アルメニア旅行/滞在において最も大きな出費となるのが、宿泊費。
宿泊費に関してはかなり割安感があったお隣ジョージアと比べると、アルメニアの宿泊費の相場はやや高めに感じられます。
首都のエレバンに限れば、ドミトリー(相部屋)スタイルのホステルも増えてきてはいますが、地方部に行くと選択肢がかなり限られてしまい、個室のゲストハウスしかないのが現状。
観光業がまだまだ発展途上にあるアルメニアなので、これからに期待したいところです。
アルメニアのホステルの料金
アルメニアのホステルでのドミトリー泊の料金の目安は、1泊2000AMD~3000AMD(=¥794~¥1192)ほど。
ヨーロッパや日本に比べればもちろん激安ですが、1泊12GEL~16GEL(=¥671~¥895)ほどで済んでしまうジョージアに比べると割高に感じてしまいます。
しかもこちらは、ホステルの数が多く価格競争も激しいエレバンでの価格。
地方部では一つの町にホステルが一軒のみなんてこともザラで、1泊3500AMD(=¥1391)を切るような宿は珍しいです。
アルメニアのアパートの料金
アパートを1ヶ月借りても1000GEL(=¥55,973)ほどで済んでしまうジョージアに比べると、アルメニアでアパートを借りるのはかなり割高。
家賃相場は町や季節によって大きく変わるものの、エレバンでは1ヶ月で180,000AMD(=¥71,638)を切るような部屋は見つからないでしょう。(しかも、中心街ではなく郊外の古い集合住宅のような建物)
首都・エレバンの家賃相場の高さは、折り紙付き。
アルメニア国外に住むディアスポラと呼ばれる人々(大虐殺の際にアルメニアから逃れた)が物件を所有している場合が多く、家賃の高騰が社会問題となっているほどです。
アルメニアのホテルの料金
ドミトリーやアパート滞在ではなく、ホテルで快適に滞在するのも一つの手。
ホテルといってもピンキリですが、首都エレバンの中心街に位置するエコノミーなホテルなら10000AMD(=¥3979)/一部屋を切るところはなかなか見つからないかもしれません。
中心街から少し離れたエリアなら、8000AMD(=¥3179)/一部屋くらいでも見つかるかな…といった感じ。
お隣のジョージアではかなり手頃な価格でホテル宿泊ができるのですが、アルメニアではやはりある程度の出費を覚悟しなければなりません。
アルメニア | ジョージア | |
エコノミーホテル | 8000AMD (=¥3179) | 50GEL (=¥2798) |
中級ホテル | 15000AMD (=¥5961) | 90GEL (=¥5037) |
ラグジュアリーホテル | 30000AMD (=¥11923) | 150GEL (=¥8396) |
アルメニアの物価:観光費・雑費
アルメニアの観光地への入場料は、特に考えなくて良いくらいにリーズナブル。
自然スポットや修道院などはほぼすべてが入場無料で、ミュージアムなどの入場料も格安に設定されています。
一方で、雑貨や日用品に関しては、輸入に頼っていることもありかなり割高。
お隣ジョージアと比べても1.5倍~2倍ほどの値段の場合がほとんどなので、必要なものはアルメニア入国前にそろえておくのがおすすめです。
アルメニアの観光地入場料
アルメニアの有名観光地のほとんどは、修道院などの宗教施設や自然スポット。
つまり、ほとんどの場所を無料で観光することができるのです。
一方で、観光客向けの美術館や世界遺産に指定されている建造物への入場は有料であることが多く、どこもだいたい1500AMD(=¥335)ほどが相場です。
アルメニア | ジョージア | |
ミュージアム | 1000~1500AMD (=¥397~596) | 15~25GEL (=¥839~¥1399) |
世界遺産スポット (アルメニア:ガルニ神殿/ジョージア:ヴァルジア) | 1500AMD (=¥596) | 15GEL (=¥839) |
ジョージアに比べるとミュージアム系や観光地系の入場料がかなり安く抑えられているアルメニアですが、これはジョージア側が2023年に国内の観光地や博物館の入場料を大幅に値上げしたことが最大の理由。
正直、ジョージアのミュージアム系は、値段を考えると割に合わない質の展示がなされた施設も多いのが本音(あの法外な値段であの低いクオリティーなのは、本当に国家存亡の危機だと思う)。
どう考えてもアルメニアのミュージアムの方がリーズナブルな値段の割にしっかりと凝った展示がされているので、カルチャー系アクティビティーは断然アルメニアの方がおすすめです。
アルメニアの衣料品・靴の料金
ヨーロッパへの衣類の製造拠点・トルコからジョージアへと移動した際に、衣料品や靴などの価格が高めに感じたのですが、アルメニアでの衣料品の価格はさらに高め。
靴や衣料品はほとんどが輸入品で、しかもお隣の衣料品大国・トルコとは仲が良くないため、ロシア製やヨーロッパ製の衣料品がショーウインドウを飾ります。
そのため、トルコやジョージアなどの周辺諸国に比べると、アルメニアの衣料品はかなり高めの料金設定となっています。
アルメニア | ジョージア | |
Tシャツ1枚 | 3000AMD (=¥1192) | 15GEL (=¥839) |
ジーンズ1着 | 12000AMD (=¥4769) | 50GEL (=¥2798) |
スニーカー1足 | 7000AMD (=¥2782) | 40GEL (=¥2238) |
靴下1足 | 400AMD (=¥158) | 1GEL (=¥55) |
というわけで、Tシャツやジャケット類はもちろん、靴下や下着に至るまで、とにかく衣料品は全てジョージアで買いそろえておきましょう。
上の表内の値段はどれも新品の衣料品の価格ですが、ジョージアの首都・トビリシであればセカンドハンド(=中古)の衣料品の販売がとても盛ん。
ジーンズ1着3GEL(=¥165)なんて驚きの価格で購入することも可能です!
アルメニアのトイレ料金
アルメニアではトイレは基本的に無料であることが多いです。
しかしながら、長距離バスが停車するサービスエリア(と言う名のただの田舎のレストハウス)などでは、100AMD~200AMD(=¥39~79)を支払わなければならない場合も。
しかも、綺麗ではない場合も多いので、正直あのトイレにお金を払うのはなんだか悔しいです。
ショッピングセンターやフードコートでは無料のトイレが併設されているのが普通なので、見つけたらなるべく行っておくのがスマートです。
アルメニアのタバコの値段
あらゆる雑貨や日用品、衣類の価格がジョージアより高いアルメニアですが、タバコの値段に関しては話が別。
ブランドにもよるものの、アルメニアのタバコの値段は500AMD~700AMD(¥198~¥278)と考えられない安さです。
お隣ジョージアでのタバコの値段が6GEL~8GEL(=¥335~¥447)なので、半額近い価格ということになります。(もちろん同じ銘柄で)
これまで訪れた国の中でも、アルメニアのタバコの値段の安さはダントツ。
アルメニア人の喫煙率の高さも、この安すぎるタバコの価格に理由があるのかもしれません。
旅のスタイル別!アルメニア旅行1日の予算
さてさて。ここまでアルメニアの物価を項目ごとに細かく見てきました。
ここまで読んだ人はきっと気になっているのではないでしょうか…「アルメニアを旅行するのに、いったい予算はいくらくらいなの?」と。
というわけでここからは、アルメニアで1日の旅行に必要な予算を考えていきます。
・節約バックパッカースタイル:外食は1日1回まで!安宿に泊まって削れるところは削る旅
・快適エコノミー旅スタイル:外食や観光はぬかりなく!個室泊でも贅沢はしすぎない旅
・1か月単位のノマド長期滞在:アパートを借りて暮らすように滞在!観光少なめグルメ多め
▲ 他の国の物価&旅行1日の予算記事と同様に、上のスタイル別に2025年のアルメニア旅行にかかる1日の予算をざっくりと計算しています。
これまでの項目と同様に、ジョージアの旅行1日の予算も同じ条件で計算して併記しているので、これら二か国を旅行する人にはきっと参考になるはず!
節約バックパッカースタイルのアルメニア旅行一日の予算
「宿泊は基本的にホステルのドミトリー、食事は自炊を中心としながらも時々名物を外食、移動は最安の手段で、観光は有名どころを制覇しつつ無料スポットを中心に。」
そんな節約型のバックパッカースタイルの一日の予算がこちらです。▼
アルメニア | ジョージア | |
朝食 (パン) | 150AMD (=¥59) | 1.5GEL (=¥83) |
ランチ (庶民的レストラン) | 1500AMD (=¥596) | 20GEL (=¥839) |
夕食(自炊) | 800AMD (=¥317) | 6GEL (=¥335) |
市内移動 | 徒歩 | 徒歩 |
長距離移動 (100km) | 700AMD (=¥278) | 10GEL (=¥559) |
宿泊 (ドミトリー) | 2500AMD (=¥993) | 15GEL (=¥839) |
観光地1か所 | 1500AMD (=¥596) | 15GEL (=¥839) |
ビール1缶 | 430AMD (=¥170) | 3.5GEL (=¥195) |
合計 | 7580AMD (=¥3012) | 71GEL (=¥3975) |
もうちょっとで1日3000円切り…!という惜しいところに落ち着きました。
もう少し円安がましな時期の滞在だったり、ほんのちょっと何かを削れば、1日3000円以下でのアルメニア旅行は十分に可能です。
ジョージアとアルメニアの予算を比較した結果は、「ジョージアよりもアルメニアの方が安く済みそうだな」というのぶよの体感とも一致。
ガッツリ色々見て周って現地の料理を堪能して…と一日楽しみまくっても、アルメニアの方が確実に安く済むと思います。
この予算は、移動して、外食して、観光地に入場して、宿泊して…と、目いっぱい旅を楽しんだ一日のモデル。
移動をしない日だったり、無料の観光スポットだけを訪れる日なら、これよりもかなり安い金額となるでしょう。
のぶよ的には、アルメニア旅行1日の平均予算は6500AMD(=¥2583)ほど。
これはタバコ1日1箱/ビール1日1ℓ込みの予算なので、タバコを吸わない&お酒を飲まない人なら、1日5500AMD(=¥2186)以下に収めることも余裕だと思います!
快適エコノミースタイルのアルメニア旅行一日の予算
「タクシーなど無駄な出費は押さえるけど、移動や宿泊はある程度快適にしたい。食事も現地の美味しいものをたくさん食べて、観光スポットも逃したくない!」
そんな快適エコノミーな一人旅スタイルの一日の予算がこちら。▼
アルメニア | ジョージア | |
朝食 (カフェでコーヒー&軽食) | 1000AMD (=¥397) | 12GEL (=¥671) |
ランチ (庶民的レストラン) | 1500AMD (=¥596) | 15GEL (=¥839) |
夕食 (中級レストラン) | 3000AMD (=¥1192) | 25GEL (=¥1399) |
市内移動 (バス/地下鉄) | 200AMD (=¥79) | 2GEL (=¥112) |
長距離移動 (100km) | 700AMD (=¥278) | 10GEL (=¥559) |
宿泊 (小奇麗なエコノミーホテル個室) | 9000AMD (=¥3539) | 60GEL (=¥3358) |
観光地2か所 | 3000AMD (=¥1192) | 30GEL (=¥1679) |
バーでビール1杯 | 800AMD (=¥317) | 6GEL (=¥335) |
合計 | 19200AMD (=¥7550) | 160GEL (=¥8959) |
自炊はせずに、ホテル宿泊で、移動も快適に、ガッツリと観光して…と結構贅沢した一日でも7000円台に収まってしまうのがアルメニア。
こちらも、丸一日観光して移動して食事を外食で済ませて…と目いっぱい楽しんだ日の例なので、平均すると出費はさらに安く済むはずです。
レストランでの外食ではなく軽食をテイクアウトして済ませたり、宿泊をもう少し安い宿で済ませたりすることで、さらに費用を抑えることが可能です。
平均して1日13,000AMD=¥5112もあれば、十分快適なアルメニア旅行を楽しむことができると思います!
アルメニアでノマド滞在は安い?一か月単位の長期滞在の予算
日本国籍者の場合、アルメニアでの観光目的での最大滞在可能期間は180日。
この割と寛大な出入国制度を利用すれば、一般的な旅行以外のスタイルでのアルメニア滞在も可能です。
数か月間のんびりペースで色々周ったり、アパートを借りて一か所に滞在してみたり…
近年よく話題になるノマドの拠点としても、アルメニアはポテンシャルがありそうな気がします…が。
すでに挙げた旅行スタイルに一か所滞在型のノマドスタイルも加えて1か月の出費を考えると、以下くらいが目安となるはずです。▼
・節約バックパッカースタイル旅行:1日6000AMD=¥2359~ (¥70,700/月~)
・快適エコノミースタイル旅行:1日13,000AMD=¥5112~ (¥153,000/月~)
・1ヶ所ノマドスタイル滞在:1日11,000AMD=¥4379~ (¥131,000/月~)
こんな感じ。移動費や観光費があまりかからないはずのノマドスタイル滞在が月13万円越えとやけに高いような気もします。
その最大の理由は、アパートの価格の高さ。
すでに「アルメニアは宿泊費相場が高い」と言っている通り、エレバンである程度のアパートを1か月借りると180,000AMD=¥71,670ほどは必要になるもの。
これに加えて光熱費などもかかってくるので、住居関連だけでかなりの出費となります。
また、スーパーの食材費もやや割高感があるため、せっかくキッチンのあるアパートに滞在して自炊しようとしても、逆に高くついてしまう可能性も。
逆に、移動費や外食費、観光にかかる費用がかなり安いのがアルメニア。
色々と移動して適当にご飯を食べて各地の安宿を転々として…というバックパッカースタイルの旅であれば、想像以上に安く済むのです。
総合的に、アルメニアは長期間バックパッカースタイルで旅するにはぴったりの国ですが、一か所に滞在するノマドのようなスタイルには不向きな国だと思います。
おわりに:アルメニア滞在1か月の実際の出費は…?
アルメニアの物価に関して細々といろいろ書いてきましたが、みなさんが気になるのは「実際にのぶよはアルメニア滞在中にいくら使っているの…?」という点ではないでしょうか。
ならば仕方ない…のぶよのアルメニア滞在1か月(2024年12月)の出費を公開しましょう…どどん▼
いかがでしょうか…衣食住すべて合計してだいたい月7万6千円という結果に。
しかも、別に節約節約!と気にしていたわけではなく、毎日を慎ましく普通に送りつつもエレバン観光やグルメを楽しんで、これくらいの出費でした。
(タバコを吸わない&お酒を毎日飲まないという人なら、おそらく5万円代後半~6万円代前半に収まるはず)
やっぱりアルメニアで一番高いのは宿代。
のぶよの場合は出費の約半分が宿代に消えているわけで、ここをどれだけ削れるかで出費が大きく変わってくるかもしれません。(ちなみにのぶよが滞在している宿は最安値のところではなく、ほんの少しだけ高いところ)
のぶよがエレバンでこの1か月どんな生活をしていたか、もう少し詳しくまとめるとこんな感じ。▼
・外食:ローカル食堂やちょっとお洒落レストランで計10回=週2~3回外食
・旅行:エレバン市内観光&デイトリップ1回
・宿泊:エレバンのホステル(1泊2800AMD=¥1092で、最安値ではない宿)
・移動:公共交通機関&徒歩のみ(タクシーは使っていない)
・日々の食事:現地で手に入る食材で適当に自炊(日本食や外国料理は食べていない)
・大きな買い物:一つもしていない
つまり、最安値ではないホステルに基本的に滞在し、自炊メインでたまに外食で散在し、市外への旅行はほとんどしていない…という条件で、月7万5000円というわけ。
…あれれ?なんだか思っていたより高くないですか?
比較対象として、2年前(2023年)の12月にジョージアのバトゥミで同じようなスタイルで滞在した際の出費も貼っておきます。▼
ジョージアの場合、2024年~2025年にかけての物価上昇は微々たるものなので考えなくても良いとして、アルメニアでの1か月滞在よりもジョージアの1か月滞在の方が安く抑えられています。
(※2023年当時に比べてジョージアラリが少し上がっているので、今のレートだとジョージアでも月6万5000円くらいかも)
ジョージア滞在よりもアルメニア滞在の方が1万円以上出費がかさんだ最大の理由は、おそらく宿代。
2023年の12月は1泊12GEL(=¥660)というバトゥミの場末宿に居座っていたため、宿代がかなり抑えられたのが大きいです。
現在滞在しているエレバンの宿が1泊2800AMD=¥1092なので、宿代の差だけで1日400円以上×30日=¥12000の差に…こりゃあ結構でかいぞ…
また、すでに何回も触れている通り、アルメニアのスーパーでの食料品の高さもじわじわと出費に影響を与えている気がします。
結論としては、やはり一か所にのんびり滞在するスタイルなら、アルメニアよりもジョージアの方が安く済むでしょう。
反対に、アクティブに動き周る「旅」のスタイルなら、安く済むのは断然アルメニアです。
日本人的には、かつてほどに「激安!」というわけではなくなってしまったアルメニアですが、世界的に見ればまだまだ安く旅行&滞在ができる国。
経済発展とともに物価が上昇していくのは世の常なので、今後は少しずつこの国の物価も上がっていくことでしょう。
そんなわけで、アルメニアを旅するなら今が一番安く済む時期かも。
この魅力あふれる国をある程度リーズナブルに旅できる恩恵を、日本人のみなさんにはぜひ体験してほしいです!(とはいえ、円安はまじでやばいので大蔵省とか財務省とかまじで危機感持ってくれ)
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