こんにちは!世界半周中に出発して、もう1年4ヶ月ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
世界一周旅行やワーキングホリデーなどで海外に出る日本人も多くなってきています。
海外を長期で旅するとなると、いろいろなスキルが必要になってくるもの。
毎日荷物を持って移動する、丈夫な身体と精神力
異文化を理解する適応力
予想外のできごとにも臨機応変に向き合う対応力
旅の始めこそ、これまで経験したことがないできごとの連続や、日本との文化やシステムの違いに戸惑うことは誰にでもつきもの。
旅を続けているうちに、だんだん慣れてくるものです。
そんな長期の海外旅行に必要なスキルのとして、旅人の間でも結構意見が真っ二つに分かれるのが、「長期の海外旅で英語力は必要か」という点。
ひと昔前は、「英語力ゼロだけど世界一周しました!」なんてブログが流行っていたり、「言葉はわからなくても人と人は通じ合える」なんて説く本がベストセラーになったりと、「世界一周や長期の海外旅行=英語ができなくても行けるもの」という考え方がポピュラーでした。
もちろん、英語が全くわからなくても海外を旅するをすることは物理的に可能です。
航空券をとって、ホテルを予約して、ガイドブックに書かれた通りに旅すれば良いのですから。
しかしながら、「海外旅行を快適にする、楽しむ」という視点からは、最低限の英語が話せるに越したことはありません。
今回の記事では、世界半周など長期の海外旅行に行くなら絶対に英語が必要な5つの理由を解説していきます。
これから長期で旅をしたいと考えている人の「やる気スイッチ」を押すきっかけとなれば嬉しいです!
海外旅行で英語が必要な理由1:世界中から来た旅人と仲良くなれる
長期で海外を旅すると、たとえひとり旅であっても旅先で多くの人との出会いがあります。
出身も、人種も、考え方も、そして言語も異なる世界中の旅人との出会いこそが、旅することの醍醐味と言えるかもしれません。
お互いに外国人ということもあり、普通よりも人と人との距離が狭めやすいのが旅人界。
日本人同士であろうと異なる国籍であろうと、「旅している」人たちの間には、共通の意識のようなものがあるのです。
現地の言語が何であろうと、旅人の間で共通の言語となるのはやはり英語。
英語ができないと、そもそもコミュニケーションがとれないため、せっかく素晴らしい人たちに出会うチャンスを逃してしまいます。
私たち日本人には、「私は私、他人は他人」という意識が強い人も多く、積極的に他の旅人とコミュニケーションをとることが得意でない人も多いかもしれません。
英語が母国語ではないということもあって消極的になってしまうのか、「私は旅したいだけで、別に他の旅人とのコミュニケーションなんて求めていない」なんて言い切る日本人旅人に出会ったこともあります。
(彼はずっとドミトリーのベッドでYoutube見ていました)
一方の欧米圏の旅人を見てみると、観光スポットをまわって次から次へと旅するスタイルの人はかなり少数派。
特に、ホステルなど世界中からの旅人が集まる場所に滞在している人にその傾向が強く、「いろいろな人と出会うこと」を、旅の最大の目的にしている人も多いです。
もちろん、旅に何を求めるかは人それぞれ。
たくさんの人と出会って、思い出を作るスタイルもアリですし、ただひたすらに観光地をまわって写真を撮りまくるのもアリです。
のぶよ個人的には、後から旅を振り返った時に一番初めに頭に浮かぶのは、観光スポットの風景よりも出会った人たちとの何気ない会話やエピソードだったりすることがほとんど。
長く旅をすればするほど、普通の「観光」というものにどうしても飽きてしまいますし、観光スポットの写真や動画ならネットでいくらでも探すことができます。
しかし、自分が実際にその場所で出会った人と過ごした時間は、自分だけのもの。
少しオープンになるだけで、旅の思い出が一層色濃くなるのは間違いありません。
「英語ができなくても、人と人はコミュニケーションがとれる!」と豪語する人は、よほどのコミュニケーションお化けでしかありません。
私たち一般の人間は、英語というツールを使ってコミュニケーションをとるのが最もスムーズだと思います。
海外旅行で英語が必要な理由2:日本語では情報のない穴場情報が得られる
こらはのぶよの経験からなのですが、英語ができるだけで日本語で得る何倍・何十倍の情報が得られます。
旅に関しては、「日本人にほとんど知られていない穴場スポット」なんかを、ちょっと英語で検索するだけで見つけられることも多くあるほどです。
当ブログの過去記事をいくつか見てもらえれば分かると思いますが、のぶよは「誰も知らないような穴場の町や場所」を自分で開拓することに命をかけています(笑)
それもむやみやたらに直感で訪れるのではなく、あらかじめインターネットで情報を得てから行きます。
こうして日本語で旅情報をお送りしているブログ運営者が言うのもなんですが、日本語で得られる情報は本当に限られています。
みんながみんな同じ場所を訪れて、同じような記事を発信するので、なかなか「自分だけが知っているスポット」に出会うのは簡単ではありません。
(その現状を変えたくて、誰が訪れるのか見当もつかないような場所の記事を書いているわけですが。)
しかしある程度英語が読めるなら、検索キーワードを英語に変えるだけで、あら不思議。
「この国にこんな場所があったの?」と驚くような穴場スポットの数々を知ることができるのです。
アクセスや注意点なども、実際に訪れた人の情報ばかりなのでかなり信用できるのもポイント。
行ったこともない人が適当に画像をどこかから引っ張ってきて、適当に書いたまとめサイトの情報ばかりが検索上位に表示される日本語の世界とは大違いです。
この言語による情報量の差は、何もインターネット上だけではありません。
日本で一番人気のガイドブック「地球の歩き方」と、英語圏で最もポピュラーな「Lonely Planet」の間には、情報量に雲泥の差があります。
地球の歩き方は、結局日本人旅行者にとって需要がある場所だけが掲載されています。(そうでなければ元がとれないので)
一方のLonely Planetは、英語圏という広大なマーケットを背景に、「こんな所、誰が行くの?」という秘境じみた場所の情報まで載っていることもあるのです。
インターネットよりもガイドブックよりも詳細で、最新の情報が得られるのが、現地の観光案内所やホステルでの他の旅行者による口コミ情報。
いくらテクノロジーが進んだところで、これに勝るものはないでしょう。
現地でこうした生の口コミ情報を得る際も、英語ができなければどうしようもありません。
結局日本人旅行者に頼って、日本人旅行者界隈の限られた情報だけを頼りに旅することとなってしまいます。
海外旅行で英語が必要な理由3:旅の難易度が格段に下がる
先述の通り、英語がほとんどできなくても世界中を旅することは可能です。
必要なチケットや宿などは、インターネット上で事前予約ができますし、そもそも現地の人が英語を話さない国も多くあります。
しかしながら、英語が話せるだけで旅の難易度が格段に下がるのは事実。
というのも、世界中どこへ行こうとも、必ず誰かしら英語でコミュニケーションができる人がいるためです。
わからないことがあれば、時間をかけてわざわざインターネットで日本語の情報を探すよりも、その辺の人に尋ねれば一発。
バスのチケットを買ったり、料金を交渉したり…日常のあらゆる場面で、英語が少しでもできるとかなり便利になります。(もちろん現地語が少し話せるのがベストですが)
インターネットでバスのチケットを購入したり、タイムテーブルを調べる際にも、英語がわからずにいちいち調べたりするのは手間ですし、無駄に時間がかかってしまいます。
完璧な英語を話す必要は全くありませんが、自分の英語力に不安があるなら、旅で必要になりそうな単語や表現くらいは口をついて出るようにしておきたいものですね。
海外旅行で英語が必要な理由4:そもそも、英語は話せて当たり前
ここまでは、海外の旅で英語が話せることのメリットについて話してきましたが、そもそもの大前提として、英語がある程度話せることはなにも特別なことではないことを知らなければなりません。
日本では、いまだに「英語が話せる=すごい」という方程式があるようですが、一歩外に出ると「英語が話せる=かけ算九九ができる」くらいの扱いになります(笑)
もちろん訪れる国や地域によってバラつきはありますが、今や世界中の多くの国で英語は義務教育として学ばれているもの。
のぶよはこれまで主にヨーロッパ圏を旅行してきましたが、初めて旅した7年前は、国籍を問わず英語がそこまで話せない人も多く、「英語=旅するなら必須」といった感じではなかったことを覚えています。
しかし今回の世界半周中にひしひしと感じたのが、英語が話せる旅人の割合がかなり増えていること。
「英語ができない(できても話せない)=どんな教育受けてきたの?」という認識さえ生まれつつあるように感じられるほどです。
日本では、「読み書き文法が得意でも全く話せない」という人がかなり多いようなのですが、海外の人はこれが真逆であることも。
「読み書きは苦手で文法は間違っていても、言いたいことは言える」という人が多いのです。
そもそも、言語は人間同士が会話のコミュニケーションをとるために生まれたもの。
いくら読み書きが完璧にできても、会話が全くできないのでは意味がありませんよね。
海外旅行で英語が必要な理由5:自分に自信がつく
海外を旅するなら英語が必要な理由の最後の一つは、自分のためになるからです。
英語ができずに「えっと、えっと…あー…」とマゴマゴしているよりも、言いたいことをサラっと言える方が格好いいですし、自分に自信がつくと思いませんか?
英語がある程度話せるという自信がつくだけで、見える世界が変わってくることもあります。
積極的になれたり、行動や興味の範囲だって広がるかもしれません。
しかし、「海外を1年も旅していたら、自然と英語も身につくようになるだろう」という考えは、甘いです。
旅の目的は英語を勉強することではないと思いますし、旅をしているとなかなか学習する時間なんてとれないもの。
よほどストイックに旅行中毎日勉強できるという人でない限り、絶対に妥協してしまう時が来ます。
そもそも、言語が自然と身につくことなんて赤ちゃんの時くらいのもの。
私たち大人は、学習する意思を持ち続けない限りは、外国語を身につけることはできないのです。
なので、長期の海外旅行を計画しているなら、絶対に出発前に英語の勉強はしておくべき。
それも参考書や単語帳を使うものではなく、より実践的な会話&聞き取りの練習に集中するのがおすすめです。
おわりに
海外を長期で旅行するなら、絶対に英語が必要な5つの理由を解説してきました。
完全にのぶよの個人的な意見ばかりなのですが、言語一つで旅の思い出は大きく変わるということだけは声を大にして主張したいです。
中高6年間もの長い間英語を勉強してきた私たち日本人ですが、会話の練習などをあまり経験せずに教科書的な知識だけを詰め込んできた人も多いのではないでしょうか。
英語が「わかる」ことと「話せる」ことは似ているようで全く別のスキル。
海外旅行で使える英語を身につけるためには「話す」ことに焦点を当てる必要があります。
現代では動画サイトやオンライン授業などで、時間や場所を選ばずに実践的な英会話を学ぶことができるので、昔よりも英語を話す練習をすることのハードルは下がっています。
旅に出発した後だとなかなか学習の時間をとることは難しいもの。
出発前から少しずつ学習を積み重ねて快適で思い出に残る旅の準備をするのがおすすめです。
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