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【実体験】海外でクレジットカードが不正利用された!補償・返金は?すぐにすること&被害防止の対策。

こんにちは!海外生活6年目で現在は世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

日常生活でとても便利なクレジットカード

現金を持ち歩く必要がないのは大きなメリットですし、毎月の出費の管理もとても簡単なので利用している人も多いのでは。

万が一紛失や盗難に遭ったとしても、電話一本でカード利用を停止、新しいカードを再発行してもらえるので安心ですよね。

しかしながら、これは日本国内での話。

海外旅行時に、もしクレジットカードのトラブルに遭ったらどうしますか?

紛失や盗難に遭ってしまう可能性もあるのですが、いつの間にクレジットカード情報が盗まれて身に覚えのない請求が来る、いわゆるクレジットカードの不正利用の被害に遭ってしまうことも。

あまり考えたくはないことですが、実際にあり得ることです。
なんといっても、のぶよの身に実際起こりましたから。

今回の記事では、長期間の海外旅行中にクレジットカードの不正利用被害に遭った実体験をシェアするとともに、その後何が起こるのか、クレジットカード会社はどんな対応をするのか解説していきます。

記事後半では、海外でのクレジットカード不正利用被害を防ぐために出来ることも考えていきます。

実際に起こった、海外旅行中のクレジットカードの不正利用

基本的にだらしない人間であるのぶよ。

クレジットカードの明細は月に一度の請求日にチェックするくらいで、買い物の都度確認することはしません。

世界半周を始めて1ヶ月ほどが経った、ルーマニアに滞在していた時のこと。
そんな日々のズボラさを後悔するような出来事が起こります。

きっかけは、毎月月末に送られてくる、カード会社からの「今月の請求金額のお知らせメール」でした。

それまで多い時でも月3万円ほどしかカードを利用しないのぶよですが、メールで明細を確認してびっくり。

38万7200円

?!?

自分の目を疑い、カード会社のアカウントを一度ログアウト&再ログインしてみましたが、確かにこの請求額でした。

どう考えてもこんなに使っていません。
そもそもルーマニアという物価が安い国で、どうやったらこんな額使えるのか教えてほしいくらいです。

すぐさま明細を確認すると、どう考えても自分が使ったものではないもののオンパレードでした。

・ポーランドドメインのネットショップ
・アメリカの高級ホテル
・ドイツの高速バス会社

などなど、ものすごくインターナショナルな請求でしたが、のぶよはこれらの国に一歩も足を踏み入れていません。

ここでようやく、自分のクレジットカードが不正利用されたことを確信したのです。

どこでクレジットカードがスキミングされたのか

身に覚えのない請求が始まっていたのは、明細上で5日ほど前のことでした。

つまり、5日前くらいにどこかでクレジットカード情報が漏れた(スキミング)ということです。

基本的に買い物時は、カードを機械に通して暗証番号を入力しているので、そこでカード情報が漏れることは考えにくいはず。

他に考えられるのは、インターネット上で入力したカード番号や有効期限等の情報が漏れた可能性。

身に覚えのない請求が、基本的にインターネット上で決済できるものばかりだったので、おそらくこれが正解でしょう。

ここで一つ思い当たる節が。

ルーマニアの鉄道駅にはフリーwifi(パスワードやログインの必要がなく、誰でもアクセスできるもの)が飛んでいてよく接続していたのですが、一度だけフリーwifiに接続した状態でクレジットカード情報を入力して宿を予約したことがあったのです。

その時は特に何も考えてはいなかったものの、今から考えるとそれが怪しい。

フリーwifiは、誰しもが匿名でアクセスできるもの。
つまりその分野の知識を持っている人からすれば、他人の回線に侵入してクレジットカード情報を盗み出すことなんて朝飯前でしょう。

もしかすると、他にカードを利用した機会にスキミングされた可能性もありますが、不正利用が始まった日付とフリーwifiでカード情報を入力した日付が見事に合致していたため、ほぼこれが原因だと確信しました。

クレジットカードが不正利用された私がした行動

ここで軽くパニックになったのぶよ。
38万円なんてどう考えても払えませんし、ここは海外。

現地Simカードを買わない派ののぶよは、日本のカード会社ににすぐに電話することもできません。

しかも、ここはルーマニア。
日本とは7時間の時差があり、その時の日本は深夜でした。

八方塞がりに陥ったように感じたものの、「とにかくまずはカード会社に連絡をしなくては」と思い立ちました。

まずはカード会社に連絡

のぶよが利用していたカードは楽天カード
とにかく楽天カードの緊急時の連絡先を探します。

フリーダイヤルもあるのですが、営業時間外は音声案内のみなのでどうしようもありません。

しかしながらさすがは楽天カード。
24時間対応の緊急時専用(紛失・盗難等)の電話番号(オペレーター対応)がちゃんと用意されていました

問題はどうやって日本に電話をかけるかということ。

ここはルーマニア。
公衆電話はほとんどなく、国際電話がかけられる固定電話なんてなかなか見つかりません。(そもそも言葉が通じない)

この時のぶよが助けられたのが、Skype(スカイプ)でした。

インターネット回線があれば、スカイプ同士の通話は無料。
スカイプから固定電話への通話は、予め購入しておいたクレジットを利用することで可能という世界中で有名なアプリです。

ちょくちょく日本の両親にスカイプで電話をかけるのぶよは、スカイプのクレジットを購入してあったのです。

というわけで、スカイプを利用して楽天カードの緊急時連絡先に電話をかけることができました。

ほとんど待たされることなく電話が繋がり、オペレーターの方と直接話すことができたのも良かったです。

緊急時なのに、自動音声で要件別に何度も番号を入力させられるストレスもありませんでした。

カード会社側の対応1:不正利用されたクレジットカードの停止

オペレーターの方はとてもスムーズに対応してくれました。

電話しているのが本人か確認するために、

・氏名
・クレジットカード登録先住所
・登録している電話番号
・生年月日

を尋ねられました。

本人確認ができた後にまず聞かれたことは、「不正利用が疑われる請求の日付と金額」でした。

合計で6つほどあったので、それらを全て伝えます。

次に聞かれたのが、「不正利用が疑われるクレジットカードを停止するかどうか」という点。

オペレーターの方によると、

・カード会社側の不正利用防止システムにひっかかって不正利用が発覚した場合は、カード会社側でクレジットカードを即座に停止する

・カード利用者側が不正利用に気づいてカード会社に申告した場合は、カード会社側ではまだそれが不正利用なのか確認できていないため、クレジットカードを停止するかどうかは利用者が判断する

ということでした。

とは言っても、明らかに不正利用がされているクレジットカードを止めずにおく理由はないので、即座に停止してもらうようお願いしました。

カード会社の対応2:不正利用の調査と補償に関する案内

続いては、カード利用停止後の流れについて案内を受けました。

主に以下の四点。

・不正利用かどうかの判断はカード会社による調査によってなされるため、最低二週間ほど時間がかかる

・調査結果に関しては電話で答えることはできず、登録先住所に文書の郵送で行われる

・調査の結果不正利用が認められた請求に関しては、クレジットカードの個人アカウント内のweb明細上から消去される。つまり利用者が支払う必要はなし

・調査の進展状況によっては、いったんその月の利用額(不正利用分含む)が引き落とされ、調査の結果によって不正利用と判明したのちに返金される可能性がある

問題は最後の「いったん、不正利用分も含めた請求額が引き落としとなる可能性がある」というもの。

それでは、「万が一調査の結果不正利用と認められなかった場合、例えそれが本当に不正利用であったとしても返金はされないということか」という疑問に突き当たります。

それをオペレーターの方に尋ねても、「調査の内容に関しては電話では答えられない」ということでした。

埒があかないので、とにかくカードを止めてもらい、不正利用の調査をしてもらうようにお願いしました。

カード会社の対応3:カードの再発行手続き

続いては、クレジットカード再発行の手続きの案内を受けました。

今手元にあるカードは即座に停止されて使えない状態になっているので、希望する場合は新しいカードを発行してもらうことができます。

登録している情報(氏名・住所・年収等等)に関して簡単な質問があり、とてもスムーズに再発行手続きは完了。

・カード更新時と同様の簡単な審査がある
・審査で問題がない場合は特にカード会社側からの連絡はなし
・通常10日ほどで登録先住所に新しいカードが郵送される

とのことでした。

長期海外旅行者や海外在住者にとって頭が痛いのが、カード会社は日本国内の住所にしかカードを郵送してくれないという点。

セキュリティー上の問題から仕方のないことなのですが、新しいカードを手元に置くためには

・いったん日本に帰国してカードを受け取る
・登録先住所に同居人(家族など)が居れば、帰国時まで保管しておいてもらう

の二通りの方法しかありません。

国際郵便等でクレジットカードを郵送してもらうこともできなくはないですが、紛失等のリスクを考えるとおすすめできません。
また、国際郵送時に生じた損害(盗難・紛失・不正利用など)に関しては、カード会社側の補償の対象外となる場合があるのでご注意を。

クレジットカード不正利用被害の結果

というわけで、しばらく日本に帰る予定のないのぶよは、実家の両親に新しいカードを保管しておいてもらうようお願いし、不正利用が認められてweb明細から身に覚えのない請求が消えることを願う日々を送ることとなりました。

途中から「もうなるようになれ!」と思って、明細のチェックを忘れるようになったのぶよ。
天性の楽天主義です。さすが「楽天カード」に長年お世話になってるだけあります(笑)

クレジットカード不正利用被害の結果1:不正利用された分は引き落とされなかった

不正利用発覚から2週間ほど経過した頃。

「そういえば、今月の引き落とし日もうすぐだっけ。あ!不正利用どうなった?!」
と思い出したのぶよ。

早速カード会社の自分のアカウントをドキドキしながらチェックしてみると、

今月の請求額:25491円

さ、38万じゃない!

明細を見てみると、不正利用が疑われた6つの請求は全て消去されており、まるで最初から何もなかったかのよう。

この時、どれほどほっとしたことでしょう。
お祝いに日本食食べに行きました(笑)

とにかく、のぶよの場合は、「利用者側がいったん不正利用分を支払って後で返金」というケースには当たりませんでした。

クレジットカード不正利用被害の結果2:カード会社から改めての連絡はなし

電話でオペレーターの方が案内した通り、カード会社側から不正利用の調査結果に関する電話やメールでの連絡は一切ありませんでした。

不思議なのが、あれから2ヶ月以上経った今でも、文書での調査結果の連絡すら来ていないこと。
もしかすると、のぶよ母が間違えて捨ててしまった可能性も否めませんが(笑)

まあ、不正利用分は支払わずに済んだし、新しいカードはちゃんと届いたそうなので、のぶよ的には調査うんぬんはもはやどうでも良いことです(笑)

クレジットカード不正利用被害の結果3:新しいカードが登録先住所に郵送される

再発行をお願いしたカードは、1週間ほどで登録先住所である実家に届いたそうです。

クレジットカード番号やカード裏面のCVV番号、有効期限はもちろん違うものとなっていましたが、カード利用時の暗証番号や、web明細確認時のパスワード等は変わっておらず、前回のカードからの引き継ぎという形になっています。

海外でのクレジットカード不正利用被害を防ぐコツ

というわけで、のぶよ自身の身に起こったクレジットカードの不正利用被害と、その後の流れについてお話ししてきました。

今回のことは、自分的に大きな教訓となりました。
なぜなら、自分がもう少し気をつけていれば防ぐことができたかもしれないからです。

ここからは、のぶよのようなクレジットカード不正利用被害者を減らすためにも、運悪く不正利用被害に遭ってしまった際に八方塞がりにならないためにも、海外旅行時のクレジットカードの使い方に関するアドバイスや万が一の時への対策を解説していきます。

カード明細は常にチェック

基本中の基本ですが、クレジットカードの明細は出来る限り頻繁にチェックしましょう。

出費を把握してカードの使い過ぎを控えられるのはもちろんのこと。
万が一クレジットカードが不正利用されてしまった場合でも、すぐに気づいて対応することで、被害を最小限に抑えることができます。

ほとんどのクレジットカード会社では、インターネット上で明細が見られるサービスや、クレジットカード利用時にメールでお知らせしてくれるサービスを提供しているので、利用できるものは最大限に利用しましょう。

フリーwifiでカード決済をしない

今回のぶよに起こった不正利用のおそらくの原因である、フリーwifi上でのカード決済

安全な国と言われている日本でさえ、インターネットの世界は100%安全とは言い切れませんし、海外では尚更のことです。

パスワードを入力してアクセスするwifiならまあ安全。
最低でもメールアドレス等を入力してログインするようなセキュリティ対策がされているwifiを利用するようにしましょう。

不安な場合は、自分専用のwifiを海外で持ち歩くことができるポケットWiFiを契約して持っていくのもおすすめです。

他人はアクセスすることができませんし、どこでもインターネットに繋ぐことができるのはかなり便利。

料金も以前と比べてかなり安くなってきていますし、短期間の海外旅行ならメリットはかなり大きいと思います。

無人販売機でのカード利用は避ける

ルーマニアに限ったことではないのですが、鉄道のチケットを販売する無人販売機でクレジットカードを使用するのは控えた方がいいかもしれません。

これは国や地域によって大きくリスクが変わってくるので一概には言えないものの、スキミングに対するセキュリティーが比較的しっかりしている西ヨーロッパよりも、テクノロジーを導入して間もなく、セキュリティー対策が甘いと言われる中欧や東欧ではより注意が必要です。

ちなみに、バルカン諸国では未だにスキミングの技術すら到達していないと言われてます(笑)
しかしながら、用心に越したことはないでしょう。

路上のATM利用は避ける

クレジットカードで便利な海外キャッシング機能

日本のクレジットカードを使って現地のATMから現地通貨を引き出すことができるので、利用している人も多いのではないでしょうか。

ATM利用時は、道端にあるもの(誰でもアクセスできる)を使用するのは控えた方がいいでしょう。
なぜなら、誰でも使える=良からぬことを考える人がカメラを仕掛けたり、機械に細工することができてしまうためです。

銀行の中にあるATMや、カード保有者しかアクセスできない場所にあるATM(利用するカードをスキャンして入口の鍵を開ける)を利用するのが、スキミング被害を防ぐためには有効だと思います。

日本に電話がかけられる手段を確保しておく

どれだけクレジットカード不正利用や盗難などへの対策をしていても、起こるときは起こってしまうもの。

そんな万が一の時にまずしなければいけないのは、のぶよの体験談と同様、クレジットカード会社に即座に連絡することです。

日本国内なら問題ないのですが、海外旅行中の場合は通話できる手段が限られてしまうのが現状。
国際電話可能な公衆電話等を見つけるのは至難の業です。

幸いなことに、現代では様々な通話アプリケーションを使って、無料/格安で世界のどこにでも連絡がかけられる時代。

しかしながら、固定電話であるクレジットカード会社の緊急連絡先に海外から電話をかけるためには、あらかじめ課金して購入しておいたクレジットを利用する場合がほとんど。

・Skype
・LINE Out

などが代表的なサービスですが、のぶよ的には海外旅行前にクレジットを購入しておくことを強くお勧めします。

というのも、クレジットカードが盗難に遭ったり不正利用が疑われて使用できない場合、これらのサービスを利用するためのクレジット購入(カード決済のみ)すらできないため、完全に八方ふさがりになってしまうからです。

Skypeの場合だと、500円分のクレジットでかなりもちます。
固定電話への通話は場所にかかわらず1分2円とのことなので、単純計算で4時間以上通話できることに。

便利な時代になったもんです(笑)

クレジットカードを複数作っておく

海外でクレジットカードが不正利用や盗難などの被害に遭った時に困るのが、それ以降そのカードの利用ができなくなってしまうことです。

一昔前なら、旅行前に大量の現金を現地通貨に両替して旅する人も見かけたものの、それこそ盗難のリスクが大きいですよね。

もしクレジットカードを一枚しか持っていない状態で海外に行き、不運にも不正利用や盗難などの被害に遭ってしまった場合、確実に詰みます

現地通貨も下ろせないし、カードで支払うこともできない。知り合いもいない。
日本の家族や友人に泣きついて送金してもらう羽目になってしまいます。

そんな恐ろしい状況を防ぐためにも、クレジットカードは絶対に複数枚持って渡航しましょう

年会費無料のクレジットカードは多々あり、登録・カード発行も無料のところがほとんどなので、持っておいて損はありません。

のぶよ的には、長年お世話になっている楽天カードがおすすめです。
今回の緊急時の対応もスムーズでしたし、補償もしっかりしています。

VISA、Masterなど選べるのも嬉しいところです。

楽天カードはもう持っている方は、サブカードとしてJCBもアリ
メジャーな観光地なら結構使えますし、ポイントも溜まります。

おわりに

海外でクレジットカードが不正利用された場合にどうなるのか、のぶよの実体験をシェアしてきました。

結果的に、なんとかなります(笑)

とにかく、現地で八方塞がりにならないためにも、

・クレジットカードは複数枚用意
・通話アプリに課金しておく
・回線が不安ならポケットWifiを持っていく

などの事前対策は絶対に必要です。

「自分は大丈夫」なんて思っていても、いつ、どこで、何が起こるのかわからないのが海外旅行。

心配しすぎる必要はないものの、万が一の場合を考えておくことはとても大切だと思います。

他にも、海外旅行時に知っておきたいことに関する記事を書いています。

コメント

  1. 【海外情報メディアとの相互協力・記事執筆依頼】
    ブログ運営者様
    先日連絡したTripPartner運営事務局です。(https://trip-partner.jp/ )
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