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ウクライナの家庭料理!ポテトのパンケーキ「ジェルーニ」(ドラニキ)のレシピ・作り方【のぶよキッチン#4】

こんにちは!世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

これまで訪れた国や地域で食した料理を再現&レシピをシェアする新企画が「のぶよキッチン」。

今回は、東欧ウクライナの郷土料理・ジェルーニ(Deruni)を特集します!

東欧では朝食の定番!

ジェルーニとは、じゃがいもと小麦粉メインの生地をフライパンで揚げ焼きにしたポテトパンケーキのこと。

ウクライナはもちろん、ベラルーシやロシアなど広い範囲で食され、「ドラニキ」(Draniki)と呼ばれることもあります。

どこの国でも手に入りやすい材料のみで作れるので、再現性が高いのが嬉しいポイント。
簡単&失敗しにくいこともあり、料理初心者でも気軽に挑戦できます!

というわけで今回の記事は、ジェルーニのレシピを紹介するもの。
バトゥミの宿のウクライナ人も絶賛の、本場そのままの味をお届けします!

「のぶよキッチン」とは?

これまでの旅の中で食した絶品料理の数々を、地元の人に教えてもらったレシピで再現する企画が「のぶよキッチン」。

本場の味をそのままに」をコンセプトに、できる限り現地のレシピそのままにお伝えしていますが、日本でも再現しやすいアレンジTipsもふんだんに盛り込んでいます!

ウクライナ料理の「ジェルーニ」とは?基本情報&材料

基本情報

・調理時間:20分
・材料費:約200円(4人分)
・お手軽度:★★★★★
・日本での再現しやすさ:★★★★★

ジェルーニの作り方はとても簡単。
じゃがいもと玉ねぎをすりおろす→小麦粉と卵を加えて生地を作る→焼くの3ステップで完成で、特別なハーブやスパイスはいっさい必要ありません。

ジェルーニの出来の決め手となるのが、最初のステップにおけるじゃがいものすりおろし方

細かくすりおろせばモッチリ食感に、粗めにすりおろせばシャキシャキ感が残る食感になり、家庭によってどちらのスタイルのすりおろし方で作るかは変わってきます。

ジェルーニの材料はこれだけ!
4人分(約20枚分)の材料

【基本の食材】

・じゃがいも:中サイズ5個
・玉ねぎ:中サイズ1個
・卵:1個
・小麦粉:大さじ2~3 ※注①

【スパイス・調味料・ハーブ】

・塩:大さじ1~2 ※注②
・胡椒:適量
・サワークリーム:たっぷりと ※注③

※注①:小麦粉の量によって出来上がりの食感が変わってきます。少なめだとポテト感たっぷりのねっとり食感に/多めだとパンケーキ食感たっぷりのふわっと食感に。お好みで調整を!

※注②:ウクライナの本場レシピでは塩は最低限(大さじ1くらい)しか入れないことが普通ですが、日本人的にはやや物足りない味わいになるかも。しっかり目の味わいが好みなら、大さじ2~と調整しても◎

※注③:サワークリームが手に入らない場合は、ヨーグルトでもOK。(ただし、味わいはちょっと変わってしまいます)

ジェルーニのレシピ・作り方

①じゃがいもと玉ねぎをすりおろす

個人的には粗めにすりおろす方が好き。

まずは、皮をむいて水洗いしたじゃがいも(中5個)玉ねぎ(中1個)をおろしがね等ですりおろしていきます。

玉ねぎに関しては細かくすりおろす一択ですが、じゃがいものすりおろし方はお好みで。

じゃがいものすりおろし方と出来上がり

・粗め→シャキシャキ感が残る食感
・細かめ→もっちり感強めの食感

個人的にウクライナで食べたジェルーニはシャキシャキ系が多かったので、今回は粗めにおろしてみました。

フードプロセッサーを使ってもOK

簡単そうに見えるこのステップですが、手作業でじゃがいもをすりおろすのは意外に疲れるもの。
時短&楽に済ませたいなら、フードプロセッサー等を用いて細かくするのもOK。

先述の通り、どこまで細かくするかによって出来上がりの食感が変わってくる点にだけご注意を。

②塩コショウ&小麦粉&卵を加えて生地作り

じゃがいもと玉ねぎをすりおろしたら、塩(大さじ1~2)・胡椒(適量)・小麦粉(大さじ2~3)・卵(1個)を加え、しっかりと混ぜ合わせます。

お好み焼きの生地くらいにねっとりとした質感になってくればOK。▼

③多めの油を敷いたフライパンで焼き上げる

生地が完成したら、あとは焼き上げるだけ。
大きめのフライパン(できればスキレットが◎)に多めのサラダ油を敷き、中火~やや強火で揚げ焼きにしていきましょう。

油をフライパンに敷いたら、完全に熱しきるまで1分ほど待ってから生地を入れるのが◎
(油が十分に熱されていないと、くっつきやすくなるため)

ジェルーニ1枚の生地の量の目安は、食卓用のスプーンひとすくい分ほど。
直径5cmほど/厚さ5mmほどの円形になるようにフライパンに生地を入れていきます。

▲ 焼きはじめて2分ほどで生地の表面にぷくぷくと気泡が出てきたら、裏返すタイミング。
形が崩れないよう注意しながら、1枚1枚裏返していきます。

裏返してさらに2分ほど焼けばできあがり。
油が気になる場合は、いったんクッキングペーパーの上に置いて油をきってもOKです。

④サワークリームを添えて完成!

生地が焼きあがったら、冷たい状態のサワークリームを添えて盛り付ければ出来上がり。

「ジェルーニ=サワークリーム」という方程式が成り立つほどに必須なので(「餃子=醤油」的な感じ)、できれば用意して本場感を出すのがおすすめです!

おわりに:ジェルーニの美味しい食べ方

これでもか!とばかりにサワークリームをたっぷりと塗って食べる。

▲ というわけで、ジェルーニの完成形がこちら!

じゃがいものシャキシャキ感ともっちり感が絶妙に融合したハッシュドポテトのような感じで、塩・胡椒だけの味つけとは信じられないほどに、じゃがいもの旨味が感じられます。

なによりも素晴らしいのが、素朴なジェルーニの風味と、サワークリームの酸味&清涼感の抜群の相性。

ウクライナでは「こんなにつけるの…?」とびっくりするくらいに大量のサワークリームをのせて食べるのですが、ここはぜひ本場流に惜しみなくたっぷりと!
東欧の家庭の朝のひとときを疑似体験しているかのような、温かな感覚になるはずです。

また、ウクライナではジェルーニのアレンジ系レシピも存在し、メインの料理としても大活躍します。▼

ジェルーニの上に具をのせて焼いた「ヤレムチェ風ジェルーン」

ウクライナ西部のヤレムチェという町の名物「ヤレムチェ風ジェルーン」は、直径15㎝程の巨大なジェルーニの上にサワークリームとチーズ、野菜をのせてオーブンで焼いたピザのような変化球。

こんな感じでお好みにアレンジしやすいシンプルさも、ジェルーニの魅力だと思います!

特別な材料は何も必要なく、作り方はとても簡単なジェルーニ。
ハーブなどを散らせば見た目も豪華になるので、週末のブランチを彩る存在として作ってみては?

「のぶよキッチン」とは?

これまでの旅の中で食した絶品料理の数々を、地元の人に教えてもらったレシピで再現する企画が「のぶよキッチン」。

本場の味をそのままに」をコンセプトに、できる限り現地のレシピそのままにお伝えしていますが、日本でも再現しやすいアレンジTipsもふんだんに盛り込んでいます!

ウクライナ料理の定番メニューはこちら!

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