こんにちは!ポルト旅行を満喫中ののぶよです。
巷では結構有名な、「ポルトガルにハリーポッターの映画のモデルになった書店が実在する」という話。
実は、ポルトガル北部にある第二の都市・ポルトにある「レロ書店 (Libraria Lello)」が、そのまんまハリーポッターの映画の世界なんです!
ハリーポッター効果ですっかり有名になったこの小さな書店には、連日多くの観光客が訪れるため、中に入るのだけでもひと苦労。
実際に訪れてわかった、レロ書店にスムーズに入店し、ハリーポッターの世界観を十分に満喫するコツをお伝えします。
レロ書店入店レポート
レロ書店入店にはチケットが必要
ポルトの新市街エリアに位置するレロ書店。
その外観は、私たちがイメージする「書店」の姿とはかけ離れていて、なんだか小さなミュージアムのよう。
白い壁にモザイク画で彩られた美しいファサードが印象的です。
今ではあまりにも有名になってしまったレロ書店。
なんと世界遺産にも登録されているんです。
1869年創業の由緒ある書店は、イギリスのメディアに「世界の素晴らしい書店」として選出されて有名になりました。
その後、ハリーポッターシリーズ中に登場する、ダイアゴン横丁にある魔法の書店「フローリッツ・アンド・ブロッツ書店」のインスピレーションの元となったのでは?と話題になり、爆発的に観光客が訪れるように。
入店するためには、5ユーロの入場券を購入しなければなりません。
この入場券は5ユーロ分のバウチャーとして書店内の本の購入に使用でき、本一冊につき5ユーロのキャッシュバックをしてもらえます。
入場券は、書店の左側にあるこちらの受付で購入します。
内部はお土産屋もかねており、モダンな雰囲気。ハリーポッターの雰囲気とはほど遠いです。
映画を見た人ならピンとくるであろう、あのテーマ曲が流れるオルゴールやふくろうの人形、ハリーポッターのトランプなど、ファンにはたまらないお土産が置いてあるので要チェックですよ!
書店内には、スーツケースはもちろん、リュックサックや小さいカバンなどの持ち込みができないので、受付内にあるコインロッカーに預けておく必要があります。
1ユーロコインを入れて鍵を閉め、コインは後で返却される方式です。
荷物をロッカーに預けたら、チケットを購入します。
結構並んでいるように見えますが、かなりスムーズに対応しているので意外にも待ち時間は少なめです。
こちらが入場券という名のバウチャー。
本の購入を考えている場合はなくさないようにご注意を。
さて、いよいよハリーポッターの書店に入場です!
レロ書店内部はハリーポッターの映画の世界そのものだった!
書店内に入って一番初めに目を引くのが、中央にある木製の螺旋階段。
完全にハリーポッターの世界です。
店内の装飾、雰囲気も含めて、まるで映画の世界に迷い込んでしまったよう。
脳内BGMはもちろん映画の始まりのあの音楽です。(笑)
近くで階段を見ると、その細部までこだわった装飾に感動します。
赤く塗られた段差も美しい。
この階段は「天国の階段」とも呼ばれているそうです。いったい誰が名付けたのだか…。
そんな感動から現実へと引き戻されてしまうのは、あまりにも多い観光客のせいでしょう。
階段を上る人、下りる人、写真を撮る人、本を選ぶ人…。
ただでさえ小さな書店内はかなりの人口密度です。
二階へ上がると、人の数は少しましになります。
天井のステンドグラスから差し込む外の光と店内を照らすランプが、映画の世界観を彷彿とさせます。
もちろん、ここは書店。
ハリーポッターシリーズはポルトガル語版・スペイン語版・英語版が完全に揃っています。
海外のペーパーバック版はサイズが大きくかさばりますが、ポルトガル語版のハリーポッターなんてなかなかレア。
5ユーロ分のキャッシュバックもあるのでお土産にいかがでしょうか。
こぢんまりとしたポルトですが、首都のリスボンを凌ぐほどの坂の町。
急坂の斜面部分に位置する旧市街なんかに宿泊した日には、えらいことになります。
リスボンに負けずに坂が多いポルト。特に旧市街とその対岸地区の川沿いの急坂は信じられないほどの傾斜で、観光時の移動もひと苦労。
対するポルトの新市街は、旧市街のすぐ隣にもかかわらず、坂の上の平坦な地区にひらけた場所で宿泊の拠点としてはおすすめ!
ポルト観光に便利なライトレールも走っており、観光にも移動にも便利な立地です。
混雑必至のレロ書店を満喫するコツ
ここまででお分かりいただけたと思いますが、レロ書店内はとにかく人が多いです。
のぶよが訪れたのは、ポルトガル観光の閑散期である1月の平日の午後遅く。
それにもかかわらず書店内はほぼ外国からの観光客で埋め尽くされていました。
春~秋のハイシーズンには一体どうなってしまうのでしょうか。
おそらくチケットを買うためだけでも長蛇の列となることでしょう。
少しでも混雑を避けてハリーポッターの書店の世界観を満喫したいというあなたに、のぶよからいくつかアドバイスをさせてください。
1. 手ぶらで行く
先述した通り、レロ書店内には荷物の持ち込みができません。
コインロッカー付近は混雑しますし、数も限られているため、最悪の場合荷物を預けるために待たなければいけないことも。
できるだけ早く入場券を購入するために、荷物は持たずに行くのがおすすめです。
2.入場チケットを事前にネットで購入しておく
特に夏のハイシーズンにおいては、入場チケットを現地購入する際に長蛇の列ができることが予想されます。
レロ書店の公式ホームページ(英語)でチケットを事前購入しておけば、書店に直接入場することができるのでかなりスムーズ。
しかし、事前購入チケットは日付指定制で変更ができないため、現地でのスケジュール変更ができないのが不便です。
3.とにかく朝一番に行く
レロ書店の営業時間は、9:30~19:00。
午後はかなりの人が訪れるので、人が少ない書店内の写真を撮って、書店本来の雰囲気を満喫したいなら、開店前に書店に到着するのがベストです。
それでも同じ考えの人が、何人か列を作っているのが普通ではありますが。
ポルトは、ハリー・ポッターの作者・J.K.ローリングが滞在しながら執筆をしていた町。彼女のポルト生活ゆかりのスポットをまわる現地ツアーもあります。
おわりに
ハリーポッターファンなら絶対に外せない、ポルトのレロ書店。
有名になりすぎてしまった感は否めないものの、映画の世界が眼前に広がる場所はそうそうありません。
チケットの事前購入や荷物などよくプランを練って、落ち着いた異世界のような雰囲気を味わってみたいものです。
インフォメーション
レロ書店 (Livraria Lello)
住所:R. das Carmelitas 144, 4050-161 Porto,
営業時間:全日9:30~19:00
入店料:5ユーロ (書籍購入時に5ユーロ分のバウチャーとして使用可)
ポルトから周辺の見どころをまわるなら現地ツアーが便利で快適。
個人では行きにくい世界遺産のドウロ渓谷や、ポルトガル北部の小さな町を訪れてみては?
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