こんにちは!イタリア旅行中ののぶよです。
誰もが憧れる、イタリアにある水の都・ベネチア(ベニス)。
無数に張り巡らされた運河を走るゴンドラ、歴史を感じさせる建物や橋、見るだけでも美しいベネチアングラス…。
誰もが憧れ、一度は訪れてみたいと思う都市なのではないでしょうか。
ベネチアの魅力は、その美しい街並みだけではありません。
近くの海でとれたシーフードをふんだんに使ったベネチア料理を楽しみにしている人も多いでしょう。
残念ながら、世界有数の観光地であるベネチアでは、安くて美味しいレストランを探すことは簡単ではありません。
観光客相手にかなり強気な値段設定のお店が多いのが事実。
日本のガイドブックに「リーズナブル」として載っているいるレストランにおいても、前菜15ユーロ、メイン20ユーロなんてところも。
のぶよ的には全然リーズナブルではありません。普通に高いと思います。
「せっかくベネチアに来たから名物のシーフードは食べたいけど、そんなにたくさん払えない!」
という、のぶよと同じタイプの節約派旅行者のために、ベネチアの玄関口であるサンタ・ルチア駅近くの、安くて美味しい&お腹いっぱい食べられるトラットリアをご紹介します。
サンタ・ルチア駅すぐの路地裏にある、地元で有名なトラットリア
本土からベネチアに電車で到着する人が必ず利用するベネチア・サンタ・ルチア駅。
駅の外に出ると、すぐ目の前に広がる大運河は感動モノです。
大運河にかかる橋のすぐそば、小さな路地を入って50mほどのところにある小さなトラットリアが、今回ご紹介するTrattoria Alle Lance。
モダンでスタイリッシュな内装ながら、敷居は高くありません。
一人でも普通に入れるカジュアルな雰囲気です。
近くで働いている地元のお兄さんが一人でランチに来ていたり、近所の人が数人でワインを飲みながらしゃべっていたりととてもローカルな雰囲気です。
とはいってもここは世界的観光地のベネチア。
ちゃんと英語メニューがありますし、店員さんにも英語が通じるのでご安心を。
安くて美味しく、ボリューム満点なツーリストメニューに挑戦すべし!
おすすめは、ボリューム満点のツーリストメニュー (12ユーロ~)です。
Trattoria Alle Lanceでは他のレストランと同様に、アラカルト(一品)とメニュー・フィッソ(2皿+サイドディッシュのコース料理)があります。
アラカルトではあまりお得感はありませんが、注目はメニュー・フィッソ(こちらではツーリストメニューと呼ばれている)。
肉料理メインのコース12ユーロ
魚料理メインのコース15ユーロ
で、いずれも二皿のメインディッシュとサイドメニューが込みの値段です。
そしてこのツーリストメニュー、なんといっても量がすごいんです。
「一皿目なんてどうせ前菜くらいの大きさでしょ?」
なんてたかをくくってはいけません。
イタリアでは、プリモ(Primo)と呼ばれる一皿目の料理でパスタやラザニアなど、日本人にとっては「メイン」の扱いの料理を食べることが多く、それだけでお腹一杯になってしまうほど。
肉料理もおいしそうですが、ここは海洋王国ベネチア。
せっかくなので、ベネチア名物の魚料理コース(15ユーロ)を注文しました。
ここ本当にベネチア?レストランのコスパの良さ&味に大満足!
ボリューム満点のプリモ(一皿目)
一皿目のプリモは、日替わりではなく固定メニューのようでした。
・エビのニョッキ
・イカスミスパゲッティー
・ボンゴレビアンコ(あさり入りのパスタ)
・シーフードスープ
の四種類から選ぶことができます。
こちらがエビのニョッキ。
大きなエビが3尾も鎮座し、見た目以上の深皿の中には大量のニョッキ。
(実際に皿の中央部がくぼんでいて、かなりの量でした)
トマトベースのソースにシーフードの旨味がこれでもかと出ていて、とにかく絶品です。
こちらがボンゴレビアンコ。
ベネチア近海でとれた新鮮なあさりを大量に使った、正真正銘のベネチア名物です。
パスタもアルデンテでかなり美味しかったです。
ここまでがプリモ(一皿目)。もはやメインディッシュです(笑)
正直すでにかなりの満腹感を感じるのですが二皿目は容赦なくやってきます。
二皿目のボリュームに完全ノックアウト
二皿目は
・シーフードのミックスフライ
・白身魚のグリル
・イカのベネチア風(イカスミソース煮込み)
・シーフードサラダ
の中から選ぶことができます。
こちらがシーフードのミックスフライ。
タコ、イカ、エビなどが大量に乗せられています。
揚げ物ですが、油っこさは全くなく、シーフードの旨味が凝縮していました。
そして白身魚のグリル。
写真では伝わりにくいのですが、度肝を抜かれる大きさです。尻尾が皿から出ていますから(笑)
淡白であっさりしていて、とても美味しかったです。
二皿目にはサイドディッシュが付き、フライドポテトかミックスサラダの中から選ぶことができます。
というか、サイドメニューまで手が伸びないほど(笑)
お会計時にはお腹ぱんぱんになっているはずです。
おわりに
これだけの量とクオリティーの料理が、世界的観光地であるベネチアで15ユーロ (+Copertoというチャージ料2ユーロ/人)で食べられるのだから驚きです。
安かろう悪かろうではなく、イタリア語がわからない観光客相手でも店員さんは親切で陽気なイタリアン。
この激安価格にしては料理のクオリティーや盛り付けもいい感じでした。
のぶよ的には、上記のツーリストメニューを一つだけ注文して、複数人でシェアするのがおすすめです。
その際に何も注文しないのはマナー違反なので、軽めの前菜だけ別に注文するのがスマートでしょう。
ハウスワインの1/4サイズ(シェアするには十分な量)が3ユーロと、ランチタイムで二人でシェアして飲むにはとっても良心的なのも嬉しいポイント。
周りの地元客は、Plato di Giornoという、日替わりのメイン一品+付け合わせ一品の定食メニューのようなものを注文していました。
もちろん観光客でも注文可能で、店員さんに尋ねれば別の紙に書かれたメニューを持ってきてくれます。
イタリア語のみで書かれているので少しハードルが高いかもしれませんが、ローカル気分で挑戦してみるのもいいかもしれません。
インフォメーション
Trattoria Alle Lance
住所:Calle Priuli dei Cavaletti, 108/A, 30121 Venezia VE
営業時間:全日 11:00~1:00
せっかくベネチアに泊まるなら、運河沿いの美しい景色が眺められる客室で忘れられない思い出を作りたいもの。
ベネチアは世界中から観光客が集まる町。計画を立てたら早めにホテルを押さえておくのが基本です。
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