こんにちは!ポルトガル在住ののぶよです。
ポルトガル語を勉強して少し話せるようになってから、聞き取りの練習もかねてポルトガルの音楽を聴き始めるようになりました。
ポルトガル音楽といえば、伝統音楽であるファドが有名。
多くのファドは「サウダーデ」(郷愁・悲しみなどの気持ち)を歌っていて、悲しくも情熱的で美しいです。
ポルトガルの文化が好きな人なら一度は聴いてみたことがあるのでは。
しかし、ポルトガルの音楽はファドだけではありません。
ポップやロック、R&Bなど様々なジャンルの音楽があります。
ファドを現代風にアレンジした新しいスタイルの音楽も広まってきています。
ポルトガル音楽のすごいところは、どんなジャンルの音楽でも、ほのかにサウダーデ(郷愁)を感じることです。
ポルトガルでヒットする曲は、基本的に暗めな曲調。
なんだか日本人の「バラード好き」に通じるところがあっておもしろいです。
ポルトガル音楽を語るのに欠かせないもう一つの要素が、ポルトガル語の柔らかな響きでしょう。
日本人の間ではマイナーすぎる言語であるポルトガル語。
お隣のスペイン語のように、「巻き舌、力強い、情熱的」といったイメージを持った方も多いのでは。
とにかく一度、ポルトガルの音楽を聴いてみてください。
あなたのポルトガル語に対するイメージが180度変わることをお約束します。
そもそも、ポルトガル語では巻き舌は用いられません。
(ファドの歌唱法でわざと使うことはある)
スペイン語にはない鼻母音(アォン、ニョンなど鼻から息を抜いて発音する母音のこと)や、特徴的な”s”(シュ)の発音、口の奥で発音される耳ざわりの良い流れるようなイントネーションなど、のぶよ的にはかなり美しい言語だと思います。
そんな美しい言語を儚げなメロディーに載せて歌ったら…
きれいじゃないわけがないでしょう。(日本語合ってる?笑)
というわけで、今回の記事では、のぶよが個人的にオススメしたいポルトガルの音楽を、ファドの名曲から最新のヒット曲まで10曲紹介します。
ポルトガルに旅行に来た際に、これらの音楽を聴きながら坂道が続くリスボンの町を歩いてみてください。
きっとポルトガルという国の魅力を、心の奥深くから感じられるはずです。
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- 1. Dia de Folga – Ana Moura
- 2. História – Diogo Piçarra
- 3. Quem me dera – Mariza
- 4. Minha flor – Agir
- 5. Oquelávai – D.A.M.A
- 6. Não É Verdade – Carolina Deslandes
- 7. Voltas – Fernando Daniel
- 8. Faz o Verão Chegar – Calema
- 9. Até ao Fim (feat. Diogo Piçarra) – Agir
- 10. Tudo para Dar (feat. Salvador Seixas) – Mia Rose
- おわりに
1. Dia de Folga – Ana Moura
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アナ・モウラはポルトガルで超有名なファドシンガー。
伝統的なスタイルのファドから、現代風にアレンジしたものまで様々なスタイルのファドを歌い上げます。
“Dia de Folga”は「休日」の意味。
土、日の朝の高揚感が伝わってくるアップテンポな曲調は、一度聴いたら忘れられないでしょう。
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2. História – Diogo Piçarra
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ディオゴ・ピサーラは、ポルトガルで今最もアツいと言われているアーティスト。
ポルトガルの男性シンガーの特徴である、美しい裏声と低音ボイスの二つの歌唱法を駆使した彼の曲は名曲ばかり。
悲しげな曲調のこの曲を甘い声で歌い上げます。
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3. Quem me dera – Mariza
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のぶよ的に超おすすめの女性シンガー。
「THE・ファド」というべき力強くも儚い歌声は情感たっぷりです。
“Quem me dera”は、「もしも私が…」という意味のポルトガル語の表現です。
タイトルからは悲しい曲のような感じもしますが、実際は儚い恋心を美しく歌った曲です。
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4. Minha flor – Agir
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のぶよが大好きすぎてやばい男性シンガー。
好きな曲がありすぎてなかなか絞れませんでした。
ミドルテンポの曲が多く、軽めに聞けるのでおすすめ。
リスボンの街を歩くとき、気が付けばいつもこの人の歌を聞いています。
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5. Oquelávai – D.A.M.A
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3人組のD.A.M.Aはポルトガルで人気のポップグループ。
おしゃれで洗練されたメロディーにラップが交ざってとてもいい感じです。
タイトルの”Oquelávai”は、「どうしたの?」とか「なにがあったの?」という意味。
優しいメロディーに癒されてください。
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6. Não É Verdade – Carolina Deslandes
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スローテンポな曲調に、きれいな歌声とポルトガル語の柔らかい発音がマッチした傑作。
タイトルの”Não É Verdade”は「嘘でしょう?」という意味です。
7. Voltas – Fernando Daniel
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壮大なメロディーを低音で歌い上げるAメロから、高音が光るサビまでの展開とリズムが秀逸な一曲。
特に2番のサビの広がりは必聴!本当に声がきれいすぎます。
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8. Faz o Verão Chegar – Calema
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「夏を来させよう」のタイトル通り、夏の始まりを感じさせるアップテンポな一曲。
しかしどこか切なさを感じてしまうのはなぜなのでしょうか。
ポルトガルらしさが詰まったアップテンポな夏うたです。
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9. Até ao Fim (feat. Diogo Piçarra) – Agir
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のぶよ的な最強のコラボが実現した一曲。
4.で紹介したAgirと2.で紹介したDiogo Piçarraの夢のコラボレーション。
二人のアーティストのいいところが詰まった一曲です。
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10. Tudo para Dar (feat. Salvador Seixas) – Mia Rose
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優しい歌声と聞き取りやすいポルトガル語が魅力のミア・ローズ。
繊細な声で歌い上げるこの曲は、普通のポルトガルのポップとは一線を画したものである印象。
とてもきれいな曲です。
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おわりに
ポルトガルの伝統音楽であるファドから最新のヒット曲まで10曲を紹介しました。
こんなのまだまだ序の口。
ポルトガル音楽にはさらにたくさんの名曲があります。(そのうちまた記事にします)
ポルトガル音楽に共通して言える魅力は郷愁をそそられる悲しげなメロディーと、美しい声がつむぐハーモニー。
他にもおすすめの曲などありましたら、コメントしてくださいね!
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