こんにちは!世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
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前回の記事では、「外国人が苦手な日本の料理10品」をランキング形式で紹介しました。
食文化の違いから、なかなか受け入れてもらえない料理はもちろんありますが、多くの外国人にとっては「日本=美味しいもの天国」であることは事実。
寿司やラーメンなど日本の定番料理を提供するレストランが海外にも増えてきているとはいえ、やはり本場の日本の味を堪能することを旅行の楽しみにしている外国人はかなり多いです。
そこで今回の記事では、「外国人を食事に連れて行くなら、これが喜ばれる!」といった外国人ウケ100%の人気を誇る日本の料理10品を、ランキング形式で紹介していきます。
「どうせ寿司・ラーメン・天ぷらあたりでしょ?」と思うのはまだ早い!
もちろん、定番の日本の味もランクインしています。
いっぽう、「え?そこ攻める?(笑)」といったマニアックなものもいくつかランクインしており、海外での日本食人気の多様化を感じることができるかもしれません。
記事制作にあたっては統計をとったわけではなく、あくまでも日本に渡航したことがある友人や、のぶよが和食を作ってあげた時の反応から勝手につけた超主観的なランキングです。
また、日本と食文化の共通点もあるアジア圏よりも、より違いが大きい欧米圏の外国人を中心に考えています。
外国人に人気の和食10位:コロッケ
これを嫌いな外国人がいるなら教えてほしい。
そう思うほどに鉄板の人気を誇る日本の料理がコロッケです。
もともとはオランダから入ってきたものですが、日本流にアレンジされた独自のジャパニーズ・コロッケは、外国人につくってあげるとかなり喜ばれる料理の一つ。
ほんのりとお醤油や出汁の味が香るひき肉と、少々荒めに潰したポテト…
アツアツ・ホクホクが好まれるのは万国共通のようです。
コロッケを提供するレストランは日本には意外と多くないので、外国人を自宅に招く際にはぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
じゃがいものコロッケだけでなく、クリームコロッケの人気もかなり高いです!
外国人に人気の和食9位:天丼
和食の美の象徴でもある天ぷらが人気なのは言わずもがな。
しかしながら、外国人が行くレストランでは「天ぷら定食」として提供されることが多く、料金も少し高め。
欧米圏では、揚げ物を天つゆの中に浸して食べるという文化が根付いていないことも、天ぷらが少々敷居が高めに感じられがちな理由かもしれません。
しかしながら、近年では外国人の間で天ぷら人気が盛り上がってきているように感じます。
それは「天ぷら定食」としてではなく「天丼」として。
「天ぷらのお手軽&リーズナブル版」として、天丼をウリにしたチェーン店が海外メディアで紹介されたことがきっかけのようです。
外国人にとっては、おかずとしての天ぷらよりも、やや濃い目の味が付いている&主食として完結する天丼の方が手軽に食べやすいのかもしれませんね。
天ぷらそばや天ぷらうどんなど、天ぷら+麺類は意外にも好まれないことが多いです。
汁気を吸ってべチャッとした衣の食感が苦手な人もかなりいるよう。
外国人に人気の和食8位:ラーメン
ここ5年ほどの海外でのラーメン人気はすごいものがあります。
かつては中国人経営の「なんちゃってラーメン」ばかりだったのですが、最近では日本の有名チェーン店が進出して日本と同じ味を提供してくれていることもあり、その知名度は抜群に高まりました。
醤油・味噌・豚骨…など色々な味があるラーメンですが、のぶよのまわりの外国人の間で最も人気なのはアッサリ系の鶏ガラベースの醤油ラーメンか、ガッツリとした豚骨ラーメンのいずれか。
味噌ラーメンや塩ラーメンの人気は意外にも高くないような気がします。
いっぽうで、「ラーメン=美味しいけれどジャンクフード」と考える人も多く、スープを最後まで飲み干す人はそう多くありません。
日本では人気のつけ麺ですが、まだまだ海外では浸透していないのが現状。
天ぷらと同様に、何かを汁につけて食べるという文化が根付くにはまだ時間がかかるのかもしれません。
外国人に人気の和食7位:唐揚げ
外国人に料理をふるまう機会があるなら、とにかく唐揚げを作りましょう。
どこの国にも鶏肉を揚げたフライドチキンのような料理は存在しますが、「日本の唐揚げはトップクラスに美味しい!」と言う外国人もかなり多いです。
生姜とニンニク、醤油に漬けこんだ濃い目の味付けと、ジューシーな食感が魅力の鶏の唐揚げ。
いくら大量に作ろうとも飛ぶように無くなってしまう大人気メニューの一つです。
外国人に人気の和食6位:カレー
かつては日本のファストフードと言えば、牛丼・ラーメンあたりが人気でしたが、近年知名度が爆発的に上がっているのがカレー。
「インドのスパイスたっぷりなカレーよりも、日本のとろりとした甘めのカレーの方が好き!」という人はかなり多いです。
日本にもカレーを専門に扱うチェーン店がどこにでもありますし、どんな家庭でも食される定番メニューの一つなので、外国人が日本滞在中に食べる機会が多いことも人気の理由だと思います。
外国人に人気の和食5位:菓子パン
のぶよ的に驚きだったのですが、「日本のパンはまじで美味しい!」という外国人は結構多いです。
パンというと、ヨーロッパの方が本場で美味しいようなイメージを持ちますが、日本のフワッフワな食パンには実は隠れファンが多くいたりします。
また、欧米圏の人からするとパンは白米のような存在で、ほとんどの場合がシンプルなもの。
いっぽう、日本には菓子パンと呼ばれるデザート的な甘いパンが数多くあり、「ジャパニーズ・スイーツの一つ」として扱われている印象です。
メロンパンやクリームパン、チョコパンなどが菓子パン界で人気の筆頭ですが、意外にもウケが良いのが焼きそばパン。
手軽な価格でお腹いっぱいになるのはもちろん、麺+パンという意外なコンビの予想外な美味しさが、一部日本好き外国人の間で話題になりつつあります。
菓子パン界で唯一人気がないのが、あんぱん。
そもそもあんこを苦手とする外国人は意外にも多いと思います。
外国人に人気の和食4位:トンカツ
外国人に「日本に行って何が一番食べたい?」と尋ねると、高確率で返ってくるのが「トンカツ!」という答え。
ジューシーな豚肉とサクサクの衣、甘辛いトンカツソースの魔法のハーモニーは国境を越えて人々を魅了するようです。
初めてトンカツを食べた外国人がまず驚くのが、「この衣のサクサクはどうやって作るの?」という点。
日本ではありふれた食材であるパン粉は、実は海外では全くポピュラーではないのです。
仮に現地のパンでパン粉を自作しても、あのサクサクした食感にはならないという不思議。
また、とんかつソースの独特の甘辛い風味も、外国人の胃袋をギュッとつかむよう。
トンカツを提供するレストランがまだ多くない点も、「日本で本場のトンカツを食べたい!」と夢見る人が多い理由の一つかもしれません。
外国人に人気の和食3位:中華まん(特にピザまん)
日本に来た外国人の多くが沼にハマってしまう魔法の料理が、どこのコンビニでも普通に売られている中華まん。
蒸したてアツアツの中華まんを初めてほおばった外国人は、ほぼ100%そこはかとない幸福感と感動につつまれるそう(のぶよの友人談)。
様々な種類がある中華まんですが、外国人人気を二分するのが豚まんとピザまん。
特に、ピザまんの隠れた人気はものすごいものがあり、あれを自分の国でどうにか自作しようと四苦八苦する外国人も多いのだとか(笑)
コンビニ肉まん界も競争が激しいようで、近年では「フカヒレ入り」など様々なバリエーションが出てきてはいますが、外国人の心を掴むのは、あくまでもスタンダードな肉まんやピザまんのようです。
関西の人なら誰もがしっている豚まん専門店の551。
独特な香りを放つ豚まんは、最初は抵抗を持たれることもありますが、一口食べるとあの肉汁お化けな食感にハマってしまう人も多いんだとか。
外国人に人気の和食2位:お好み焼き
外国人の間でもはや殿堂入りの人気を誇るのがお好み焼き。
かつては”Japanese pancake”と表現されていましたが、今では”Okonomiyaki”で通じることもあるほどに大・大・大人気となっています。
ボリュームがあるのはもちろん、自分で具をカスタマイズできる自由さ(ベジタリアンにも◎)や、鉄板でリアルタイムで焼き上げるパフォーマンスも含めて、かなり評価が高い日本の料理です。
お好み焼きの甘辛いソースとマヨネーズの組み合わせを愛してやまない人も多く、ソースさえあれば身近な材料で自作できることも人気の秘訣かもしれません。
いっぽう、お好み焼きの定番であるかつおぶしと青のりは、あまりウケが良くない場合もあります。
外国人をお好み焼き屋に連れて行く際は、大丈夫か確認してあげるのがスマートです。
外国人に人気の和食1位:餃子
外国人ウケ100%、大人気すぎてどうしようもない日本の料理No.1は、餃子。
「え~、餃子?他の国でも食べられるのに?」
そうじゃありません。「日本の餃子」が人気なのです!
シルクロードを通って伝わり、アジア~東ヨーロッパにかけての広い範囲で食される餃子(の派生形)ですが、多くの国では茹でたりスープに入れたりして食べられる場合がほとんどです。
いっぽう、日本で餃子と言えばまぎれもなく焼き餃子のこと。
パリッとした皮と、中からジュワリと染み出す肉汁、ニンニクやニラが香るアジア的な風味…
日本で餃子を食べた外国人は、まず間違いなく虜になります。
のぶよが以前住んでいたシェアハウスで、「ねえねえ、あれ作って」「あれの作り方教えて」とリピート要望が定期的にあったのは、後にも先にも餃子だけでした。
餃子の皮さえあれば、比較的簡単に家庭でも作れてしまうのも良いところ。
外国人を自宅に招いて一緒に餃子作りをすると、かなり楽しんでくれるはずです!
もし日本で外国人と餃子を食べるなら、問答無用で餃子の王将へ行きましょう。
のぶよの経験上、王将の餃子を食べて目を見開いて感動を表さなかった外国人は一人も居ません(笑)
おわりに:外国人ウケする日本の料理の特徴とは…?
外国人ウケ抜群&大人気の日本の料理10品をランキング形式で紹介しました。
「私の友達はコレにハマってた!」
「これを作ってあげたら喜んでた!」
などあれば、コメントお待ちしてます。
BEST10には入らなかったものの、外国人に広く支持される日本の料理や食べ物は以下の通りです。
人気の料理を見ていくと、外国人ウケが良い料理には共通点があります。
それは、「味がはっきりしているもの」。
カレー、ラーメン、お好み焼き、餃子など、どれも比較的濃いめで分かりやすい味のものが多いように感じます。
反対に、素材の味を活かした&甘めの味つけが多い純和食は、好き嫌いが分かれる場合が多いので、旅館などで食事をする際には気をつかってあげた方が良いかもしれません。
(のぶよがカナダ人の友人と旅館に宿泊した際、朝食からすでに漂う焼き魚の匂いに辟易していました)
外国人のために、日本の食文化を曲げる必要は一切ありません。
しかしながら、「相手が喜んでくれそうな食べ物を知り、おもてなししてあげる」というのは、私たち日本人が古くから培ってきたホスピタリティーの一部でもあります。
せっかく日本に来るなら、できるだけ多く美味しいものを食して帰ってもらいたいですし、「まずは胃袋をつかめ」と先人はよくぞ言ったもの。
食を通して、日本という国をもっと好きになってもらえたら良いですよね!
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