サン・ミゲル島の玄関口！ポンタ・デルガダ観光スポット＆おすすめグルメ情報

こんにちは！元ポルトガル在住ののぶよ(@nobuyo5696)です。

ポルトガル領の「大西洋の楽園」アゾレス諸島最大の島であるサン・ミゲル島(Ilha de São Miguel)は、島中に観光スポットが点在することもあり、旅行者にとって最もポピュラーな行き先の一つ。

そのサン・ミゲル島で最大の町であり、旅行者にとっては玄関口となるのがポンタ・デルガダ(Ponta Delgada)の町です。

開放的な海沿いに広がるシックな雰囲気の中心街は、観光客に大人気。
大型のクルーズ船が停泊できる港があることから、夏場のハイシーズンは多くの旅行者で賑わう場所でもあります。

町自体には観光名所は少なめですが、ホテルやレストランなどが多くあるため、サン・ミゲル島観光の拠点としてはかなり便利なポンタ・デルガダ。
多くの旅行者がこの町に数日滞在して、島全体に点在する大自然スポットへと足をのばすのが定番となっています。

今回の記事では、そんなポンタ・デルガダ市内の観光スポットを紹介していきます。
大きな町ではないので、半日もあれば一周することができますよ！

ポンタ・デルガダ観光マップ

ポンタ・デルガダの観光スポット

ポルタシュ・ダ・シダードゥ

ポンタ・デルガダを象徴する存在のポルタシュ・ダ・シダードゥ(Portas da Cidade)は、「町の門」の意味を持つ名前の通り、町の中心に位置する立派な造りの門です。

門の前はタイルが敷き詰められた広場になっており、のんびりと過ごす地元の人や写真を撮る観光客で常に賑わっています。

夜は幻想的にライトアップされ、背後に建つサン・セバスティアン教会の時計台とのコントラストがとても美しいです。

サン・セバスティアン教会

ポルタシュ・ダ・シダードゥのすぐ後ろに建つのが、歴史あるサン・セバスティアン教会(Igreja de São Sebastião)。

アゾレス諸島の典型的な建築様式で立てられた教会は、圧巻のひとこと。
ポルトガル本土の教会との違いが、素人目にもすぐにわかります。

内部は白っぽい色に統一されていて、黄金の装飾がふんだんにされているとても優雅な雰囲気。
散策がてら立ち寄るのに適した場所です。

サン・ペドロ教会

ポンタ・デルガダ観光でもう一つ訪れたい教会がサン・ペドロ教会(Igreja de São Pedro)。

大型船が停泊する港のすぐそばに位置することもあって、いつでも多くの観光客で賑わっています。

規模は大きくないものの、上品で優雅な内部の雰囲気も必見。
ただしいつ行っても人が多いので、ゆっくりと楽しむのは難しいかもしれません。

ポンタ・デルガダ歴史地区

ポンタ・デルガダの歴史地区は、ポルトガル伝統のタイルが敷き詰められた路地が連なるシックな雰囲気が特徴的。

歴史地区観光の中心となるのがクルース通り(R. da Cruz)。
建ち並ぶ家々は黒と白のモノトーンに統一されていて、とても落ち着いた印象を持ちます。

他にも、町を東西に走るサン・ジョアン通り(R. de São João)も見逃せません。

こちらはポンタ・デルガダの商業エリアで、通り沿いにはブティックやお土産屋、レストランなどが多く並んでいます。

マリーナ

ポンタ・デルガダを代表するような風景が見られるのが、マリーナ(Marina)。
港からヨットハーバー沿いに整備された遊歩道が続いており、開放的な気分で散策が楽しめます。

超大型クルーズ船が停泊するポンタ・デルガダの港付近は、商業施設になっており、アゾレス諸島らしいお土産を購入していくクルーズ客で常に賑わいます。

商業施設の屋上部分には、地上からアクセスすることが可能。
巨大なクルーズ船を間近で見ることができます。

実際に見ると、想像以上の大きさだったクルーズ船。
お金持ちの優雅な船旅は素晴らしいでしょうが、何日も船の上で過ごして港でショッピングして…の繰り返など、のぶよはきっと退屈してしまうかな(笑)

マリーナ沿いのプロムナードも、伝統的なタイルが敷き詰められています。
かなり計画的に開発された都市という印象を受けるはず。

マリーナ付近は、夕日＆夜景の名所としても有名な場所。
だんだんと暗くなっていく空と、徐々に灯っていく明かりがとても美しく、優雅な雰囲気でした。

サン・ブラース要塞

マリーナ沿いのプロムナードの西端にあるのが、サン・ブラース要塞(Forte de São Brás)です。

アゾレス諸島がポルトガル領となった後の16世紀の建造で、当時この地域に出現していた海賊から町を守る役割を果たしていました。

現在、内部は博物館となっており、当時使用されていた軍事用品などが展示されています。

サン・ロック教会

ポンタ・デルガダの中心街から東へ5kmほど離れたサン・ロック地区に位置するサン・ロック教会(Igreja de São Roque)にも足をのばしてみたいもの。

大西洋をすぐそばに望む高台の上にある小さな教会は、とても絵になる風景が魅力的です。

観光ポスターなどに使われたこともあってか、多くの観光客が訪れる場所となっています。

ポンタ・デルガダで絶対食べたい名物グルメ！

アゾレス諸島最大の町であり、世界各国のクルーズ客が寄港するポンタ・デルガダは、インターナショナルな食文化を持つのも特徴的です。

他の島では考えられないほど食事の選択肢が豊富で、ベジタリアンフードや寿司レストランまでバラエティー豊かな食事が楽しめます。

しかしながら、せっかくアゾレス諸島まではるばるやってきたなら、地元の名物グルメに挑戦してみるのもおすすめ。
のぶよ的アゾレス諸島No1グルメは、マグロ料理です。

最もポピュラーなのが、マグロのステーキ(Bife de Atum)。
グリルマシンで外側をしっかり目に焼き、中は半生状態で提供される絶品です。

ポルトガル本土でもマグロはポピュラーな食材ですが、冷凍した状態で輸送されるためか、風味が若干落ちて淡泊な味であることが多いです。

一方でアゾレス諸島のマグロは、その風味の濃厚さにおいて全くの別物。
大西洋の荒波の中で育ったマグロを新鮮な状態で購入することができるので、もはや別の魚に感じるほどに美味しいのです。

地元のレストランなら必ず置いてあるメニューなので、ポンタ・デルガダ滞在中に一度は挑戦してみてはいかがでしょうか。

おわりに

サン・ミゲル島観光の滞在拠点にぴったりなポンタ・デルガダの見どころを紹介しました。

目立った観光スポットこそ少ないものの、海沿いの開放的で優雅な風景と落ち着いた雰囲気漂う歴史地区の散策をするだけでも、この町の独特の気品が感じられると思います。

小規模なブティックホテルからホステルまで宿泊先の選択肢も豊富なので、きっと旅行スタイルに合った滞在ができるでしょう。

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