モンテネグロの中のアルバニア?!ウルツィニ(Ulcinj)の3つの魅力【行き方・宿情報も】

モンテネグロの中のアルバニア?!ウルツィニ(Ulcinj)の3つの魅力【行き方・宿情報も】

こんにちは!モンテネグロを旅して3週間、世界半周中ののぶよ(@taisuke5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

モンテネグロ最南部に位置するウルツィニ(Ulcinj)の町を知っているという人は、かなりの旅スキルを誇る旅人なのでは。

観光地としてはほとんど無名なウルツィニは、アルバニア国境までたった15kmほどの場所に位置する国境の町です。

アルバニア方面へと抜けるバスが出ているため、モンテネグロ・アルバニア間の移動中にただ通り過ぎるだけの旅行者がほとんどです。

しかし、そんなのもったいない!

モンテネグロにありながら、町の人口の6割以上をアルバニア人が占めるウルツィニは、モンテネグロの他の町と比べるとかなり異色な町。

町には多くのモスクが建ち、人々の会話はアルバニア語。お祈りの時間になるとコーランを大音量で詠みあげる声が町中に響き渡ります。

この異国情緒漂う町の雰囲気がすでに魅力的なのですが、観光地としてもかなりの潜在能力があるウルツィニ。

今回の記事では、そんなウルツィニの魅力を3つのポイントに分けて紹介します

ウルツィニへのアクセスはもちろん、おすすめのホステル情報も掲載しているので、参考にしてください。

Advertisement

ウルツィニの3つの魅力

ウルツィニ観光地図

黄色:バスステーション
灰色:Velika Plaža行きバス乗り場
紫:おすすめホステル
青:観光スポット
緑線:Velika Plaža~旧市街散策ルート

1.「海賊の町」と呼ばれたウルツィニの旧市街

モンテネグロの他のアドリア海沿岸の町と同様に、ウルツィニにも城壁に囲まれた旧市街があります。

その歴史はとても古く、紀元前にイリュリア人によって築かれたものだそう。

その後、ビザンツ帝国やベネチア共和国の支配下に置かれたウルツィニ。
中世以前は「海賊の町」として有名でした。

アドリア海を通る船を襲う海賊たちの本拠地がここウルツィニにあったためなのですが、現在ではその面影はほとんど残っていません。

“Pirate(海賊)”の名を模したレストランやゲストハウスが数軒あるのみとなっています。

アドリア海を見渡す崖の上に凛と立つウルツィニ旧市街。
規模は小さく、1時間もあればまわれてしまうほどです。

屋外博物館は意外におすすめ!

中世以降は北アフリカとヨーロッパ間の奴隷貿易の中継地点として栄えたウルツィニ。

旧市街の北側にある屋外博物館では、当時奴隷が売り買いされた奴隷広場を中心とした城壁の遺跡が残っています。

本来は入場料€2.5がかかるのですが、300円くらいをケチって入ろうかどうか迷っていたのぶよがかわいそうに見えたのか、係員の人が無料で入場させてくれました(笑)

博物館内は結構広く、旧市街を取り囲む城壁や塔の一部に登ることができます。

ここからの眺めが人も少なくて最高でした。しかも無料ですし(笑)

インフォメーション

ウルツィニ博物館

営業時間:全日 8:00~20:00
料金:€2.5(=¥306)

古い、というかボロボロの「THE・旧市街」の雰囲気

ヨーロッパの旧市街を多く訪れていると、どれもあまりに保存状態が良すぎて、その歴史を感じるよりもテーマパークに来たような感覚になるのはのぶよだけでしょうか。

話がそれますが、京都だって他人事ではありません。
あの整備されつくされた「京都感」はものすごく偽物の匂いを感じてしまいます。

ウルツィンの旧市街に関しては、そんなことただの杞憂に終わります。

なんといっても、古いというよりもボロボロですから(笑)

廃墟となり放置された建物や、山のように積み上げられたかつての家の跡らしきものがいたるところに見られます。

旧市街らしい狭い通り沿いの石垣は半壊したまま放置されています。

というのも、ウルツィニは1979年のモンテネグロ大地震でかなりの被害を受け

見事に再建されたコトルやブドヴァなど他の町に対して、ウルツィニの復興は40年建ってもまだ道半ば。

旧市街の半分は再建されたもの、残り半分はもはや諦めて放置されたもの、といった感じです。

また、大地震後の現在でも多くの人が居住しているウルツィニ旧市街では、人々の生活の匂いを直に感じることができます。

そこら中に干された洗濯物や日影で休むおばあちゃん、窓を開けたまま大声で喧嘩する夫婦など、ウルツィニの日常が見られます。

コトルやブドヴァの旧市街では、観光客向けのお土産屋が軒を連ねていましたが、ウルツィニの旧市街はあくまでも人が住む場所。

もちろん観光客向けのレストランやショップはいくつかあるものの、ほとんどの通りは静かで、観光客の数もとても少ないです。

のぶよ的には、「これぞ旧市街の在り方」と感じられた珍しい旧市街の一つでした。

また、旧市街すぐそばにはMala Plažaというビーチがあり、アドリア海と旧市街の風景を一度に眺めることができます。

肝心のビーチは、ものすごい混雑。

もはや自分のスペースを見つけられる次元ではありません。

ビーチ目的なら、次の項で紹介するVelika Plažaという郊外のロングビーチへ行きましょう。

Advertisement

2.モンテネグロ最長!12kmの砂浜ビーチ

ウルツィニの観光地としてのポテンシャルは、小さな旧市街にとどまりません。

実は、ウルツィニ近郊にはVelika Plažaというモンテネグロで一番長いビーチがあるんです。

その全長、12km!
アルバニア国境のすぐ近くまでずっと続く砂浜は圧巻です。

アルバニア人の町であるウルツィニに訪れる海水浴客は、多くが同じ文化圏のアルバニアやコソボからの人々。
ビーチで聞こえてくるのはほとんどがアルバニア語です。

ウルツィニ旧市街近くのMala Plažaに比べると、そこまで混雑していないVelika Plaža
遠くにアルバニア側の山々を見渡すこともできます。

ウルツィニ中心街からVelika Plažaまでは4kmほどの距離で、アルバニア風の乗り合いバスで10分ほどです。
人数が集まり次第の出発という何ともアバウトな運行スケジュールです。

↑Velika Plaža行きの乗り合いバス乗り場

降りる際は好きなところで降りることができます。
運転手に降りたいアピールをすればわかってくれるはず。

市内中心部の道路脇発着で、バスステーションからの発着ではないのでご注意を。

Velika Plažaからウルツィニへの帰りは、降りたところで乗り合いバスを待って帰ってもいいのですが、のぶよ的には4kmほどの海沿いの散策路を歩いて帰ることをおすすめします

町からすぐとは思えないほど、ダイナミックな崖と海の風景。

途中には、地元の人々が漁に出る際に利用する舟屋が。
なんだかアジアを彷彿とさせます。

アップダウンもそこまで激しくなく、サンダルでも十分歩けるような簡単なコースです。

3.そこはかとなく漂うアルバニア感!異国情緒漂う町並みと人懐っこい人々

ウルツィニの魅力は、歴史ある旧市街やビーチだけにとどまりません。

異国情緒を肌で感じられる町の雰囲気は是非体験してほしいもの。

町のいたるところにモスクが建ち並び、お祈りの時間になるとコーランを詠みあげる声に包まれるウルツィニの町。

レストランのメニューやお店の看板は、モンテネグロ語とアルバニア語の二か国語表記。

建物や通りの感じも、モンテネグロの他の町とはかなり異なり、なんだか雑多な印象を受けるかもしれません。

そんなエキゾチックな町で暮らす人々の温かさは、のぶよ的にモンテネグロで一番だと思います。

アジア人は皆無なウルツィニ。
とにかく話しかけられます。アルバニア語で(笑)

これまでモンテネグロを3週間旅していて、通りすがりのモンテネグロ人に話しかけられることは一度もありませんでした。

ほんの少し英語が話せる人と二言三言言葉を交わしただけで、「とりあえず一緒に飲もう(アルバニア語で)」らしき展開になることもしばしば。

なんだかすごくルーマニアの田舎臭がします(笑)

それ以外にも、スーパーマーケットやレストランなどで出会う人みんな素朴な笑顔が素敵で、柔らかい感じがしました。

これからアルバニアに向かう人にとっては、アルバニアという国への期待を持たせ、アルバニアから国境を越えてきた人には、アルバニアを懐かしく感じさせる。

そんな不思議な魅力のある町がウルツィニなのです。

Advertisement

ウルツィニへのアクセス

モンテネグロ最南端に位置するウルツィニですが、他都市との交通の便は悪くありません。

国境を越えたアルバニアのシュコドラを結ぶバスも、本数は少ないながら走っています。

ポドゴリツァ・ウルツィニ間のアクセス

モンテネグロの首都・ポドゴリツァとウルツィニ間は、1日8便と比較的多くのバスが運行されていて移動しやすいです。

所要時間:1時間半
料金:€7 (=¥852)~ ※荷物代別途€1(=¥122)

また、ポドゴリツァとウルツィニの間には、バルカン半島最大の湖であるシュコダル湖があり、移動がてら立ち寄ることも可能です。

ボートツアーもリーズナブルで、手軽に大自然を満喫できるおすすめスポットです。

コトル・ウルツィニ間のアクセス

モンテネグロ最大の観光地・コトルとウルツィニ間も1日6便のバスで簡単に移動できます。

所要時間:2時間半
料金:€9 (=1095)~ ※荷物代別途€1(=¥122)

ブドヴァ・ウルツィニ間のアクセス

モンテネグロ一のビーチリゾート・ブドヴァ(Budva)とウルツィニ間も、1日10便と多くのバスが運行されています。

所要時間:
料金:€7 (=¥852)~ ※荷物代別途€1(=¥122)

ウルツィニ・シュコドラ(アルバニア)間のアクセス

ウルツィニを訪れる多くの旅人は、次にアルバニアを目指すかアルバニアからモンテネグロへやってきた人でしょう。

ウルツィとアルバニア北部の町・シュコドラ間は、本数は1日2本と少ないながらもバスが運行されています。

所要時間:1時間半
料金:€7 (=¥852)~

ウルツィニのおすすめホステル情報

Hostel Center

→この宿をBooking.comで料金確認・予約する

住所:26 Dhjetori B.B., Ulcinj, Montenegro
料金:€10(=¥1220)
部屋:4ベッドドミトリー

・立地:8/10

ウルツィンのバスステーションと旧市街の中間あたりのロケーション。

バスステーションまで徒歩5~10分、旧市街まで徒歩15分ほどと移動にも観光にも便利な立地です。

・アクセス:7/10

看板が出ていて、常に人がいるので問題なくチェックインできます。

Google Mapではなぜか違う場所が表示されるので、到着するまでに少し苦労しました。

・スタッフ:10/10

家族経営の温かいホステルで、みんな旅行者を気遣ってくれてとてもいいひとです。

英語が全く話せないおじいちゃんも、温かく旅行者を迎えてくれて、なんだかほんわかした気持ちになりました。

ウルツィニの見どころやおすすめのレストランなど、チェックイン時に詳細な情報を説明してくれたのもポイント高めです。

・清潔さ:8/10

新しいホステルのようで、部屋・バスルームともに基本的にとても清潔です。

各部屋にバスルームがついているのですが、シャワーとトイレがカーテン一枚で仕切られているタイプなので、前の人の使い方によっては床が水浸しになってしまうのがマイナス点。

・設備:7/10

各ベッドには充電用のコンセントや小物を置いておく棚があり、気遣いが感じられます。

キッチンは庭にある屋外タイプ。

調理器具はある程度充実してはいるものの、調味料類はあまりありません。

また、シャワーのお湯が少々不安定でした。
夏場は全く問題ないですが、冬は少しきついかもしれません。

・wi-fi:10/10

完璧。

部屋・庭のどこでも高速でつながります。

・雰囲気:9/10

「これぞホステル」という雰囲気で、宿泊客がのんびりと過ごせる工夫がいたるところに見受けられます。

広い庭にはテーブルや椅子、ハンモックがあり、自分のスペースを見つけて快適に過ごすことができます。

宿泊客もみんなオープンマインドな人ばかりで、楽しい時間を過ごせました。

総合:8.4/10

ウルツィンに滞在するなら是非泊まってほしいおすすめのホステルです。

とにかく温かく迎えてくれて、かなり居心地も良いので長期滞在したくなってしまうこと間違いありません。

→この宿をBooking.comで料金確認・予約する

→Booking.comでポドゴリツァの宿を探す

おわりに

のぶよ的にただの通過点としか考えていなかったウルツィニ。

実際は、ホステル含めかなり居心地が良く、結局延泊することに(笑)

異国情緒漂う町の雰囲気が一番の魅力ですが、観光地やビーチリゾートとしてもかなりの魅力が眠っているウルツィニ。

モンテネグロの他の観光地のように、開発されすぎてしまった感がなく、素朴な雰囲気が残っているのも高ポイントでした。

この記事を読んで一人でも多くの日本人にウルツィニに行ってもらって、「え、ここ結構いいかも。もう一日泊まろーっと」と思ってもらえたら嬉しいです。

この記事に関連したおすすめ書籍

旅人マストの一冊、「地球の歩き方」
写真が多く、訪れる場所のイメージがわきやすいです。安心して旅行したい人にオススメ。

英語ができるなら、“Lonley Planet”は世界最強の旅人のバイブル。
とにかく情報量が半端じゃありません。人と違う場所へ行ってみたい人は是非!

モンテネグロだけでなく、周辺の国々の情報も載っているバージョンもあります。

Ça voir! - さぼわーる- の最新情報を受け取る

Ça voir! - さぼわーる -をフォローして最新情報を受け取ろう!
           

Category New Article