ウクライナの国内移動(鉄道・バス)の予約・利用方法完全ガイド。

ウクライナの国内移動(鉄道・バス)の予約・利用方法完全ガイド。

日本の1.6倍という広大な国土を持つウクライナ。
効率的に旅するためには、鉄道やバスなどの交通網を上手に利用するのがコツです。

今回の記事では、実際にのぶよが利用した鉄道やバスのチケットの購入方法と利用方法を解説します。

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ウクライナの鉄道移動を徹底解説

国営のウクライナ鉄道が、大都市間はもちろん地方の小都市をも結ぶウクライナ。

バスに比べて本数がかなり少なく、かなり時間がかかってしまう鉄道移動は便利とは言い難いものの、なんといっても格安の料金が魅力。
場合によってはバス利用の半額以下で移動できることもあるんです。

また、夜行列車を上手に利用すれば、移動しながら宿泊費の節約にもなります。
ウクライナの長距離列車は、座席クラスにかかわらずベッドがついていて、枕や布団、シーツも無料で利用できます。

↑布団を敷くとこんな感じ。ちなみに3等席。

英語が通じにくいウクライナでは、少しハードルが高そうに感じる鉄道の利用。しかし、最低限の利用方法を知っておけば心配はいりません!

wi-fiはなく、一車両にコンセントは1~2か所のみと、あまり快適な移動とは言えないウクライナの鉄道ですが、のんびりと田舎風景を走る列車に揺られての旅もなかなかいいものですよ。

ウクライナ鉄道のチケットの予約&購入方法

ウクライナ鉄道のチケット購入方法は、

・公式サイトで事前に予約する
・鉄道駅の窓口で直接購入する

の二通り。基本的に料金は変わりません。

公式サイトでオンライン予約&プリントアウト

まずは、ウクライナ鉄道の公式サイトにアクセスしましょう。嬉しいことに、英語にも対応しています。
他のチケット予約サイトと同じ要領で、出発地・目的地、日付を入力すると、条件に合った列車が表示されます。

地名を入力する際は、ロシア語読みではなく、ウクライナ語読みの英語表記で入力しないと検索できません。

キエフKyiv (×Kiev)
リヴィウLviv (×Lvov)
ハリコフ Kharkiv (×Kharkov)

条件に合う列車を見つけたら、座席のクラスを選択します。それぞれのクラスの主な特徴は以下の通り。

1等(SV):スリーピング・ワゴンの略で、一つのコンパートメントに2つのベッドが設置されている。2等の料金の2~3倍ほど。
2等(Kupe):コンパートメント内に4台のベッド(上下2段)が設置されている。3等の料金の2倍ほど。
3等(Platskart):コンパートメントはなく、列車内のオープンスペースに50台ほどのベッドが設置されている。とにかく激安。

どのクラスを選択するかは、乗車時間や好みによりますが、夜行列車の移動なら2等がいいでしょう。

↑コンパートメントでベッド四台ずつが一つの個室のようになっている2等車。

3等は格安ではありますが、その安さゆえにいろいろな人が利用するので、安全面からは少し注意が必要。
しかし、ウクライナの庶民が利用する3等の旅はなかなか楽しいもの。地元の人との思わぬ触れ合いが生まれることも多いです。

↑3等車はコンパートメントではないオープンスペース。

3等は料金が安いため大人気。早めに予約しないと満席になってしまうことも多いです。格安で移動したいなら、事前に予約しておくのがいいでしょう。

座席のクラスを選択し、座席の番号を選択すると、合計料金が表示されます。
氏名をフルネームで入力し、クレジットカードで決済します。

オプションとして、飲み物やベッドリネンなどを選択できますが、これはどちらでもOK。料金は変わりません。

決済後のバーコード付きの予約確認書をプリントアウトして、当日直接列車に乗車しましょう。これが乗車券の代わりとなります。

鉄道駅で直接予約する

オンラインの予約が不安な人は、鉄道駅の窓口(カッサ)で直接乗車券を購入することもできます。クレジットカードでの支払いもできて便利。

予約の手順自体はオンラインの時と全く同じなのですが、とにかく英語は通じません。地名の発音が英語とウクライナ語でかなり異なるものも多いので、行先・日付・座席クラスなどの必要事項をウクライナ語でメモしておいて、窓口で見せるのがスマート。

窓口では当日の列車のチケットはもちろん、翌日や二日後など先の日付の予約も可能です。特に、3等の安い席で移動したい場合は早めに窓口に行ってチケットを予約しておくべきでしょう。

ウクライナ国鉄では自動券売機が導入されておらず、有人窓口で直接購入しなければなりません。出発間際はかなり混雑するので、やっぱり事前に乗車券を購入しておくのがおすすめです。

複雑な乗車券の表記を知っておこう!

窓口でチケットを購入した場合は、このような紙のチケットを渡されます。もちろんウクライナ語。読めません(笑)
当日慌てないためにも、必要な情報を理解しておきましょう。

このチケットの中で大切なのは左半分。
日付、列車の番号、出発時間、目的地などの情報が正しいか確認を忘れずに。

自分の座席番号と、車両の番号は写真の通りです。この場合は、6号車の001番の席ということ。

また、便名と席番号に挟まれたところには、出発地 – 目的地の順で駅名が記載されています。もちろんウクライナ語でですが。

黒で塗りつぶしてある箇所は、乗車する人の氏名です。乗車時にパスポートを確認されることはあまりありませんが、念のために正確に記載されているか確認しておきましょう。(といってもキリル文字ですが)

いざ、乗り場へ。

駅構内の列車の出発・到着を知らせる電光掲示板には、乗り場の案内がありません。なので、実際にプラットホームに行き、自分が乗る列車を探さなければいけません。

プラットホームの入口には、そこから発車する列車の情報があります。列車番号、行き先、出発時刻が正しいか確認するのをお忘れなく。

指定された車両、座席を探す。

↑各車両入口の車両番号の表示。これは6号車の意味。

プラットホームに着いたら、チケットに記載された自分の車両を探します。各車両のドアの近くに車両番号が書いてあります。
手っ取り早いのは、各車両の入口に立っている係員にチケットを見せて教えてもらうこと。ウクライナ語オンリーですが、親切に案内してくれるはずです。

自分の車両を見つけたら、あとは指定された座席番号の席に座るだけ。車両内にはちゃんと座席番号が書かれているので安心です。

荷物の管理には気を付けて!

長距離を走る列車のほとんどは、座席クラスにかかわらず一人一台のベッドが割り当てられています。
特に夜行列車の場合に気を付けたいのが荷物の管理。貴重品は肌身離さず持っておきましょう。

ウクライナの鉄道のベッドには、旧ソ連の画期的なシステムが採用されています。下段のベッドの下に、荷物を入れる収納ボックスがあり、その上がベッドとなるため、自分が下の段の席ならまず安心です。

反対に、上の段のベッドの場合は、荷物は自分で持っておくのがいいでしょう。

ウクライナのバス移動を解説!

鉄道移動に比べてとても簡単なバス移動。本数も多く、時間もあまりかかりませんが、鉄道利用より料金が高いのがネック。
とはいっても、鉄道路線が1日1本、朝3時発なんていう不便極まりない地域もザラにあるので、ウクライナを旅行するなら必ずお世話になることでしょう。

バスターミナルに行く

基本的にオンラインでの予約ができないウクライナのバス会社。というのも、個人で運行しているマルシュルートカというミニバスでの移動が主流であるためです。

一応こちらのサイト(infobus)でタイムテーブルを確認することはできますが、表示される時刻や料金ははあくまでも目安。全てのバス路線を網羅しているわけではなく、遅れたりすることも頻繁にあります。

ウクライナの都市間をバスで移動しようと考えているなら、とにかくその町のバスターミナルへ行きましょう。

どこのバスターミナルでも、だいたい「キエーフ」とか「リヴィーウ」とか叫んでいる人がいます。彼らは決して危ない人ではなく、ミニバスに乗車する客を集めている運転手たち。自分の行き先の町の名前を叫んでいる人がいたら、声をかけて、料金と発車時刻を確認し、大丈夫ならついていきましょう。

バスによっては、wi-fi付きなんてハイテクなものも。こればかりは運次第でしょう。

ウクライナの大都市では、行き先によってバスターミナルが分かれていることがほとんど。自分の利用するバスがどのターミナルから出発するのか確認をお忘れなく。(infobusのサイトで確認できます)

おわりに

ほとんど英語が通じない上に、キリル文字表記のため読むことも簡単ではないウクライナ。他のヨーロッパの国とは勝手が違う移動手段の利用方法に戸惑うこともあるでしょう。

しかし、一度使ってしまえば、「なんだ、こんなものか!」と思うくらいに簡単です。

格安の交通手段を上手に利用して、魅力がたくさんあるウクライナの旅を楽しんでください!

 

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