【ウクライナ】愛のトンネルに男一人(しかも2回目)で冬に行ったら。【行き方も解説】

【ウクライナ】愛のトンネルに男一人(しかも2回目)で冬に行ったら。【行き方も解説】

こんにちは!ウクライナに滞在してすでに2週間、世界半周中ののぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

InstagramなどのSNSの普及により、それまでは地元の人だけが知っていたスポットが一躍有名になった場所が、日本のみならず、世界中に数多くあります。

ウクライナの「愛のトンネル」は、その先駆け的存在と言えるでしょう。

どこまでも続く線路を取り囲むように、木々が緑のトンネルを作るその風景は、日本だけでなく世界中でかなりの知名度を誇ります。
この場所に行きたいがためにウクライナを旅行先として選んだ、なんて人もいるそうで。

いつしか、このトンネルを恋人同士で手をつないで歩くと、その二人は一生一緒にいられるなんていう「恋人の聖地」のような伝説までできあがる始末。

そんな愛のトンネルに、行ってきました。

一人で。しかも冬。しかも2回目の訪問。

何が楽しくて完全なるオフシーズンにこんな完全アウェーなスポットに再び行ったかというと、ただ単に移動の通り道だったためです。キエフからリヴィウの8時間の道のりを座りっぱなしで移動するのが嫌だったためです。
もはや何を言っても負け惜しみに聞こえそうだけど。

というわけで、オフシーズンの愛のトンネルにアラサー男一人で行ったら何が起こるのか、リピーターののぶよがとくとご覧に入れましょう。

ついでに、5年前からの愛のトンネル周辺の変化や詳しい行き方も載せています。

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疑問:オフシーズンの愛のトンネルは行く価値があるか

そもそも愛のトンネルがこうも人気になったのは、その緑色の木々に囲まれた神秘的な雰囲気あってこそでしょう

見ていただく方が早いと思うので、オフシーズン(3月)の愛のトンネルがどんなものなのかお見せしましょう。

はい。緑色の要素は全くありません。スカスカですし、トンネルというにはちょっと寂しい感じがします。

ちなみに2014年の8月に訪れた際の写真がこちら。(サイズが違くてごめんなさい。)

百聞は一見に如かず。そういうことです。行くなら確実に春~夏でしょう。
紅葉の秋もきれいかもしれませんが、ウクライナの秋はとても短いので、ちょっと時期を逃すといかにも物寂しい風景が広がるただの田舎に変貌してしまうでしょう。

ただ、教会や城塞、街並みなどの観光が続くウクライナ(というかヨーロッパ全体)において、ちょっとそれらから離れて田舎の林の中をハイキングするという意味では、季節を問わず、気分転換になっていいかもしれません。

5年で超有名になった愛のトンネル。しかし根本的なところは変わってない

というわけで、トンネル自体にはもはや感動を覚えなかったのぶよ。2回目だったというのもありますが、とにかくスカスカのトンネルが物悲しくて…。「悲恋」の感じしかしませんでした。

トンネル自体よりも気になったのは、この5年間で愛のトンネルとその周辺がいかに変化してていたかという点でした。

2014年時点でもそれなりの知名度があった愛のトンネルですが、そこから5年の間にもっと有名になり、より多くの観光客が訪れるようになったはずです。

2014年の愛のトンネル

まだまだB級観光地感が強かった5年前の愛のトンネル。

地元の人が、「なんかあそこの線路有名になってるらしいよ?」「本当に?じゃあおもてなししとく?」みたいなノリで作った手作り看板や手作りオブジェあふれる、温かみのあるスポットでした。
言うなれば、「慈愛のトンネル」。

バス停からトンネルへ向かう唯一の目印であった、手作りのハート形のオブジェ。

何もないごく普通の田舎町らしい風景がそこら中に広がっていました。

愛のトンネルの入り口には、仮設テントが1つあるだけで、おばあちゃんがお土産(手作り)を売っていました。
なんというか…。クオリティーよ(笑)

このすべてにおける手作り感、お分かりいただけるでしょうか。もはや小学生の工作レベルのクオリティーのオブジェがちらほらと並ぶ風景は、いろいろな意味で癒されるものでした。

地元のおじいちゃんおばあちゃんたちが色々な案を絞りだして作ったんだろうなあ、と感慨にふけったのを今でも覚えています。

2019年の愛のトンネル

かつてはハート形のオブジェがたった一つだけ目印として存在していたトンネルへ続く道。
オフィシャル感漂う立派な看板が作られていました。

それにしても、もうちょっとデザイン、どうにかならなかったのだろうか。まさかの低予算。

しかし、オフィシャルな看板のそばには、あのハートの標識も健在でした!
片隅に追いやられてしまった感は否めませんが、今でも旅行者を案内する役目を果たしています。

のどかな田舎道の風景は、5年前と全く変わっていません。
それにしても、5年前も今日も、自転車に乗る練習をしている子供がいたのは果たしてただの偶然なのでしょうか。

5年前は鶏やヤギなどが放し飼いにされており、好き勝手に道路を歩き回っていましたが、今回はアヒルが放し飼いになっていました。

トンネル入口近くには、恋人の聖地を演出するおしゃれで今風な撮影スポットが新たに設置されています。

しかし、よくよく見てみると、このデザインも手作りであることがわかります。色の塗り方とか、やっつけ仕事か(笑)

しかしながら、5年前に比べて、人々のアートの腕、というかセンスは総じて上がっている感じがします。

5年前にはなかった、オフィシャルな標識。

かつて、おばあちゃんがテントの中で謎の自家製ワインや民芸品を売っていた場所はきれいに整備され、カフェ兼ホテルが建っていました。
というか、ここに宿泊していく人がいることに驚きです。

5年前にはなかった小さなカフェのような建物もありました。完全に愛のトンネルにあやかっていますね。(笑)

写真内のおじいさんは、愛のトンネル内の木々に巻き付けるためのカラフルなリボンを売っていました。そうやって新しい稼ぎ方を模索し続けていくのでしょう。

のぶよの想像でしかありませんが、このおじいさん、5年前の自家製ワインのおばあちゃんの夫のような気がしてなりません。(笑)

そして、愛のトンネルの入り口部分がこちら。木々には結構な数のリボンが。
おじいさんの商売、結構軌道に乗っているのではないでしょうか。少なくとも自家製ワインよりはうまくいっている気がします。

これまでは「手をつないで歩くと恋愛成就」だったのが、「リボンを木に巻くと恋愛成就」に変わりつつあるのではないかと思いました。そうやって歴史は作り変えられていくんですね。

完全に素朴なB級観光スポット感が漂っていた2014年に比べると、自治体などが観光地としての力に目をつけて、周辺を整備し始めているような印象を受けました。

とはいってもいまだに手作り感が漂う心温まる感じは健在でひと安心。トンネル自体ももちろん美しいのですが、地元の人がみんなで町おこししてる感じも、愛のトンネルの大きな魅力だと言えます。

これから観光客が増えてきても、この素朴な温かさはなくなってほしくないと強く感じました。

愛のトンネルに一人で行くとどうなるか

さて、ここからが今回の記事の本題となるわけですが。
愛のトンネルに男一人で行くとどうなるのか、結構気になる人も多いのでは。

結論から言うと、何も問題はありません。あとはあなたの自尊心の問題でしょう(笑)

↑正しい愛のトンネルの楽しみ方

1.やたら写真を撮ってと言われる

一人で旅行している旅人なら誰もが経験がある「すみません、写真撮ってもらえますか?」問題。一人旅の人には頼みやすいからなのか、とにかく写真をお願いされます。

特に、愛のトンネル内ではその傾向がかなり顕著で、通り過ぎるカップルというカップルに写真をお願いされます。

冬のオフシーズンであまり人がいなかったにもかかわらず、のぶよは5回も写真を撮ってあげましたよ。もはやお金払ってほしい。

2.なんで一人で来たの?と心配される

これ、本当に余計なお世話なんですが。

写真を撮ってあげた時に、「どこから来たの?」「ウクライナ好き?」等の当たり障りのない会話を何度かしました。

そのうちの一組のカップルに、「なんで一人で来たの?」と真顔で聞かれました(笑)

え、理由とかある?一人で旅行してるから一人で来るのは当たり前では?

彼らからすると、この愛のトンネルは決して一人で来る場所ではないのでしょう。日本でいうと、一人串カツ、一人焼肉、一人ディズニーランドなどと同じくくりのものなのでは。

それでも、たかがトンネルのために誰かと一緒に行こうとする努力もそれはそれで虚しいので、堂々と胸を張って訪問しましょう。むしろこちらから写真をお願いするくらいの勢いで。もちろん写るのは自分一人だけ(笑)

3.結局やってることはただの一人森林浴 (枯れてる)

まとめると、一人で歩く愛のトンネルは、ただの林の中のハイキングに過ぎません。
初めこそ、その美しさと神秘的な雰囲気に圧倒されるでしょうが、結局どこまで行っても同じ風景が広がっている愛のトンネル。新緑の季節なら、良い森林浴になります。

しかし、オフシーズンはとにかく物悲しいです。枯れた木がどこまでも続いていく寒々しい風景(そして実際に寒い)の中をただひたすら歩いていると、「いったい自分はここで何をしているんだろう」と自問自答することになります。

愛のトンネルへの行き方

愛のトンネルは、ウクライナ北西部のクレヴァン(Клевань)という町にあります。
首都・キエフと、西ウクライナの古都・リヴィウのちょうど中間に位置しているクレヴァン。いずれの都市からもアクセスが可能です。

クレヴァンはとても小さな町で、キエフ、リヴィウ共に、直接到着するバスや電車はありません。
キエフから向かう場合はリヴネ(Рівне)、リヴィウからならルーツク(Луцьк)の町が、愛のトンネル観光の拠点としてアクセスしやすいです。
いずれの町にも安いホステルがあるので、キエフ→リヴィウ(もしくは逆)の移動の途中に一泊して、愛のトンネルに足を延ばす方法が最もポピュラーです。

のぶよはキエフ→リヴネ→リヴィウと移動したので、そちらのルートを主に解説していきます。

キエフからリブネへの行き方

キエフ・リヴネ間は、主要高速道路沿いに位置しているため、毎日かなりの数のミニバスが運行しています。
キエフ中央駅近くのバスターミナルから1時間に1本ほどの頻度で、料金は230UAH(=¥945)。所要時間は4時間ほど。

キエフからのミニバスは、リヴネの中心街から東へ4kmほどのバスターミナルと、西へ1kmほどのリヴネ鉄道駅前に停車しますが、運転手に頼めばちょうど中間にある中心街で降ろしてもらうことも可能です。

リヴネ市内の交通はちょっとややこしい

厄介なのが、旧ソ連の町あるあるを世襲しているリヴネの町の交通状況です。鉄道駅、中心街、バスターミナルがそれぞれ離れたところに位置しています。

黄色:キエフ・リヴィウ方面発着長距離バスターミナル
灰色:リヴネ鉄道駅
赤:クレヴァン行き1404番バス乗り場
緑:64番路線バス乗り場(鉄道駅~中心街~バスターミナル)
青:リヴネ中心街

キエフやリヴィウに向かうバスは、市内西部のバスターミナルが起点となります。

市内を移動するのに便利な64番の路線バスは、鉄道駅の南20mほどの専用バス停から出発します。料金は6UAH(=¥25)。

鉄道駅は、クレヴァン行きのバスターミナルに近くて便利そうに見えますが、実はリヴネとほかの都市を結ぶ鉄道路線はあまり充実してはいません。
キエフ行きもリヴィウ行きも1日2本のみで、いずれも午後2時以降の電車はないという謎すぎるスケジュールです。

時間があって安く済ませたいのなら、鉄道を利用するのも手ですが、かなり不便なスケジュールなため、あまりおすすめはしません。

リヴネからクレヴァンへ

リヴネの駅前にある近郊路線専用バスターミナル(※市内の64番バスの乗り場とは異なる)から、1404番バスがクレヴァンの町へ向かいます。

クレヴァン行きの乗り場は、5年前と変わらず4番乗り場からの出発でした。

15分に1本運行されており、所要時間45分、料金は片道28UAH(=¥115)です。

クレヴァンの町でのトンネルへの最寄りの停留所がこちら。運転手に「トンネル!トンネル!」としつこいくらいにアピールしておけば、この場所で降ろしてくれるはずです。

クレヴァンから愛のトンネルへ

バスを降りたら、あとはひたすら歩くのみ。距離にして1.3km、15~20分ほどです。

バスを降りて南に10mほど行くと、トンネル入口を示す大きな看板(1)があるので、そこから道なりに歩いていくだけというとてもシンプルな道順です。

地図(1)の看板からトンネルへ向かう道を歩いていきます。

地図(2)の分かれ道を右に曲がります。

しばらく行くと、右側に沼(地図(3))が見えてきます。そのまま道なりに歩き続けましょう。

ウクライナ鉄道の線路(地図(4))が見えてきたら、愛のトンネルはもうすぐそこ。この線路は愛のトンネルの線路ではなく、奥に支線となっている部分がそれなのでお間違いなく。

愛のトンネル観光のポイント

日本人の中には、キエフやリヴィウから日帰りで愛のトンネルを訪れようとする勇者がいるのですが、それ、修行です(笑)

拠点となるリヴネまでキエフから4時間、またはルーツクまでリヴィウから3時間。そこからローカルバスに乗り換えて約1時間。そこからさらに歩いて…。

のぶよはとてもじゃないけどこの道のりを一日で往復する気にはなりません。そこまでして行く場所でもないと思います。
先にも述べたように、キエフ・リヴィウ間の移動の途中で1泊しながらのんびりと立ち寄るくらいがいいのではないかと思います。

何度も言いますが、愛のトンネルの美しさを満喫するなら、おすすめの季節は夏です。
他の季節だと、「なんか思っていたのと違う…。」と感じてしまう結果になりかねません。

ただし、林や沼が多くあるので、夏場は蚊が大量発生します。相応の準備をしておきましょう。

また、ウクライナ全体がそうなのですが、絶望的に英語が通じません。
不安な人は、せめて行き先くらいはキリル文字でメモしておいて、バス乗車時に運転手に見せて確認するなどの対策が必要かもしれません。

 

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