ペーヤ発!世界遺産ペーチ総主教修道院とルゴバ渓谷のお手軽ハイキング

ペーヤ発!世界遺産ペーチ総主教修道院とルゴバ渓谷のお手軽ハイキング

こんにちは!コソボをのんびり旅している、世界半周中ののぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

コソボの世界遺産、「コソボの中世建造物群」の一つであるペーチ総主教修道院

13世紀建造のセルビア正教会を持つ修道院は、コソボ第三の都市ペーヤの西2kmほどの場所にひっそりと佇んでいます。

町中に見どころが少ないペーヤですが、ペーチ総主教修道院はさすがは世界遺産といったところ。
荘厳な外観はもちろん、内部のフレスコ画もかなり見ごたえがあります。

修道院周辺には、国立公園のルゴバ渓谷の大自然も広がっており、遊歩道も整備されています。

半日もあれば修道院とルゴバ渓谷の自然を満喫できるので、時間が限られていても大丈夫。
サクサク観光できるおすすめの二つの見どころを紹介します。

「コソボの中世建造物群」には四つの修道院や教会が登録されています。

リェヴィシャの生神女教会
ペーチ総主教修道院
ヴィソキ・デチャニ修道院
グラチャニツァ修道院

※各スポット名をクリックすると、アクセスや見どころを解説した記事へと飛びます。

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ペーヤ周辺観光地図

青:観光スポット
赤:おすすめレストラン
緑線:遊歩道 

セルビア正教の聖地!ペーチ総主教修道院へ

13世紀建造のペーチ総主教修道院は、セルビア語のペーチ(アルバニア語ではペーヤ)の名を冠したセルビア正教の修道院です。

もともとはたった一つだけの小さな教会だったものの、14世紀に当時の支配者によって次々と増築されたため、二つのドーム型屋根、三つの教会が組み合わさった不思議な造りになっています。

三つの教会のうち最も先に建てられた聖使徒教会のフレスコ画は、13世紀半ばのもの。
800年近く前のフレスコ画が現在でも残っているのです。

その保存状態はかなり良好で、青を基調とした鮮やかなフレスコ画には感動すること間違いありません。

残念ながら内部の写真撮影は禁止ですが、その美しさはきっと目に焼き付くはず。

かつては教会の外壁にもフレスコ画が描かれていたようですが、長い年月で日光や風雨に晒され続け、現在ではその一部が残っているだけです。

当時のセルビア正教の中でも位が高かったペーチ司教たちが、これらの教会内に埋葬されており、祈りの場以外にも霊廟としての役割を持つペーチ総主教修道院の教会。
内部には、当時の司教たちが眠る実際の棺が並べられています。

修道院の敷地内では、現在でも祈りながら生活をする修道僧たちの姿を目にすることができます。

修道院内部は、セルビアそのものの雰囲気。
コソボの他の修道院と同様、修道僧たちはセルビア語を話すセルビア人です。

ペーチ総主教修道院においては、看板もセルビア語の文字であるキリル文字で書かれています。

ペーヤ修道院への入場は無料です。

ただし、修道院入口のオフィスでパスポートの提示が必要となります。
(預ける必要はありませんでした)

教会内部の写真撮影は禁止で、肩や足を露出した格好では入場できないのでご注意を。

ペーチ総主教修道院への行き方

ペーチ総主教修道院は、ペーヤの中心街から2kmほど、バスステーションから3.5kmほど西に位置しています。

ペーヤ市内と修道院を直接結ぶバスはなく、後に紹介するルゴヴァ渓谷最深部のクチシュタ(Kuqishtë)行きのバスが近くを通るのみです。

しかしこのバス、1日2往復しかしておらず、ペーヤのバスステーション発が7:00と15:00とかなり使い勝手が悪いです。

ペーヤ中心街から修道院までは徒歩30分ほど
アップダウンは全くないので、徒歩でのアクセスが基本となるでしょう。

セルビア語ではペーチと言うものの、アルバニア語ではペーヤと言います。

ペーヤの人口のほとんどはアルバニア人なので、「ペーチ」というとものすごく嫌な顔をされます。
逆に修道院の人々はセルビア人なので、間違ってもアルバニア語で「ペーヤ」とは言いません。

ペーチ総主教修道院からすぐの大自然!ルゴバ渓谷をミニハイキング

ペーチ総主教修道院はそこまで大きくないので、ゆっくり観光しても1時間も見ておけば十分です。

修道院だけを見学してペーヤの町に戻るのもなんだかもったいないので、修道院のすぐ裏に広がるルゴヴァ渓谷へ足をのばしてみるのはいかがでしょうか。

ルゴヴァ渓谷自体は、ペーヤの町からモンテネグロ、アルバニアとの国境地帯まで続く広大なものですが、修道院のすぐそばにはペーヤ市民が涼を求めてやって来るリバービーチがあります。

リバービーチからペーヤ市内まで、川沿いを歩ける遊歩道も整備されているので、行きとは違う道でペーヤ市内に戻るのもおすすめです。

ルゴバ渓谷の川魚を使った絶品料理をいただく

修道院の素晴らしさに圧倒された後は、ルゴバ渓谷で獲れた新鮮な川魚のランチをおすすめします。

後に紹介するリバービーチ沿いにもレストランがあり、そちらでも食べられるのですが、のぶよのおすすめはルゴバ渓谷の絶景を望むロケーションの”Restaurant Adonis“。

ペーチ総主教修道院から西に500mほど。
幹線道路をそれて、少し坂道を登ったところにある家族経営の小さなレストランです。

高台に位置しているため、ルゴバ渓谷の奥にそびえる山々を一望することができます

↑レストランからの眺め

Restaurant Adonisのメニューは、肉料理(€7)か魚料理(€5)の二種類のみ。
魚料理に関しては、すぐ下のルゴバ渓谷で獲った新鮮な川魚を提供してくれます。

この日の魚料理はマスのグリル
サイドメニューとパン込みで€5(=¥590)ととてもリーズナブルです。

肝心のお味は、とにかく絶品。

バルカン諸国あるあるの「ただグリルで焼いただけ」ではなく、丁寧に内蔵をとったマスを開いて、イタリアンパセリとニンニク、オリーブオリルで味付けをしてグリルしたものです。

ビールも500mlで€1(=¥118)と、こんなロケーションなのにかなりの良心価格。

家族経営の温かなサービスも魅力の穴場レストラン。
絶品料理と絶景で、この後ペーヤへ徒歩で戻るためのエネルギーを十分にチャージしましょう。

渓谷と山の絶景を歩く

修道院からルゴバ渓谷入口のリバービーチまでは1kmほど。
アップダウンのほとんどない幹線道路沿いを歩いていきます。

ペーヤ市民に人気のリバービーチは、ルゴバ渓谷の最も下流にあたる場所で、人工的に水を堰き止めたプールのようになっています。

地元民は普通に泳いでいましたが、いかんせん川の水。
かなり冷たいので、泳ぐには少々勇気が要ります。

橋を渡った対岸には、ペーヤ市内へと続く遊歩道が整備されており、完全に舗装されているので簡単に歩くことができます。

山々と渓谷の美しさを感じながらの30分ほどのミニハイキング。

大自然とまではいきませんが、町並み観光とは違ったペーヤの魅力を体感できるはずです。

ガッツリハイキングならもっと奥地へ

↑バスは1日2往復のみ

ルゴバ渓谷の大自然を全身で味わいたいなら、最深部のクチシュタ(Kuqishtë)までバスで行ってみるのもいいでしょう。

クチシュタからは、アルバニアとコソボの国境沿いの山々を歩く「ピーク・オブ・バルカン(バルカンの頂上)」と呼ばれるトレッキングコースへとアクセスできます。

先述の通り、ペーヤからクチシュタまでのバスは1日2本のみ
それも、ハイキングを目的とするなら朝7時バスステーション発の一択となります。

クチシュタからペーヤへの帰りのバスは16時発なので、早起きさえできれば日帰りで十分行くことができます。

おわりに

せっかくコソボへ来たなら、世界遺産の四つの修道院への訪問を目的にする人も多いでしょう。

今回紹介したペーチ総主教修道院も魅力的ですが、その周辺のルゴヴァ渓谷にもせっかくなら足をのばしてみたいもの。

美しい自然に囲まれた、ペーチ総主教修道院の魅力を100%満喫できるはずです。

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