世界遺産の「石の町」ジロカストラの観光スポットと名物グルメ。【アクセス&宿情報も】

世界遺産の「石の町」ジロカストラの観光スポットと名物グルメ。【アクセス&宿情報も】

こんにちは!アルバニア旅行を満喫中、世界半周中ののぶよ(@taisuke5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

アルバニア南部にあるジロカストラ(Gjirokastër)は、丘の上の城を中心にオスマン帝国調の石造りの町並みが広がる世界遺産の町。

通りには石垣が積み上げられ、石造りの強固な家々が織りなす町並みは、「石の町」という別名を持つほどです。

同じくアルバニア南部のリゾートシティー・サランダからの日帰り旅行先としても人気なジロカストラですが、のんびり派ののぶよは特に意味もなく二泊もしました(笑)

石畳の坂道が連なる町並みをあてもなく散策したい、そんなジロカストラの観光スポットを紹介します。

記事後半では、ジロカストラでしか食べられない名物グルメや宿情報、さらに近郊のブルーアイと組み合わせた観光モデルルートも紹介しているので、参考にしてください。

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ジロカストラの観光スポット

ジロカストラは、丘の上にそびえるジロカストラ城を中心に発展した町。

丘の斜面に拓けた独特の地形なため、どこに行くのにも坂を上り下りする必要があります。

ジロカストラの観光エリアは、大きく分けて以下の二つ。

・ジロカストラ城内の観光スポット
・ジロカストラ城外(旧市街)の観光スポット

エリア別に、主な見どころを紹介していきます。

ジロカストラ観光地図

黄色:ジロカストラバスステーション
紫:おすすめ宿
青:ジロカストラ城内の観光スポット
緑:ジロカストラ城外の観光スポット

ジロカストラ城内の観光スポット

回廊

ジロカストラの旧市街の美しい町並みを抜けて、ひたすらジロカストラ城へと至る坂を登っていきましょう。

ジロカストラ城内への入場には、200Lek(=¥200)がかかります。

入場して初めに目に入るのが、ジロカストラ城内部の回廊

薄暗い回廊にはなぜか戦車や砲撃機が展示されています。

展望台

回廊を抜けると、ジロカストラ城のテラス部分へと出ることができます。

ここからはジロカストラの旧市街の町並みはもちろん、その背後に広がるドリナ谷の絶景を一望することができます。

時計台

ジロカストラ城の入口と正反対の場所にあるのが、存在感抜群の時計台

総石造りの時計台は、「石の町」ジロカストラを象徴しているようです。

ジロカストラ城外(旧市街)の観光スポット

オールド・バザール

ジロカストラ城に至る旧市街のメインストリートに広がるのがオールド・バザールです。

バザールとは、イスラム圏の市場のようなもの。

再建されたようでかなり新しめの建物は、少し整備されすぎた感があったものの、かつてのバザールの活気を現在に伝えるように、お土産屋やレストランが軒を連ねます。

↑のんびりとする地元の人の姿もよく見られます

スケンドゥリ・ハウス

ジロカストラの旧市街には、600軒ほどのモニュメントとして指定された建物が存在しているのですが、その一つがこちらのスケンドゥリ・ハウス(Skenduli House)

オスマントルコ風建築様式と、この地域の伝統的な建築様式が混ざった、典型的なジロカストラの家といった雰囲気の建物の中には、かつてのオスマントルコ統治時代を彷彿とさせる家具などが展示されています。

また、スケンドゥリ・ハウスでは、かつてはジロカストラの各家に設置されていた貯水槽が残っています。

夏場はほとんど雨が降らず、水不足に悩まされてきたジロカストラ。
先人の知恵を感じることができます。

ドゥナヴァト地区

ジロカストラ城の南側の斜面に位置するのが、人々の居住エリアであるドゥナヴァト地区(Dunavat)

ジロカストラ城よりも高い場所に位置しているため、かなりの坂を登らなければいけませんが、ここからの眺めは格別。

船のような形をしたジロカストラ城の舳先部分を眺めることができるのはドゥナヴァト地区からだけです。

また、ジロカストラらしい石造りの家々が作り出す美しい景色も健在。

実は、ジロカストラの旧市街からは、町並みの全景を眺められる場所はほとんどありません

その点、ドゥナヴァト地区は他のエリアより高い場所にあるため、至る所から絶景を望むことができるんです。

エンヴェル・ホシャの家

人々の記憶から消し去りたいのか、もはや観光地化されてすらいないのが、エンヴェル・ホシャ(Enver Hoxha)の家

エンヴェル・ホシャとは、長年続いたアルバニアの共産主義時代に共産党党首として恐怖政治を敷いた人物。

何を隠そう、彼はここジロカストラの出身
その生家はなかなかの豪邸の様を残しており、裕福な家庭で育ったことがうかがい知れます。

もはや廃墟と化しているエンヴェル・ホシャの生家。

のぶよ的には、共産主義時代を後世に伝えるミュージアムにでもすればいいのにと思いました。

オベリスク

ほとんど知名度がないものの、オールド・バザールから階段を上った先にはオベリスクが佇んでいます。

ここからの眺めも最高で、ジロカストラの新市街まで一望できます。

ジロカストラの名物料理、チフチ(Qifqi)に舌鼓!

アルバニアの中でも、ジロカストラでしか食べることのできない名物料理があります。

その名も、チフチ(Qifqi)

チフチは、炊いたお米をハーブと塩コショウで味付けして卵を混ぜ、ミートボールのように丸めて揚げたもの。

言うなれば、おにぎりを揚げたものなわけで(笑)
その可愛らしい名前とは裏腹に、結構ボリュームがあります。

これにツァジキと呼ばれるアルバニアでポピュラーなヨーグルトソースをかけていただきます。

ハーブが効いた具のお米は、かなりエスニックな風味。
味付けは薄めで、ツァジキソースの程よい酸味とマッチします。

ジロカストラのほとんどのレストランにおいてあり、3つで200Lek(=¥200)~300Lek(=¥300)ほどとお手頃なので、ジロカストラ旅行の記念に是非味わってみてはいかがでしょうか。

ジロカストラ観光の所要時間・モデルルート

ジロカストラはとても小さな町で、ゆっくりと観光して食事をしても半日見ておけば十分です。

アルバニア南部のブルーアイと組み合わせて、1日で2か所をまわることも十分可能。

その場合は、

サランダを拠点に日帰り:サランダ~ブルーアイ~ジロカストラ~サランダ

サランダ~ジロカストラを移動しながら観光:サランダ~ブルーアイ~ジロカストラ~他都市へ移動

の二通りのまわり方が考えられます。

サランダを拠点に日帰りでブルーアイ&ジロカストラを訪れる

サランダに宿をとって、午前中にブルーアイを観光、ジロカストラへ移動してランチ&観光、夕方にサランダへと戻るのは、旅行者の間で定番のデイトリップコースです。

荷物の心配なく移動&観光することができるのがメリットなのですが、ジロカストラからサランダへと戻るバスの本数は、午後は激減するのがネック。

フルゴン(乗り合いバス)は満席になり次第出発するものの、こちらも夕方以降の出発はかなり限られてきます。

夕方~夜のサランダ行きのバスもあるそうですが、最悪かなりの時間待たされることを覚悟しなければなりません。

サランダ~ブルーアイ~ジロカストラを移動しながら観光する

のぶよがとったルートがこちら。

上の行程とほぼ同じなのですが、違うのはジロカストラ観光後にサランダに戻らず、他の都市へ移動する点。

この場合は、ほぼ100%ジロカストラに一泊する必要があります

というのも、ジロカストラからサランダ以外の都市へ向かうバスやフルゴンのほとんどは、午後早い時間に最終のものが出てしまっているためです。
(ティラナ行きは夕方以降も数本出ている)

ジロカストラに一泊しても特にやることもないのですが、昼間の観光地感あふれる雰囲気とは異なった静かな時間を過ごすのもいいかもしれません。

このルートでネックとなるのが途中のブルーアイでの荷物の置き場所ですが、入園ゲートで預かってもらうことができるので心配いりません。

ジロカストラの宿情報

Tourists Guest House

→この宿をBooking.comで料金確認・予約する

料金:1000Lek(=¥1000)
部屋:ツインルーム(バス・トイレ付)

・立地:7/10

ジロカストラの旧市街に位置しているゲストハウスです。

各都市からのバスが到着するバスステーションからは1.5kmほどで、坂道を登らなければいけないため結構しんどいです。

すぐ近くには商店があり、ジロカストラの主要な観光スポットは全て徒歩圏内です。

・アクセス:3/10

看板は全く出ていないため、住所を頼りに行くしかありません。

のぶよが使っている地図アプリでは、実際とは異なる場所に位置情報が登録されており、たどり着くまでにかなり苦労しました。

・スタッフ:7/10

家族が住む家の離れを改装して部屋貸しをしているようで、もはや自分だけのアパートに滞在しているようでした。

コミュニケーションはほとんどなく、英語もあまり通じませんでしたが、みんな良い人そうでした。

・清潔さ:8/10

古い建物ですが、内部はとても清潔に保たれています。

部屋にはバスルームや簡易キッチンがついており、いずれも十分に清潔でした。

・設備:7/10

エアコンはないものの、扇風機はあり。

伝統的な石造りの建物であるためか、外は灼熱のジロカストラでも部屋はかなり涼しかったです。

タオルやドライヤーもあり、自分専用の冷蔵庫までついています。

簡易キッチンはあるものの、コンロや湯沸し器などはないため自炊は不可能です。

・wi-fi:7/10

基本的に問題なく接続でき、速度も十分なのですが、たまに電波が途切れることがありました。

そのたびに一回wi-fiの電源を落とさなければならず、少々不便を感じました。

・雰囲気:8/10

ホステルではないので、他の旅行者とのコミュニケーションは皆無です。

しかし、自分専用の部屋で自分だけの時間を快適に過ごすことができたのはかなり嬉しかったです。

総合:6.7/10

ジロカストラで格安のプライベートルームに泊まるならおすすめの宿です。

オーナー家族はあまりこちらに鑑賞してこず、母屋とは別の玄関から直接部屋に入ることができるため、自分だけの時間を大切にしたい人にはおすすめ。

なにより、この料金で旧市街のバス・トイレ付の部屋に宿泊できたことが驚きでした。

→この宿をBooking.comで料金確認・予約する

→Booking.comでジロカストラの宿を探す

ジロカストラへのアクセス

↑ガソリンスタンドの隣が、長距離バスステーション(らしきもの)

ジロカストラのバスステーション(らしきもの)は、古い街並みが広がる旧市街から1.5kmほど丘を下った新市街の幹線道路沿いに位置しています。

サランダへのアクセスが最も簡単なものの、首都のティラナやベラトなどアルバニア中部の都市、ヴローラなど海沿いの都市、マケドニア国境に近いコルチャへも直通バスが出ており、ジロカストラ観光後の移動に困ることはありません。

ジロカストラ~サランダ間のバス移動

アルバニア南部の観光の拠点となるリゾートシティー・サランダ(Sarandë)

ティラナ発ジロカストラ経由サランダ行の大型バスが1日7本ほどの運行されており、多くが午前中の出発です。

ジロカストラ~サランダ

所要時間:1時間半~2時間
料金:350Lek(=¥350)

それ以外の時間には、乗り合いバスであるフルゴンを利用することとなります。

大型バスと同じバスステーション発で、人数が集まり次第の出発です。

ジロカストラからブルーアイへの行き方

アルバニア南部の観光のハイライトとして挙げる人も多いブルーアイ

ジロカストラとサランダの中間地点に位置しているブルーアイは、サランダ行のバス、フルゴンの全てが通るので、途中下車してアクセスします。

所要時間:1時間
料金:300Lek(=¥300)

ジロカストラ~ティラナ間のバス移動

ジロカストラ~ティラナ間は、大型バスやフルゴンが頻発しています。

所要時間:4時間
料金:1000Lek(=¥1000)

バスによっては、内陸部のベラト(Berat)を経由するものと海沿いのフィエル(Fier)を経由するものがあるので、これらの都市へ立ち寄りたい場合は事前に運転手に確認しましょう。

ジロカストラ~ベラト間のバス移動

「千の窓を持つ町」・世界遺産のベラト(Berat)へは、不定期のフルゴンが出ており、いずれもサランダ始発でジロカストラ経由でベラトへ向かうものです。

所要時間:4時間
料金:1000Lek(=¥1000)

ジロカストラ~ヴローラ間のバス移動

ジロカストラからサランダ、「アルバニアのリビエラ」と呼ばれるヒマラ(Himarë)など小さな町を経由してヴローラ(Vlorë)へと向かう路線は、1日2本のバスが走っています。

ジロカストラ~ヒマラ

所要時間:5時間
料金:700Lek(=¥700)

ジロカストラ~ヴローラ

所要時間:7時間
料金:1000Lek(=¥1000)

おわりに:ジロカストラとベラト、どちらがおすすめ?

観光スポットをめぐるよりも、ただ町をそぞろ歩きして歴史を感じるのが楽しいジロカストラ。

ジロカストラと同じようにオスマン帝国時代の町並みと古代の城壁が残るベラト(Berat)と比べられることも多く、旅行者のあいだではどちらが良かったかよく議論の的となります。

↑「百の窓を持つ町」と称される、世界遺産のベラトの町並み

のぶよ的には、完全にベラトの圧勝です。
ジロカストラなんて足元にも及びません(笑)

ジロカストラの歴史的な町並みは保存状態があまり良くなく、ぼろぼろのまま放置されている建物が目立っていました。
また、旧市街のオールドバザールは、逆にきれいにリノベーションされすぎてしまっていて「作りもの感」がすごかったです。

また、ベラトに比べて観光地感が強かったのも残念。
オールド・バザールは、もはや観光地のお土産通りと化していました。

肝心のジロカストラ城も、現在観光できる部分はほとんどが19世紀以降に再建されたものだそう。
紀元前の城壁がそのまま残るベラト城塞とは比べ物になりません。

とはいっても、ジロカストラが世界遺産に指定されている魅力的な観光地であることは事実。

時間が許すなら、是非ベラトにも立ち寄って二つの町を見比べてほしいです。

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